パーティーはまだ始まらない2
大体同じぐらいの長さで書いていますが、長くなたtリ短くなったりすると思います。
そろそろ戦闘も入れたい所…
「すると、参加と言うことでよろしいかな?」
「はい。
ただ、雪さんも一緒でよろしいですか?」
「族長より話は伺っている」
黙示と雪の反応を見たゴードが確認をする。
黙示は一度ゴードへと頷き、雪も同伴していいかと尋ねるとリドルは元々そうなると分かっていたのかゴードも悩む事無く了承した。
それを見た黙示は、置いてけぼりになっていた林檎達へと顔を向ける。
「という事で、数日お店を休みにする事になったよ」
「も、も、黙示さんって実はすごい人なんですか!」
話の流れを聞いていた林檎は身を乗り出してカウンターの向かいに居る黙示へと詰め寄った。
林檎も貴族の概念を知っている。
混ざった世界では、そういう貴族同士の付き合いも存在しており林檎が通う学校の友人にも令嬢と呼ばれる者がおり、たまにパーティーが…と遊びの誘いを断られている事もあった。
そういう事を少なからず知っていた林檎は、自分の知識と聞いた話を照らしあわせ内容を整理して黙示はお偉いさんのパーティーに呼ばれたんだよ理解した。
そうとなれば、そこそこに通っていても謎だらけの黙示の素性が気になって仕方がない。
「ただの喫茶店のマスターですよ」
黙示はいつも通り笑みを浮かべたまま、いつも通りに林檎に答える。
その流れに不満気な様子を浮かべながらも教えてはくれないんだろうと諦め座っていた椅子に座り直した。
それを見ていたリュコスも黙示を見て呟いた。
「それなりに昔から知ってるけど、マスターの人脈って謎っすよね」
「こういうお店をしていると、なにかと知り合うものですよ。
ゴードさん、準備もしたいので明後日ぐらいに迎えに来てもらってもいいですか?」
リュコスの呟きに返した黙示は、誰かが喋る度に目線を動かし立っていたゴードに気付き、こちらの予定を伝えた。
ゴードも、それを聞いて頷き一礼すると店を出て行く。
「予定では何日ほど?」
「そうですね…10日ほど見積もって行きましょうか。」
「はい」
ニコリと優しい笑顔で頷いた雪はカウンター奥にある暖簾をくぐっていった。
「それまでお休み?」
黙示と雪のやり取りを聞いていた林檎は、遊び場が減ると言わんばかりに不満気に黙示に聞くと
「一応友人に話しておくので、暇であれば代わりに店を開けてくれますよ」
と、黙示は苦笑いをしながら返した。
その言葉を聞いた林檎は、再度驚いた顔をする。
「マスター以外に、このお店できる人居たんですか?」
「えぇ、まぁ居ますよ。
ここ数十年は、店を空ける用事は無かったから誰かに頼む事も無かったけどね」
ハハハと笑う黙示を見ながら、林檎は黙示の言う友人の姿を想像し始めた。
その横でリュコスは誰か検討が付いたのか黙示に聞く。
「もしかして、ラトさんっすか?」
「あぁ、リュコス君は会ったことがありましたね」
「結構前なんで、元気な方ってぐらいしか覚えてないっすけど」
そう言いながらリュコスは、最後の一個となった饅頭を食べる。
黙示は、おかわりは?と目で聞くとリュコスが首を横に振ったのを確認しつつ不思議そうに見ている林檎に話始めた。
「ラトさんは僕の古くからの付き合いでして、何かと暇になると現れる方なんです。
不思議な方なんですが、いい子なんですよ。
ただ、前回店を任せた時は彼女のご友人で溢れかえって大変な事になったんですよね」
「皆さん面白かったと評判でしたよ?」
「普通の人間の方々には不評でしたけどね」
横で話しを聞いていた雪が楽しそうに呟いたが、それをしっかりと聞いていた黙示は楽しくなさそうに返した。
「人間には?ど、どんな人なんだろう…」
呂呂の件があり、黙示の人脈の広さから何が来てもおかしくないと更に想像を広げる林檎にリュコスが心配そうな目線を送るが…想像することに夢中になった林檎が、それに気付くことはない。
「怖いもの知らずか…」
「相手が怖いものと分かってないだけだと思いますよ」
「なるほどっす」
リュコスの呟きに雪がミルクを用意しながら答え、リュコスも納得して一度頷きミルクに口をつけた。
「今回は、一応ラトさん以外に頼むつもりですが…今から大丈夫か不安になってきました」
黙示の頭のなかでは、ラトともう一人の知り合いが店を切り盛りしている風景を浮かべ、こういう頼み事ができる知り合いの少なさに悲しくなった。
-自己紹介-
-喫茶店-本の蟲-のマスター-
明示 黙示
性別:男
喫茶店-本の蟲-の店員(厨房担当)
雪
性別:女
いつもの:アイスティー
-常連客-
橋本 林檎
性別:女
いつもの:ミルクティー
高校生
月無 リュコス
性別:男
いつもの:饅頭
補足:コンビニ店員
-客-
ゴード・バリオン
性別:男
補足:龍族




