コミュ障と世話人
アマリリスは自分の事が1番好きだ。
変わってると言われる声も、平均的な幼児体型と長くも無い足も自分側から見るとスタイル良く見えるから。
化粧は苦手だ。日焼け止めも下地もお肌がピリピリするから。日傘をさして歩けば良いし、そんな物を塗らなくても鏡に映る自分はキレイだ。
他の人には分からないかも知れないけど、私は私を愛しているから大丈夫だ。
これは自分は自分しか愛してくれないのだと諦めてしまった馬鹿な子が少しだけ、愛を探す話。尚、見つかるとは言ってない。
人間は不器用な生き物だ。泣いたり、笑ったり、本当に忙しいと思う。憧れているんだ。ーアマリリス
アマリリスは美しい生き物だ。否、どちらかと言えば可愛いに属するが、アマリリスは美しい事が大好きなので、美しいと表現する。
僕はヘリオ。
アマリリスの幼なじみであり、召使いでもある。因みに飼い主でも有る。アマリリスは人と関わる事が大好きだが、中には高圧的、というか、アマリリスの苦手な分類の人間も多くいる。おそらくは人類の大半が嫌いな部類に入っている…。
それでも人と関わる事は大好きなので、アマリリスは積極的に関わろうとはする。…するだけだ。
大抵は緊張してパニックを起こし、ほぼ喋る事も出来ず逃げ帰って来る。酷い場合は動けなくなり、僕の迎えが来るまで待つ事になる。
そして家に帰り着いた後、悔しくて泣くのだ。それはもう、盛大にね。
可哀想なアマリリス。そんな君が僕は大好きだ。
頑張って頑張って、何度倒れても諦めない。
…家の中だと泣いているけれど…もう人間と関わらないと何回も聞いたけれど、懲りずに人に関わろうとする。
「美しい美しいアマリリス。貴方と僕の幸せの為に世界は有る」
「ッ、グスッ、ヒグッ、うえっ、人間なんて、嫌いだけど好きだァぁぁぁ!!!!」
「どっちかにしなさい」




