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公園、雪、笑う その二
寒いなぁ。布団から出たくないなぁ。
けど、パパに起こされた。
「外を見てごらん?」
「あ。 雪!」
「雪だるまでも作るか?」
「うん!」
私は着替えると走り出した。 パパったら、笑うばかりで動くのが遅い!
「早く!」
公園は一面の雪。
「うわあ! きれい!」
誰の足跡もない。
「一番!」
「こっち見てごらん?」
素直に振り向いた私がバカだった。
直後、私の顔面に雪球が直撃した。
ホント、パパって幼稚なんだから。
でも、私は笑顔だった。
という訳で(?)、無邪気に雪で遊ぶ(じゃれあってる?)パパと娘のお話(にはなってない?)です。