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∞霊力は無限大∞>魔力て何?食べ物?  作者: 一心プラン
第三章 ギルド
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目撃情報 1  イケメン天使

読んで頂いている方々ありがとう御座います。

私は双子の姉、ダマヤ。妹はマダヤ。

シアロ国のストーリアス近くのキンデ村に住んでいます。

両親は、私達が八歳の時に馬車の事故で亡くなりました。

今は15歳です。


えっ?7年間どうしてたかって?


小さいころから、薬師の両親に薬草の基礎を教えてもらっていたから、珍しい薬草を採ってはお金に換えて遣り繰りしてたのよ。


私達には、秘密の採取場所が沢山あって、そこを一定周期で回って集めていたんです。


今回は、少し離れた秘密の場所に足を伸ばす事にしました。

女の子二人で大丈夫かって?


心配ご無用です。2年前に、姉妹でレンジャーギルドの会員になってアイアンからカッパーになりましたから、腕には自信あります。

魔除けの耳飾りもありますしね。大丈夫です!


その場所は、あっ!内緒ですよ。

人には絶対言わないで下さいね!約束です!


で、そこは山影なっていて、大昔グランドキングドラゴン住んで居たらしいて言う洞窟なんです。


この半年ほど足を運んで無かったので、妹と二人とても楽しみだったんです。

途中1度野宿をして、いざ!洞窟!て時、久々だったせいか少し雰囲気が替わった感じがしました。

何て表現したら‥魔気が濃いと言うか、空気が重いと言うか‥

あっ!又やっちゃいました?魔気って自然界の空気と同じ感じで、普通に在るモノですね。魔法や魔獣の元に成るモノです。


そ、それで前に来て時間が経ったせいの勘違いかと思って、洞窟の中に二人で入ったんです。

秘密の場所だけに、入り組んだ中まで行き薬草は大量でした!


妹と明るい内に帰る事にして、薬草担いで出口を目指し歩き出した時でした。

奥の方で足音がしたんですよ。((‥ゴトッ‥))

その足音が段々近く大きくなって来たんで、妹の手を握って、

(((ゴスン!ドスン!ドスン!)))

「走るよ!」

「うん!」


凄く怖くて、でも妹がいるから弱音吐けなくて、自分に言い聞かせるつもりで妹に言ったの、

「お姉ちゃんがついてるから!頑張って!」

て。

その間にも、

(((ドスン!ドスン!ガスン!ドスン!)))

その時、恐怖が限界だったのよ、つい後ろ見ちゃったんただ。

歩くデッカイ骨皮のドラゴン!

目が赤く光ってて!


双子って本当ダメね。私の恐怖を悟った妹も見ちゃたみたいで、後少しで出口だっ!て思ったら、足が絡んで妹が転んだの。

それを見た私はね、死を覚悟して転んだ妹に覆い被さたんだ。


ん?二人死んだのって?


また~死んだら、こうやってお話し出来ないでしょ?


それからね、

「神様!妹だけでも‥お願いします!」


て思って必死御祈りしたのそしたね、

回りが静かになってるに気が付いたの。それでね顔上げて、骨皮ドラゴンを見たのね、そのまま居るんだけど、

「‥グッギ‥ギギ‥ギ‥」

て動かないってか、動けない感じで‥

そしたら入り口から、


「君達!大丈夫かい?!」

て誰かが立っているのが分かったから、神様だ!

て、

「大丈夫です!」て声をだしながら心の中で、

(!!!助かった!!!)と思って、

妹の腕を掴んで声に向かって走ったんだ、そこには、優しく笑う紺色のロングコートを着たカッコイイ男の人が居たんです。

慌てて、

「ありがとう御座います!」

て礼を言ったら、男性が

「まだ、危ないから離れてて下さい。」


て言われたから、後ろで様子を見てみてたのよ。

そしたら、動けないまま四つ足で硬直している骨皮ドラゴンの下まで彼が散歩する軽い足取りで行って、胸辺りに右腕を突き入れたら、骨皮ドラゴンが断末魔の

(((!ギャ!ゴォォォーーー!!‥‥‥)))

て叫んで、腕を抜いたらそのまま骨皮ドラゴンが、真横に倒れて終わり。


「討伐完了ですね。」

て、爽やかな笑顔で私に向かって言ったんだ。

その笑顔に私と妹が〃討伐〃されちゃたのよ。


その後コートの下から、鞄を出して倒れたドラゴンの尻尾の先を開けた鞄の口にね、チョッとだけ入れたら、10mはあったドラゴンが吸い込まれて

消えちゃった。

それを呆気に取られて見てたら、奥まで行って薬草が入った背負い籠を持って来てくれたんです。


そして彼が、

「怪我は?」て聞くから、

「何ともありませ!」て言ったらね、

「おーい!アカさーん!」て、出口の方に叫んだら、羽付き帽子の赤いコートの人が歩いてきて、

「アカさん、この女性達をお願い出来ますか?」

「お安い御用だっピッ」


そう言ったアカさんが、紅い手袋をした指で私と妹の額をね、チョン‥チョン‥て優しく触ったら、脱力感や疲労感が嘘みたいに消えたんです。


驚いてたらイケメンさんが、

「君達の家まで送ってさしあげます。家はどの辺りですか?」

「キンデ村です。」

「あっ!来る途中で情報収集した村ですね。分かりました。」

でね、軽く目を閉じてと言われて目を瞑ったのよね、次開けたら村の入り口で、もう何が何だかやる事なす事訳分からな過ぎ。


そこからは、余り良く覚えて無くて、お礼に食事と一泊を勧めて、ご馳走して寝てもらって朝起きたら、もう出立した後でね置き手紙が有ったのよ。

「これは、ご馳走して頂いたお礼です。」




で、村長さんコレなんですよ。

「これは、デスドラゴンの翼の骨と皮だね。」

「これ、どうすれば‥‥」

「これは、亡くなったご両親が神様にお願いして来て下さった、☆天使様☆の仕業だよ。」

「☆天使様☆‥ですか‥」

「健気に生きて来た君達姉妹のご褒美だよ。ありがたく貰っておきなさい。」


「分かりました。価値とし何れくらいでしょうか村長さん‥」

「ハッキリは分からんが、10億ルドは下るまい。」


やる事なす事、全てイケメン過ぎの、

☆イケメン天使様☆









生暖かい目で宜しくお願いします。

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