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第十四話 もう足元なんか見ない

作者:さっちゃん
最新エピソード掲載日:2026/05/24
高校に入ってから、私は夢中でバレーを続けていた。

練習試合にも少しずつ出させてもらえるようになり、初めて大会用のユニフォームを受け取る。

十二人の中に選ばれたことが、とにかく嬉しかった。

だけど試合会場で見た他校の選手達は、中学とは比べものにならないほど迫力があった。

大きな声。
重たいスパイク。
張り詰めた空気。

足がすくみそうになる。

それでも私は、もう弱い自分を見せたくなかった。

もう足元なんか見ない。

そう思いながら、初めて高校のコートへ足を踏み入れる――。
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