207/430
白髪、地球儀、水槽
この海の向こうには何かがあるのだろうか?
行ってみたい。 それは、物心付いた頃に抱いた夢だった。
小学生の頃、地球儀を片手に海の向こうに夢をはせていた。
けど、成長するに従って現実の生活の中に埋没していった。
頭髪に白髪が混じっていることに気が付いた時、夢を思い出した。
それは、ほろ苦い思い出の様に感じた。
所詮、俺は水槽の中の魚だったのだろうか…。
だが、家族との生活を思い浮かべたとき、この上ない満足を感じた。
幼い頃の夢って、ふと思い出すと切なくなることもありますよね。 それでも、自分の人生を後悔してる訳じゃない。 大事なものをたくさん得た。 十分に満足。 そんな想いを書いて見たいな、と思いました。(さすがに、これでは書ききれてないですけど…)




