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憂愁戀愛物語  作者: 捺魅
第2章 秘密崩壊
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バラされる真実




「瑞稀、話って何?」

「ずっと言いたくなかったんだけど、麗には本当のこと話すね」


瑞稀の顔は真剣だった。


「・・・本当のこと・・・?」

「あのね、落ち着いて聞いてね・・・」


「・・・うん・・・」



     『蒼井桜は男だよ』




   ◆




長い沈黙が訪れた。

麗の表情は戸惑いでパニックになっていた。


「・・・え・・・?」


「麗が知っている、蒼井桜は男だよ」

「・・・・え・・・・?」


まだ、信じられない様子。


「麗は中学校からだから、あまり分かってないと思うんだけど、桜は男なんだ」

「・・・え・・・でも・・・」

「もっと正確に言うと、”桜”は”咲良”で、本物の桜の双子の兄で・・・」


「・・・、何それ? え? え!? ちょっと待って、ものすごく意味が分からないんだけど。

 桜は咲良で、桜は男で、、でもそれは咲良であって、本当の桜の双子の兄?? 何それ・・・?」

「黙っててごめん・・・」

「いやいや、待って! 本気でわけわかんない! ものすごく分からない!」


瑞稀(わたし)は麗にすべての事情を話した。

でも、あまり信じていない様子。


「でも・・・、私、ちゃんと見た!」

「・・・何を・・・?」

「桜は女の子だった! 女の子の身体してたよ!?」


私は、前、桜からもらった電話のことを思い出した。




   ◆  




「はい、もしもし」

『み、瑞稀ちゃん・・・』

「・・・桜?」

『瑞稀ちゃん・・・」

「どうしたの? 桜、泣いてるの?」


その電話の内容はこうだった。


 ”お兄ちゃんと一緒の制服を着た髪の長い女の子に襲われた”


最初は意味が分からなくて、ものすごく戸惑ったけど、桜の異常な反応に事情まで聞くことは出来なかった。

その翌日に、私は咲良から、桜が精神的なことが原因で倒れたということを聞いた。




   ◆




そんなこんなで、今、なんとなく話が繋がったような気がした。


「それ、本当に咲良? 違うよね、女の子の身体してるのは咲良じゃなくて、桜だよ」








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