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君の部屋
――君の部屋――
カチッ…
カチッ…
時計の針は進み続けていた、
目覚めるとあの部屋にいた
照明はオレンジで窓は空いていない
バシ‥
立ち上がり便所に行こうとしたが見当たらない、
はじめからないように
テレビは照明の光が反射していて
大戦時代の映像を流している。
まだ“ファング“が生まれる前の大戦だ、
「デッデーデーテテテテ♩」
「「我らぁ師団の使命はただ一つぅ」」
「「祖国を守りぃ、死ぃすることぞ」」
「「古今〜無双のぉ〜牙なりてぇ〜」」
「「愛ッするものを――
プツン
映像が切れた
「あなたは私を選ばなかった」
後ろから少女の声がして
視界が暗くなった
視界が明るくなる、
目の前に白と黒が混じった髪を
靡かせた妖幻が座布団に座っている。
「よぉ目覚めたか、木偶の坊は
眠らないんじゃなかったか?」
かつて人はひとつだけ
憑かれるとは二つの理を持つということ




