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校庭
—校庭—
学校の校庭を玄関前、右横から通ると
公園に着いた、奥には校庭がある。
公園は簡素なもので滑り台や
ジャングルジムがこじんまりと
この公園に佇んでいる。
タタタタ
5名ほどの部隊員が公園に散開し
周囲を警戒している
「ひでぇ匂いだ」
校庭を見て指揮隊長が呟いていた
匂っているらしい、微かにだが
骨格内部からも匂いが入り込んでいる
「赦したまえ…」
部隊員の一人が
小さな声で何かを囁いている
誓いの言葉だろうか
鵺部隊は校庭へと進む
ガスンッ
ガスンッ
ガスンッ…
…
「これには慣れないな…」
斥候の一人が公園と
校庭の境目で口を開いた
校庭には穴が無数に掘られ
その中はビニールで
包まれた遺体が置かれている。
この学校は北安領事団の最初の
軍事拠点で市民の避難所でもあった。
ここで初めてミュータナーと交戦した
鵺部隊がここに待機していたとき、突然
空から巨大な肉の塊が飛来してきた
ミュータナーだ
ミュータナーは市民たちを襲い
北安領事団の戦力を
ここで削ぎ落としていった。
あのときわたしもそこにいた、目の前で
人々が死んでいくのを見ていた
あれから何日かが過ぎて
わたしはまたここへきた。
時は流れてしまう、涙のように




