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木の机、白鳥ボート、英語
「はぁ」
僕は木の机に座って悩んでいた。
悩みは、英語で何て言うんだろう? ってことだ。
何を言いたいのか? それはデートのお誘いだ。
となりに住む外人の女の子を好きになってしまった。
彼女と二人で、一緒に白鳥ボートに乗れたら最高だ。
想像するだけで顔がにやけてしまう。
えい、当たって砕けろだ。
思い切って、となりの呼び鈴を押した。
扉を開け、彼女が出てくる。 この笑顔が素敵だ。
「ハ、ハロー…」
「あら、こんにちは」
あれ?
文学少女風三題噺作成からもらったお題です。外人さんでも、日本に住んでいれば、日本語話せますよね? きっと…。