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Bloom Code ―太陽女学院ゲーム開発部―  作者: れんP
一学期編

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第十七花「開花祭・前編!!」

私は染井 芳乃(ソメイヨシノ)

城津 芽草(シロツメクサ)ちゃんと星咲 睡蓮(ホシザキスイレン)さんと糸刃 翔(イトバ ショウ)ちゃんと花森 菫(ハナモリ すみれ)ちゃんと顧問の風信子 桃花(ヒヤシンス ももか)先生といっしょにゲーム開発部で頑張っています!


 


今日は――


 


開花祭当日!!


 


 


「わぁ〜!みんな張り切ってるね〜!」


 


 


校門をくぐった瞬間、

一気に広がるにぎやかな空気に、私は思わず声をあげた。


 


カラフルな飾り付け、呼び込みの声、笑い声。


 


まるで別の世界みたい。


 


 


「そうね、みんな自分たちの出し物のために頑張っているもの」


 


 


芽草ちゃんが穏やかに答える。


 


 


「他のみんなも楽しんでるかな」


 


 


「えぇ、おそらくそうね」


 


 


 


「発表は午後からだし……」


 


 


私はみんなを見渡す。


 


 


「それまで、回ってみない?」


 


 


 


「いいですね」


 


 


「……行きたい」


 


 


「わ、私も……!」


 


 


 


「決まりね」


 


 


芽草ちゃんが小さく微笑んだ。


 


 


 



 


まず最初に向かったのは――


 


 


「いらっしゃいませー!メイド喫茶でーす!」


 


 


元気な呼び込みの声。


 


 


「おぉ……!」


 


 


「王道ね」


 


 


教室の中に入ると、

かわいい衣装の生徒たちが出迎えてくれる。


 


 


「お帰りなさいませ、ご主人様♪」


 


 


「ぶっ……!?」


 


 


私は思わず吹き出しそうになる。


 


 


「……似合ってる」


 


 


翔ちゃんがぽつり。


 


 


「芳乃、顔真っ赤よ」


 


 


「うぅ〜!」


 


 


 


ケーキとジュースを頼んで、一息。


 


 


「おいしい……」


 


 


「雰囲気作りも上手ね」


 


 


「……勉強になる」


 


 


 



 


次に向かったのは――


 


 


「お化け屋敷……」


 


 


暗い入口。


 


 


「……どうする?」


 


 


「い、行く!」


 


 


なぜか私は即答していた。


 


 


 


「絶対後悔するわよ」


 


 


「……でも行く」


 


 


 



 


――数分後。


 


 


「きゃあああああああ!!」


 


 


 


「ちょっ、引っ張らないで!」


 


 


「無理無理無理!!」


 


 


「……怖い」


 


 


「ひぃ……!」


 


 


 


全員で半泣きになりながら脱出。


 


 


 


「もう……二度と入らない……」


 


 


私は壁にもたれかかる。


 


 


 


「……楽しかった」


 


 


翔ちゃんがぼそっと言う。


 


 


 


「えっ!?」


 


 


 



 


その後も――


 


 


射的コーナーで景品を狙ったり、


 


 


「やったー!当たった!」


 


 


「意外と上手ね」


 


 


 


クラス展示の迷路に入ったり、


 


 


「出口どこー!?」


 


 


「落ち着いて、右よ」


 


 


 


軽音部のライブを見たり。


 


 


 


「すごい……!」


 


 


「迫力あるわね」


 


 


「……音、いい」


 


 


 


 


いろんな場所を回るたびに、

それぞれのクラスの“想い”が伝わってくる。


 


 


「みんな、すごいね……」


 


 


私はぽつりと呟いた。


 


 


 


「えぇ」


 


 


芽草ちゃんが頷く。


 


 


 


「だからこそ――」


 


 


 


「私たちも負けていられないわね」


 


 


 


 


その言葉に、胸がぎゅっと熱くなる。


 


 


 



 


気づけば――


 


 


「……そろそろ時間」


 


 


翔ちゃんが時計を見る。


 


 


 


「あっ……!」


 


 


 


「発表、近いですね」


 


 


 


「準備に戻りましょう」


 


 


 


 


さっきまでの楽しい空気が、少しだけ変わる。


 


 


 


ドキドキ。


 


 


 


「いよいよだね……」


 


 


 


「えぇ」


 


 


 


「……がんばる」


 


 


 


「は、はい……!」


 


 


 


 


私は、ぎゅっと拳を握った。


 


 


 


「よし!」


 


 


 


「ゲーム開発部――行くよ!!」


 


 


 


「「「「おー!!」」」」


 


 


 


開花祭。


 


 


その舞台で――


 


私たちのゲームが、初めて“誰か”に届く。


 


 


 


次回――発表本番!!


 


ゲーム開発部の挑戦が、ついに試される――!

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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