表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Bloom Code ―太陽女学院ゲーム開発部―  作者: れんP
一学期編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/67

第三十一話「動き出すコード、揺れるつぼみ」



 


私は染井 芳乃(ソメイヨシノ)

城津 芽草(シロツメクサ)ちゃんと星咲 睡蓮(ホシザキスイレン)さんと糸刃 翔(イトバ ショウ)ちゃんと花森 菫(ハナモリ すみれ)ちゃんと顧問の風信子 桃花(ヒヤシンス ももか)先生と黒百合 リリィ(クロユリ りりぃ)ちゃんといっしょに太陽女学院でゲーム開発部をしています!


 


◆ 部室棟・ゲーム開発部部室


 


「それじゃあ――」


 


私はホワイトボードの前に立つ。


 


 


「“Bloom Code”開発、スタート!!」


 


 


「えぇ、計画通り進めましょう」


 


芽草ちゃんが隣で頷く。


 


 


◆ 役割分担


 


「私と芽草ちゃんは全体設計と指示!」


 


 


「私はプログラムを担当します」


 


 


「……絵、描く」


 


 


「音、がんばります……!」


 


 


「私は見守り役みたいね」


 


 


「わ、私は……バグ、探します……!」


 


 


 


「完璧!!」


 


 


◆ 1日目


 


「まずは基本システム!」


 


 


「育成ループの構築からですね」


 


 


睡蓮さんがキーボードを叩く。


 


 


カタカタカタカタ……


 


 


「……早い」


 


 


翔ちゃんがぽつり。


 


 


 


「仮の画面できました」


 


 


「おおー!!」


 


 


 


「花の画像は仮素材ですが」


 


 


 


「……あとで描く」


 


 


 


「うん!よろしく!」


 


 


 


◆ 2日目


 


「UIの配置、こうした方がいいかも」


 


 


「えぇ、視認性を優先しましょう」


 


 


 


「……描けた」


 


 


翔ちゃんがタブレットを見せる。


 


 


 


「わああ!!かわいい!!」


 


 


 


そこには――


 


 


小さくて、まだつぼみの花のキャラクター。


 


 


 


「これが最初の“種”……!」


 


 


 


「……うん」


 


 


 


◆ 3日目


 


「音、少し作ってみました……!」


 


 


菫ちゃんが再生する。


 


 


 


ポロン……ポロン……


 


 


 


「優しい……!」


 


 


 


「成長段階で変化させたいです……!」


 


 


 


「いいね、それ採用!!」


 


 


 


◆ 4日目


 


「……バグ、あります」


 


 


リリィちゃんが小さく言う。


 


 


 


「どこ?」


 


 


 


「選択肢……押すと……花が、消えます……」


 


 


 


「えっ!?」


 


 


 


睡蓮さんが画面を見る。


 


 


 


「……条件分岐ミスですね」


 


 


 


「修正します」


 


 


 


「ナイス発見だよリリィちゃん!」


 


 


 


「え、えへへ……」


 


 


 


◆ 5日目


 


「イベント実装!」


 


 


 


「春イベントからいきます」


 


 


 


「……咲く」


 


 


翔ちゃんが新しいイラストを出す。


 


 


 


つぼみが少し開いた姿。


 


 


 


「成長してる……!」


 


 


 


「いい流れね」


 


 


 


◆ 6日目


 


「……音が、重なってます……」


 


 


 


「え?」


 


 


 


「同時再生で変な感じに……」


 


 


 


菫ちゃんがしょんぼり。


 


 


 


「大丈夫!」


 


 


 


「優先順位つければいける!」


 


 


 


「修正、手伝います」


 


 


 


「ありがとうございます……!」


 


 


 


◆ 7日目


 


「秋イベント、分岐多すぎない?」


 


 


 


「……確かに」


 


 


 


「整理しましょう」


 


 


 


芽草ちゃんが分岐図を書き直す。


 


 


 


「これでどう?」


 


 


 


「……シンプル」


 


 


 


「いいと思います」


 


 


 


◆ 8日目


 


「冬イベント……」


 


 


 


「重要な部分ですね」


 


 


 


「記憶の反映、入れたい」


 


 


 


「過去の選択を参照します」


 


 


 


「それってすごくない!?」


 


 


 


◆ 9日目


 


「……またバグ」


 


 


 


「どこ?」


 


 


 


「優しくしてるのに……攻撃的な花になります……」


 


 


 


「えぇ!?」


 


 


 


「フラグ逆ですね……」


 


 


 


「修正します」


 


 


 


◆ 10日目


 


「……描き直した」


 


 


 


翔ちゃんが見せたのは――


 


 


完成に近づいた花たち。


 


 


 


色も形も違う。


 


 


 


それぞれに“個性”がある。


 


 


 


「すごい……」


 


 


 


「全部、違う……!」


 


 


 


◆ 11日目


 


「だいぶ形になってきましたね」


 


 


 


「えぇ」


 


 


 


「あと少し……!」


 


 


 


「……完成、近い」


 


 


 



 


何度も失敗して、


 


何度も直して、


 


何度も考えて。


 


 


それでも――


 


 


少しずつ、少しずつ。


 


 


 


私たちのゲームは、


 


確実に“成長”していた。


 


 


 


まるで――


 


 


育てている“花”みたいに。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ