後書き
ここまで読み進めて下さり、ありがとうございました。
拙作はこれにて完結です。
青年の残した謎、皆さんは読み解けたでしょうか。一応答えは作中に載せていますが。
青年の目的は首飾り。これが本作でのミスリードです。
随所にそう見えるよう描写を配置しましたが、うまく引っかかってくれると嬉しいです。
11話で青年の目的が首飾りではない事を明かしましたが、では何が目的だったのか。
その点を踏まえた上で改めて最初から読み直すと、青年の別の姿が浮かび上がってくるといいなぁ。
たぶん鋭い人は一話でピンときたはずです。次に鋭い人なら3話かな。
なお、8話の謎の笑い声の伏線は今回の話では回収しません。
ナインヘルツシリーズを通してしばらくは伏線のままです。
あと2,3以上の話に似たような伏線を出す予定ですが、鋭い人はすぐ正体に気づくかもしれません。
二重のカモフラージュを掛けてますが、果たして見抜かれないかドキドキです。
実を言うとこの話は平成18年(2006年)末に第一話を某HPにアップし、第三話まで書いて今までずっと放り投げてた話でした。
「小説家になろう」を読み始めてまだ1年も経ってませんが、色々な話を読みふけるうちにまた駄文を書きたくなったものの、過去、今まで連載をまともに完結させたことのない自分です。
なので、供養の意味もこめて適当な長さで構成された拙作を書き上げる事にしました。
プロット自体は当初からあり、まったく変更する事も無く今日無事に書き上げたという次第です。
本当、書き上げられてほっとしました。
中身はアレですが……完全に自己満足の世界です。ええ。
色々と怖いので感想は完全に閉じてます。すいません。
最後に。
ここまで付き合って下さった皆さんへの感謝をここに。
叶うことならこれが心を揺らせた物語でありますように。