転生者は乾物を仕入れる2
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「パパは、干し海老と貝柱を仕入れに来たんですよね。ボクはバッツ商会に来て実際に見て、物色をして欲しい品物が見つかったので、目的以外の品物も、今回で仕入れたいんです。」
「あー、うん、ごめんね。仕入れてはいけない訳ではないんだ、ただビックリしただけでね。」
「メディ君が、私の仕入れた品物を気にいってくれたのは正直嬉しいし、今まで塩以外の品物の動きが鈍かった事も手伝ってなのか、海老と貝柱が完売してしまった事だけでも信じられないのに、更にまだ仕入れてくれるなんて聞いては、戸惑いを隠せないよ。」
「バッツさんの店舗には、まだまだ欲しい品物があるので、ボクは笑いが止まりません」
「ありがとう、正直に言うと塩の売上だけでは、うちはやっていくのがやっとだった、今回の仕入れで、海老や貝柱以外にも考えてもらえるなら、従業員にも大入りの給料を出せるよ」
「海老と貝柱以外もちゃんと仕入れるつもりです。あの~バッツさん!話は変わりますが、塩以外も売れるようにしたいですか?」
「もちろんです、うちの商会はカツカツですよ。」
「バッツさんは、ここにある乾物の食べ方や使い方は知っていますか?」
「いや、保存食だと思って仕入れた品物ばかりでね、詳しくは分からないんだ。」
「ボクがわかる乾物の使い方と売り方を、お教えしましょうか?」
「それは知りたいが、善意ではないよね?」
「はい!善意ではありません、売れた乾物の売上の10%を頂きたいのと、仕入れに行く時に、ボクの予定が合えば同行させて欲しいんです。」
「そんな事でいいのかい?」
「ぶっちゃけてしまうと、海に行くのに同行者がいないと両親の許可が下りないんです。」
「ふっふはははぁ!いや、すまない。しっかりしていても、世間から見れば子供にしか見えないし、実際に綺麗な顔の子供だからね。」
(交渉中に話しながらパパの顔を見るバッツさん。)
「綺麗って、ただ単に無愛想なだけの子供ですよ。」
「さて、バッツ商会は先程の提案を受け入れます。それで、欲しい品物を教えてもらえるかな?」
「あっ!そうですね。それでは、こちらの昆布とこちらにある~そう、これこれ!鰹節と┉えっとーあっ!アゴ?アゴ下さい!何処だっけ~みっけた(見つけた)寒天これこれ!」
「メディ┉あんな嬉しそうな顔するなんて、言葉使いもいつもより子供らしくて可愛い!大人ぶらなくてもいいのになぁ!」(あっ、こっちに戻ってくる。)
「その手に持っている品物が、欲しい物なのかいメディ」
「はい、そうです!バッツさん、こちらの品物の店舗在庫と、倉庫にあるであろう補充用の在庫をすべて下さい。」
「バッツさん┉?バッツさぁ~ん!」
「あっえっと、これ全部?補充用もすべて?!相当な金額だよ大丈夫なの?」
「まずは、全部で何ギエルか教えてください。」
「そうだよね、少々~いや、ちゃんともれなく確認したいので、時間をいただきたい。」
「わかりました。それでは、ボクはその間にバッツさんに提案した、使い方と売り方を準備します。店舗の何ヵ所かある出入口の角!ここに設置したい作業台と調理スペースを作らせて下さい!あっ、心配しないで下さい、すぐにできる簡易的な物です。気にいらなければ撤去してください。」
「わかりました。お願い致します。」
「さて、やるかな~最初は通りに面しているこちらは、高さ1メートル程のL型のようなカウンター、壁側にカットスペースと、出しとりスープ用の魔石コンロ1、通り側に魔石コンロ2の保温用スペースを作って、小型の魔石冷蔵庫の設置は┉」
俺はブツブツ言いながら、考え、そして属性魔法を使い、時には収納から必要な物をだし、作成していく!そして入口の雨をさけるテント型の庇が無いことに気がつく!
しょうがないやっちまうか、庇はオークの腸を代用する、1枚敷いてその上に、今まで狩った鳥の羽根を重ね、さらに腸を被せてラミネーターのイメージで接着する。
断面は腸、羽根、腸である。強度は十分だと思う。
┉┉
┉
簡易的作業を見つめるパウワ視点
メディ、簡易的なものですからって言ってたじゃん、それなのにいきなり、テーブルとして使えそうなカウンターはできるし、調理スペースの作業場所?!┉┉いや、それ厨房っていうんだよぉ!
たまに様子を見ている、バッツさんの口が開きっぱなしだよ!
あれ?外に出たけどどうしたの、うん?何かビロビロしているのを出したけど、何だろう広げて羽根を置いて、また、ビロビロを上に置いている。
そうかと思えば、バッツ商会の店員さんに手伝わせて、ビロビロを伸ばして張りをだしたと思ったら、出入口の上部に取り付けていった。
日影が出来たし、雨避けになるな!いいね~うちの店舗にも着けて欲しい┉おっ、終わったのかな?
「メディ、終わったの」
「そうですねぇ、後は使いながらやりずらく感じたら、直していく方向でしょうか、つい先程ですが、店員さんにバッツさんを呼んでもらうよう頼みました。」
後はバッツさんが来るのを待つだけだ┉
出汁は美味しいです。アゴは特に甘めの強い出汁がとれるように思います。「主観です。」




