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【緊急クエスト】夕陽の鴨と冷徹なる尋問
夕食前という最も空腹な時間帯に、俺はスリープ(睡魔)という名の強力な魔法に囚われた。
目を開けると、そこには心配そうな顔をした勇者(嫁)の姿。
そして、俺の頬を伝う一筋の露……。
俺が見ていたのは、一羽の鴨が夕陽に向かって、この世の全ての哀愁を背負って飛び去っていく光景だった。
なぜか、魂を揺さぶられるほど悲しかった。
俺は夢の中で、鴨の幸せを願い、その背中に涙したのだ。
「大丈夫?悲しい夢でも見たの?」
慈愛に満ちた問いかけに対し、俺は魂の震えをそのまま言葉にした。
「……いや、何か鴨が夕陽に向かって去っていったんだ……」
「……は?????」
「だから、鴨が……」
「は???????????????(怒)」
嫁の瞳から心配が消え、代わりに困惑と殺気が宿るのを、俺の危機管理センサーが感知。
「ナンデモアリマセン……」
俺は即座に鴨の記憶を封印し、現実世界への復帰を宣言した。
▼ 本日のリザルト
クエスト状況: 失敗(心配のバフが怒りのデバフに変換)
嫁の反応: 理解不能につき、怒りゲージMAX
獲得称号: 鴨の見送り人
教訓: 夢の内容がどれほどエモくても、動物系の場合は黙っていろ




