第2章用語集(場所など)
※第2章『天輝花』までの内容を含みます。
本編未読の方はご注意ください。
◇ アルディア王国
女王を元首とする王政国家。
長い歴史を持つ魔法先進国の一つであり、日本とも正式な外交関係を結んでいる。第2章では第一王女アイリスの来日に合わせ、会談・視察・晩餐会などの公式日程が組まれた。
物語開始の直前、女王と第一王子が何者かによって暗殺され、王位は空位となっている。
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■ 王位継承
王位継承権は第一王子、第一王女の順に置かれている。
女王と第一王子を失った現在、継承順位第一位は第一王女アイリス。
ただし、第一王女が自ら「王位を継ぐ意思はない」と公に宣言した場合、継承権は他の王族へと移る。
侯爵がアイリスへ王位継承権の放棄を迫ったのは、この制度を利用するためだった。
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■ 貴族制度
公爵・侯爵・伯爵などの爵位が存在する。
叙爵および昇爵の権限は王権に属しており、貴族個人が他者へ爵位を与えることはできない。
侯爵がレオンへ公爵位を持ちかけた際、「自分が王位を継いだ暁には」という条件を付けたのはそのためである。
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■ 天輝花との関わり
天輝花は、アルディア王国と関わりの深い希少植物である。
国内では違法な流通が確認されており、使用者から死者も出ている。
侯爵の真の目的は、王権を掌握したうえで天輝花の生産と流通を支配し、莫大な利益と軍事力を得ることにあった。
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◇ 天輝花
淡い黄金色の輝きを放つ、極めて希少な花。
本来は魔力欠乏症の治療に用いられる医療用の植物であり、王国では厳重に管理されている。
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■ 効能
一時的に魔力を増強する作用を持つ。
医療の現場では、魔力が枯渇した患者の回復を助けるために微量が用いられる。
しかしこの増強作用が悪用され、闇市場での違法流通を招いた。
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■ 危険性
・強い中毒性
・魔力暴走
・身体機能の低下
・継続使用、過剰使用による命の危険
以上の理由から、天輝花の軍事利用は国際的に禁止されている。
なお、天輝花は怪物化や再生能力を与える薬ではない。
使用者に起きるのは、あくまで魔力の強制的な増幅と、それに伴う身体強化のみである。
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■ 高濃度抽出液
天輝花から魔力増強成分だけを抽出し、高濃度に精製した薬剤。
医療用とは比較にならない濃度を持つ。
掌ほどの長さをした銀色の自動注射器に封入されており、透明なカートリッジの中では、光の粉を溶かしたような粒子がゆっくりと瞬いている。
注入から数秒後、膨大な魔力が身体から噴き出す。
増幅された魔力は肉体そのものを底上げし、体表へ留まった分が分厚い防壁となって使用者を覆う。
削られた防壁は即座に埋め直されるが、これは回復ではない。
削られる以上の速さで魔力が漏れ出しているだけであり、その分だけ使用者の命が削られていく。
明日は次回予告をアップ予定です。
楽しみにしててください。




