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昼休みです危険です

遅くてすみません

短くてすみません

 昼休みになりました。教室にいては危険です、ダッシュで逃げます。手には体操服と体育館シューズが入ったかばん。なんと五時間目は嫌がらせが起きそうな体育なのです。死んじゃうよ。

 着替えは普通更衣室で行うものなんだけど、クラスの女子のたまり場となってしまうので敵地。アウェーです。よって私は屋上へと向かうのです。

 何とうちの中学は屋上が開放されています。しかし、真ん中にある大きなタンクのようなもののせいで日当たりが悪くじめじめしており、臭いです。異臭がします。しかも前日が雨だとそれはもう最悪です。異臭のする濁った灰色の水たまりがそこらじゅうにあって足の踏み場がないのです。臭くて死んじゃいます。……何と昨日は雨だったんです。


「ううぅ……ぐすぐす」


 泣きまねをしながらなんとか屋上に辿り着く。うっ、臭くて死にそう。いや、でもこれなら誰も近寄らないだろうし、見られる心配もなし!

 さっそくスカートの下からズボンを履いてスカートを脱ぐ。続けて上の服を脱いだそのとき、屋上に繋がっているドアが開いた。ガチャっという音に過剰反応してしまう。だ、誰か来る!? 早く着なくちゃ!!

 慌てているせいか手が滑ってなかなか着れない。どどどどうしよう! 女の子だったらいいけど、いや女の子でもやっぱりやだ!


「え」


「あ」


 あっさり見つかった。男子だった。ぎゃあああああああ! ちなみに今の私の格好は上の体操服を首と右腕に通したところ。ひああああああ!


「うわあああ、す、すいません!」


「いやーーーー!!」


 私が叫ぶ中、その男子はパニック状態に陥りながらも目を手で隠して謝る。話を聞いたところ、一つ下の一年生らしい。そのわりには大きいな。うん、大きい。

 私がなんとか体操服を着たところで、顔を出す。


「あの、大変お見苦しいところをお見せしまして、申し訳ございません」


「あの、俺の方こそ確認もせずにすいません」


「いえいえ私の方こそ」


 うん、これ、不毛な。あ、遅刻。


「ごめんなさい、それじゃあ!」


 私はダッシュで体育館へ! 遅刻、遅刻~!!


 体育館に着くと、もう大勢の生徒が集まっていた。今日は全クラス合同というかなり暑苦しい体育で、無理やりおしこめられた生徒の汗やなんやらのにおいが充満している。せまい、臭い、死んでしまう。

 やっと整列してある程度の隙間もでき、安心・安全の授業が始まった。授業の間は先生の近くにいれば安心だ。なにもしてこない。あはは、先生の前で何もできないなんていじめっ子じゃないぞ。いや、これ普通か。先生の前でしてくれたらさっさと終わって楽ちんなんだけどなあ。まあ、そんなこと、神崎さんたちがするはずもないか。そんな墓穴を掘ったような真似、するはずないよね~。

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