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[GEAR HEAD]  作者: 地位分沢口
第二区画
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39/50

校庭


—校庭—


学校の校庭を玄関前、右横から通ると

 公園に着いた、奥には校庭がある。


 公園は簡素なもので滑り台や

 ジャングルジムがこじんまりと

この公園に佇んでいる。


 タタタタ

 5名ほどの部隊員が公園に散開し

 周囲を警戒している


「ひでぇ匂いだ」

 校庭を見て指揮隊長が呟いていた


 匂っているらしい、微かにだが

 骨格内部からも匂いが入り込んでいる


 「赦したまえ…」

 部隊員の一人が

 小さな声で何かを囁いている

 誓いの言葉だろうか

  鵺部隊は校庭へと進む


 ガスンッ

 ガスンッ

 ガスンッ…

 …


「これには慣れないな…」

 斥候の一人が公園と

 校庭の境目で口を開いた


 校庭には穴が無数に掘られ

 その中はビニールで

 包まれた遺体が置かれている。


 この学校は北安領事団の最初の

 軍事拠点で市民の避難所でもあった。


 ここで初めてミュータナーと交戦した

 鵺部隊がここに待機していたとき、突然

 空から巨大な肉の塊が飛来してきた


 ミュータナーだ

 ミュータナーは市民たちを襲い


 北安領事団の戦力を

 ここで削ぎ落としていった。


 あのときわたしもそこにいた、目の前で

 人々が死んでいくのを見ていた


 あれから何日かが過ぎて

 わたしはまたここへきた。



 時は流れてしまう、涙のように

 

 

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