苛立ちと思案
遅くなり、すみませんでした。
途中からマリアン視点となります。ご注意下さい。
ダンッ!
「くそっ!」
ハーヴエスト家から戻ったシルベルトは執務室の机を拳で叩きつけ、怒りに震えていた。
ミアが消えたことで怒りや不安といった感情があふれ、さらにロゼリアとの対談で焦りも加わり怒りは募るばかりであるシルベルトはピリピリとした状態であった。
「まあまあ、落ち着きなよシル。別に今ロゼリア嬢の仕業だと決定しなくてもまずはミアちゃんを見つけるのが先決だろう?」
「・・・ああ、そうだなマリアン。すまない」
「いいよ、いいよ。それだけミアちゃんが大切ってことだし」
ピリピリしているシルベルトをマリアンがなだめ話を始める。
「それにしてもミアちゃんはどこに行っちゃったんだろうね?」
「ああ、ミアが自分から出ていく筈はないし、やはり誰かに拐われたとしか思えないだろう」
「そうだね。まあ、取り合えずは全力で探すしかないかな?」
「その通りだ。ということでカイン」
「はっ!」
「お前には引き続きミアの捜索を頼む。何としてでも探し出せ」
「はっ!かしこまりました!」
「では行けッ!」
「はっ!失礼します!」
シルベルトはカインにミアの捜索を言いつけ、カインは捜索を開始すべく執務室から退出した。
もともと、ハーヴエスト家を退出した際に他の二人とは別れていたため、今執務室にいるのはシルベルトとマリアンだけとなった。
「さてと、じゃあ僕もそろそろ行こうかな」
「・・・そうか」
「そんなに思い詰めないでよ。大丈夫だよミアちゃんはきっと無事さ」
「・・・そうだな、ありがとうマリアン」
「うん。まあ、僕のほうでも調べてみるよ」
「ああ、頼む」
「はいはい、それじゃあね」
カインの退出後マリアンもシルベルトを励ましつつ、いつものように飄々とした感じでドアのほうを向きながら手を振り退出した。
――――――――――――――――――――――
王宮の廊下を一人歩きながらマリアンは思案に耽っていた。
(さて、誰がミアちゃんを連れ去ったのかな?
順当に考えればロゼリア嬢もしくはハーヴエストの差し金だろうけど、彼らがこんな自分達が一番疑われるようなことをするかな?)
(でもミアちゃんのいた部屋や倒れた兵士を見たところスムーズな身のこなしだと思うんだよね。
動作に無駄がないというか、相手に隙を与えてないというか、それでいて、死者も出ていない。
こういう芸当ってハーヴエスト家の人間以外で出来る人いるのかな?)
(まあ、それはおいおいでいいか、少しシナリオは変わっちゃったけどあいつを破滅に導くことに支障はないしね)
(シルベルト、何にせよお前は必ず破滅させてやる。例え何があろうともお前だけは許すことはない。だからお前には生き地獄を味わわせてやる。彼女のためにも・・)
(・・・・・・・そうだろう?エミリア)
今回も遅くなりすみません。
次回は少しずつ書いてます。
なるべく早く更新出来るといいな(^_^;)))
いや、しますね!
これから更に様々な人の思惑が明らかになる!過去も明らかになる!予定ですのでこれからもよろしくお願いいたします。
この度はお読みいただき、ありがとうございました。




