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妖精、猫耳、賭場荒らし
どうしよう…。
昨夜の王様ゲームの結果、僕の使命は賭場荒らしだ。
全く無茶だ。
前回だって、猫耳をつけて競輪。なんて意味不明だった。
そもそも賭場ってどこだ?
「さ、行くわよ」
「え?」
見上げると、王様でもある彼女がいた。
「ほら、早く」
そして向かった場所は…。
「さ、パチンコよ」
で、始めるや否や大フィーバーだ。
「ひゃっほう!」
全く、笑顔は妖精の様だけど、店にとっては悪魔だ…。
まぁ、僕は彼女が笑顔ならいいけどね。
あはは。結局、彼女がパチンコしたかっただけ、だったりして…。 妖精がうまく使えなくて、結局いつものパターンに…。