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ピーファウルの落伍者6





 諸々の始末を終え、事態を把握し遅まきながら慌てふためく時雨を宥め、空部は現地解散する運びとなった。


「じゃあ、由良ちゃんは俺が送ってくよ」


「えっ」


 提案する武蔵。男と判明したものの、見た目が女の子なのは変わりない。

 変な輩に襲われても困るので、武蔵は由良のエスコートを受け持つことにした。

 しかしそこに別人が立候補する。


「私が送ります。武蔵は1人で帰って下さい」


「ちょ、女の子2人じゃ意味ないだろ」


「……僕、男です」


 武蔵は何故か帰宅経路が完全に被っているはずのアリアにはぶられた。


「由良、貴女の家ってどの辺ですか?」


「えっと……海沿いの、小さな工場が集まっているところです」


「ああ、あの辺りですか。では行きましょう、道中色々と聞かせて下さい」


 頷く由良。技術的なことに関しては、おおよそ答えられるつもりだ。


「航空機用ロータリーエンジンと自動車用ロータリーエンジンって何が違うのですか?」


「根本的に別物です……」


 きゃっきゃと談笑しつつ去ってゆく2人、その背後に武蔵は変質者的な視線を向ける。

 ダメな意味で熱視線を注ぐ彼に、妙子は訝しげに問う。


「どしたの、武蔵くん?」


「いえ、あの2人が送り狼ガオーしたら誰も困らない優しい世界だなあって」


「優しいけど武蔵くんはそれでいいの? Y染色体がないと人類滅亡するわ」


「いや由良もYですけど。まあ由良ちゃんの場合、付いてても妊娠しそうで怖いのですが」


「武蔵くん、帰ろ?」


「はい。あ、歩けますか? なんならおんぶします?」


「特に怪我とかしたわけでもないのに、チャンスがあればセクハラしようとするその心意気。可愛くないわ」


「今後、捻挫するご予定は?」


「しません」


 持ち込んだ機体の輸送手続きを終え、2人は並んで帰路につく。

 真新しいバスターミナル。バスはバスでも、空中バス―――ヘリコプターの発着場だ。

 武蔵は当然にように実家方向の空中バスに乗り込もうと、その機体へと歩く。


「ね、武蔵くん」


 数歩先を行った妙子は、踵を返し武蔵と向き合う。


「ちょっと寄り道、しない?」


 普段なら『ラブホですか?』などと軽口を叩くところだが。

 妙子の真摯な眼差しに、武蔵は無言で首肯することしか出来なかった。







 離陸したバスは、一路夕日へ向かって飛ぶ。


秋津洲(部室)、なかなか使う機会がないわねぇ」


「飛空艇を飛ばすのも安くないですから」


 部室船を放課後の練習程度で動かしていては、予算が湯水の如く吹き飛ぶ。

 よって、今日の輸送手段はシンプルにトラックだった。


「あ、さっき乗った飛行機が運ばれてる!」


「ルート的にここまで来ませんよ、別の空部の機体でしょう」


 運搬速度は遅いものの、車両輸送はとにかく安く済む。かつては運転手の人件費もかかったが、今では自動運転によってトラックのレンタル料だけで済むのだ。


「空を飛ぶようになっても、道路は相変わらず車でいっぱい」


「いつかは廃れるんですかね、自動車って道具も」


「ええー? ないわよ、ないない。車なんて100年前からずっとあるじゃない」


「100年前は馬だって主要交通手段でしたよ」


 武蔵は腕時計型の端末に目を移す。

 かつて懐中時計が腕時計にシフトしたのに倣ったわけではなかろうが、携帯端末もまた形を変えて手首にその定位置を移動した。

 古いものは、より便利で高性能なものに容赦なく淘汰される。その流れを覆すことなど誰にも出来ない。

 100年前の戦闘機を駆る者として、それは受け入れがたい現実だった。


「あの大半が自動運転車です」


「安全で運転手も必要ないもんね、交通事故なんて死語になったわ」


「近いうちに、航空機のパイロットも廃業するんでしょうね」


 難しい顔をする武蔵に、妙子は眉を顰める。


「他の女の子と考えてる」


 なんでそんな鋭いの、と武蔵は女の勘という奴に恐怖した。


「そういうのは俺の女になってから言って下さい」


「アリアちゃん?」


「ええ、まあ」


 コンピューターの補正なしで飛ぶ飛行機は、本当にもう存在しなくなる。

 初期は自動運転の危険性が危惧されていたが、今となってはヒューマンエラーこそを危惧されるようになった。

 機会式操縦系しか操れないパイロットなど、需要がまったくない。アリアに操縦を教えても、それを将来の糧にする手段はもとより存在しないのだ。


「私を見てよ」


「見てますよ。この場にいるんですから」


「私のことを考えて」


「頭の中は治外法権です」


「武蔵くんの中に足柄軍基地を建設します」


「主権!」


 とんだ侵略国家であった。

 ドンと機内に軽い衝撃が走る。ヘリが着地したのだ。

 ローターの回転にブレーキがかかり、一気に減速する。相殺する前後ローターのトルクが機体を震わせた。

 最後にブザーが鳴り、自動ドアが開放される。同時に発着場を囲む安全柵が下がり、地面と同化した。

 ぞろぞろと降りる乗客。入れ替わりに人が入ってきて、妙子が流されそうになる。


「失礼」


 武蔵は妙子の手を掴み、身体で庇いながら外に出た。


「お、女の子の手を急に掴んじゃダメよ」


「断ったからセーフです」


「……ごめんね?」


「お気になさらず」


 妙子が実は身体を触れられるのが苦手だということに気付いていた武蔵は、気まずげな彼女に気にしていないと手をひらひら振った。


「……ごめんね」


 消沈した様子に、これは実は重症だなと武蔵は対処への真剣味を増す。


「それより行きましょう、リクエスト通り海の見える公園ですよ」


 ぶっちゃけこの近辺に住んでいれば海など珍しくもないが、それでも海原の夜景を見る為に集まる男女は少なくはない。

 古い洋風のそれを模した灯台に照らされたこの海岸は、22世紀にそぐわないノスタルジックな雰囲気を残す場所として多くの人に親しまれていた。

 手すりから身を乗り出し海風を受ける妙子。長い髪が紗々の如く流れ、連れのいる男性たちが本命を忘れ見入るほどに絵になっていた。

 各所で発生した修羅場に苦笑しつつ、武蔵は妙子の隣、柵に背中を預ける。


「海には興味ない? 武蔵くん」


「そういうわけでは。ただ、あっちの方が気になって」


 武蔵は灯台を見上げる。

 現在も稼働中の灯台だが、なんとも原始的な手段だと武蔵は奇妙に思えた。

 ナントカ測位システムや電波灯台など、それに変わる手段は幾らでも存在する。

 だが人が最後に安堵するのは、ああいう直感的な理解に繋がる現在位置把握手段なのだろう。


「武蔵くん」


 ふとかけられた声。

 隣の美女を見ようとして、人差し指で頬を突かれ顔の旋回が中途半端に終わる。


「また古風な悪戯を」


「違うの、そのまま聞いてほしいの」


「斜め42度の微妙な角度で?」


「……灯台を見上げてて。私を見ないで、上手く話せなくなりそうだから」


 要望された通り、崖端の灯台を再び見上げる武蔵。


「意識すると、けっこう首が疲れます」


「頑張る男の子って素敵だと思うな」


「よーし、一晩中見上げちゃうぞー」


 妙子はその後、無言で立ち去った。


「……あれ? 先輩、妙子せんぱーい? なにこれ、放置プレイ?」


 灯台に視線を向けたまま、動けなくなった武蔵。

 ややあって、妙子が戻ってきた。


「どこ行ってたんですか、寂しくてウサギみたいに過労死しそうでした」


「ウサギが寂しくて死ぬのは迷信……え? 過労死なのあれ?」


 武蔵の手に温かい物が握らされる。形状から、缶飲料であることはすぐ判った。


「付き合ってくれたお礼」


「俺としてもデートは約得ですから、気にしなくても良かったのに」


「炭酸飲料が温かいコーナーで売られてたから、思わず買っちゃったわ。きっと自動販売機に補充する人が間違えたのね」


「感謝の気持ちを感じない!」


 宇宙コロニーのセルフ・アークには四季がある。

 コロニー内の環境は人工知能によって制御されており、冬は寒いし夏は暑くなる。

 人間の健全な生活にはある程度の負荷が必要という考えから、あえて場合によっては過ごしにくい環境が用意される。

 今は5月。さすがに温かい飲み物はお呼びではない時期だった。

 見上げたままにプルトップを手探りで開けると、炭酸らしい『プシュ』という手応えがあった。マジで温かい炭酸飲料である。

 「戴きます」と断ってちびちび口にする。日中ならまだしも、まだ夜は暑苦しくはなく、ホットな炭酸は意外と飲めた。


「美味しい?」


「意外に。あれ、先輩も同じ物を買ったんでしょう?」


「そんなチャレンジ精神ないわよ、私は普通の紅茶にしたわ」


 いい性格してやがる、と武蔵は思った。

 ホット炭酸を一口飲み、手を降ろす。

 降ろした手を、妙子の手が包み込んだ。


「先輩?」


「何がを握ってたら、握り返される心配もないでしょう?」


 触られるのが嫌だから、自分から触っておけばいいという判断らしかった。

 どのような葛藤の末に得られた解決策なのか、武蔵にはよく判らない。


「先輩は愛されるより愛したいタイプでしたか」


「そうかもしれないわ。誰かに想われるって、怖い」


 武蔵は彼女の顔を見たい衝動を堪え、上を見続ける。


「武蔵くん、よく私が人に触れられるのが苦手だって知ってたわね」


「まあ、なんとなく」


 彼女は能天気なようで、その実とてもガードが硬いのだ。

 その彼女が、弱みを自ら晒している。その重みを解せない武蔵ではなかった。


「私の家って、ちょっとだけお金持ちなのよ」


 彼女の述懐は、あるいは唐突に始まった。


「生徒会長くらい?」


「財閥の末裔で重工の令嬢と一緒にしないでよ……医者の家系なの、両親も上の兄弟も皆お医者さん」


 なるほど、と武蔵は何かに納得した。

 彼女の妙な育ちの良さというか、世間とは若干ズレたところはそういったところが起因しているらしい。


「曽祖父だったかしら。その頃は小さな診療所だったんだけど、今では大きな病院で重役とかやってるの」


「ああ、下僕を引き連れて院内を練り歩くアレですか」


「あんなの実際やらないからね?」


 大病院の上層部には闇がある、というのは偏見である。

 勿論そういう場所もあるだろうが、それこそ十人十色。一緒くたにするのはかえって失礼であろう。


「だから私も、そういう進路を要望されているっていうか」


「先輩は、お医者さんを目指しているんですか?」


 妙子は首を横に振った。


「一度も家族に進路を促されたことはないわ。私の好きなように生きればいい、って言われてる」


 だが言外には別。親族知人は、まず考えてしまう。

 『この娘もまた、医者になるのだろうか』と。


「不文律というか、無言の圧力っていうのか……あるのよ、そういう雰囲気が」


「まあ、なんとなく判ります。俺も兄が自衛隊パイロットのエリートコースバリバリだったんで」


「お兄さんいたんだ?」


「ええ。兄に比べて俺はパイロットコースのドロップアウト組ですから、そういう視線を向けられてるんじゃないかって被害妄想をしてしまう感覚はなんとなく理解出来ます」


 親が単身赴任で家にないので、完全な被害妄想なのだが。

 うーん、と妙子は唸った。


「武蔵くんってドロップアウトしてるの? 今でも凄いパイロットなんでしょう?」


「そうだとしても、もとより邪道な戦法特化ですし。医者でいえば無免許の闇医者ですよ」


「法外な手術費を請求しそうね」


 やっぱり貴方は私とは違うわ、と妙子は武蔵を突き放した。


「武蔵くんって、割と学校の成績もいいんでしょ? アリアちゃんから聞いたわ」


「まあ、そうですね。星間航行士目指してますし」


「私はそんなに成績良くないのよ。高校生になってからは前より伸び悩んでる」


 努力が足りない、といえばそれまでだろう。

 だがそれを口にするのは、概して成功した者だ。

 強者には、弱者の理論など理解することも出来ないし、する気もする必要もないのである。


「家族は勿論それを知ってるわ。テストや通信簿を見れば当然ね」


「そのことで何か言われた、とか?」


 妙子は首を横に振る。


「言われないのよ、何も」


 それは、人によってはとんでもない甘えた感情なのかもしれない。

 だが妙子にとって、家族のスタンスは別の響きを伴っていた。


「家族は『好きに生きろ』って言うの。それがどうしても、『お前に医者は無理だ』って聞こえるのよ」


 被害妄想。そう断じるには、あまりに彼女には実績(心当たり)があった。


「武蔵くん、私、今日何も出来てなかった」


 歳不相応な知識と経験を持つ、由良という新人がいたからこそか。

 妙子の手持ち無沙汰っぷりは、特に顕著に目立っていた。


「武蔵くんの言う通りだった。私、おっぱいしか取り柄ないね」


 武蔵は気付いていた。彼女が、今回の練習にあたり相応に心構えをしてきたことを。

 だが空部は専門的な知識と経験の継承を必要とする。多少勉強したところで、何か出来るはずもない。

 彼女は今日、本職であるはずのマネージャー業すらもまともにこなせていなかったのだ。


「武蔵くんとアリアちゃんが加入して、楽しくなるかなって思ったよ。実際部室でお話するのはとても楽しかった。でも、皆私よりずっと凄いんだもん。ひどいよ」


 もし、妙子が家族に『医者を目指したい』と告げたとして。

 家族はどんな反応をするだろうか。応援するのか、無理はするなと心配するのか。

 それとも―――『お前には無理だ、重い責任を伴う仕事なのだから止めときなさい』と告げるのだろうか。

 正論。あまりに残酷な、彼女の限界を把握した正論。故に、妙子はこの言葉に怯えた。


「そんな寂しいこと言わないで下さい。先輩には、取り柄は色々ありますよ」


「私の、胸以外の取り柄って何?」


「顔」


「ふーん……」


 妙子の不機嫌さを感じ取った武蔵は、咄嗟に付け加える。


「の、能天気!」


「それ長所?」


「…………。」


「お返事が欲しいなー」


「愛してます、妙子」


「私もよ、武蔵くん」


 途切れる会話。

 気まずくなり、武蔵は渋々口を開く。


「先輩の能天気なところ、俺は好きですよ」


「私は自分のトロ臭いところ、好きじゃない」


「知ってます。平気そうな顔してても、自分のそういうところをコンプレックスに感じていることくらい」


 妙子が眉を顰めた。


「人のコンプレックスを、好きって言っちゃうんだ?」


「もう少し気楽にしたらどうです? 部長とか3年生とか、肩肘張っちゃう立場なのは判りますが」


 数瞬、妙子の反応はなかった。


「……しっかりしなさい、ちゃんとしなさい、って昔から沢山言われてきたの」


「はい」


 夕日から目を離さず、決して武蔵に顔を見せないまま。


「けど、気楽にしなさいなんて、初めて言われた」


 吐露し、やっと妙子は武蔵に目を向ける。

 しかしそこに、友人後輩へ向けられるべき暖かさは一切なかった。


「先輩はおっぱいが大きくて可愛いから、それでいいんです」


「生まれつきよ、私の努力で得たものじゃない」


「どんくさいのも生まれつきでしょ。人間、産まれた時から不平等なんです。美人なことを嘆くなんて、不美人の人に怒られますよ」


「……あんまり、綺麗な口説き文句じゃないわね」


「ボインで可愛いってだけで、充分妬まれる星の下かと」


 鋭い目をしていた妙子だが、あまりにあんまりな武蔵の物言いに苛立ちも削がれてしまう。

 上辺だけの言葉はかえって傷付ける。そう感じ、武蔵はあえて率直に考えをぶつけたのだ。


「美辞麗句は好きじゃないくせに」


「そうね。武蔵くんはいっつも胸とか顔とか、全然綺麗な口説き文句じゃなかったわ」


 静かに武蔵に寄り添う妙子。


「綺麗じゃないけど、武蔵くんの口説き文句に嘘はなかった。不器用な人ね」


「嘘は言わないのは詐欺師の手口の1つですけどね」


「上、向いたままでいて」


 そして、少しだけ背伸びをして首筋に唇を押し付ける。


「私、ケーキとかより安い駄菓子の方が好きなんだ」


「甘ければなんでもいいタイプでは?」


 単純呼ばわりされても否定出来ず、妙子は武蔵の胸元を突いてささやかに抗議した。


「嘘だったら、許さないから」


「甘いものは嫌いじゃありません」


「もうっ。本当に、許さないんだから」


 武蔵は手の缶をもう片方の手に移し、妙子の手を強引に握り返した。

 完全な禁じ手。だが、妙子がそれを拒むことはないだろうという予感。

 交わる視線。最後に見たしばし前より、彼女を美しいと思ったのは錯覚か魔法か。

 果たして武蔵の予感は事実であり、彼女が驚きこそすれ拒絶はしなかった。


「灯台がほしいなら、俺が灯台になります。この優しくない海原で、弱い貴女にはそれが必要なんでしょう?」


「そこまでしてもらう義理なんてないわ。私は何も返せない」


 いやいや、と手を振るう妙子。しかしそこに本心からの拒絶はない。


「勝手に貰います」


「こんな、ダメで嫌な女のどこがいいのよ」


「そんなダメで嫌な女の、よくないところが沢山あるのは重々承知です」


 妙子の握る手の力が強くなる。

 武蔵は彼女を強引に抱き寄せ、今度は唇と唇を重ねた。


「むっ、むぐっ」


 突然のことに、妙子は武蔵を押し離す。


「女の子にいきなり、こんなことをしちゃいけません!」


「す、すいません……」


 武蔵に背中を向け、赤面を隠し深呼吸で平静を取り戻そうと努力する妙子。

 やがて再び、妙子は武蔵と向き直す。


「強引に奪うにしても、作法があると思います。さっきのはノーカンです」


「はあ」


「心の準備はしました。今度が本番です」


 目を閉じ、心なしか唇を突き出す妙子。

 ここまでバッチコイ状態でありながら奪われる側の立場に固執する彼女に呆れつつも、武蔵は彼女の両肩をそっと掴んだ。


「そういえば、ファーストキスですか?」


「そうよ、次のが初めて」


 次のが初めてという矛盾した言葉だが、どちらにしろ登場人物は同一である。


「調子に乗っちゃ駄目よ。私は、調子には乗れないから」


「承知しました」


 大差ないかと、武蔵は考えるのを止めた。




アリア実機飛行編はこれで終わりです。

武蔵の周囲の関係がちょっと変わり始めました。


ps 引っ越し関連で忙しいので、毎日更新はできないかもしれません。

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