表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
19/33

第7章その2

 カラランと耳に心地良い、ドアベルの音が鳴り響いた。パンを並べていた店主が振り返る。客は今のところ、トムとハジメの二人だけだった。

「こんにちは、ゴカイさん」

「あらハジメさん、いらっしゃい」

ハジメはカウンターの中にいる店主にあいさつをした。トムはゴカイのことを、

(きれいな女性ひとだ!)

と、こっそり思った。ただし、彼女の耳は先が細長く尖っていたのだった。

「今日は何にしますか? あら、その子は?」

「僕の友人で、トムと言うんだ」

「こ、こんにちは」

少し顔を赤らめて、トムはあいさつをした。

「トムが、そこの棚のキャンディーが欲しいんだって」

ハジメが陳列棚を指差した。

「棒付きのね。ちょっと待ってて」

ゴカイはガラス容器のフタを開けて、赤と白のキャンディーを一本取り出した。きれいなリボンが結ばれている。

「この色でいいかしら?」

差し出されたキャンディーを前にトムは戸惑った。ちらりとハジメを見る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ