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異世界で生きていく  作者: ゆう
独りで生きるのは大変
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誤字報告ありがとうございます

のらりくらりとジークをかわしていたが、呼び出しがかかった。

いつぞやのハヤテファミリーみたいな、ほぼ神子と称号持ちで構成されたファミリーに。


親役交代がどうのこうの。

と言うか、ファミリーの方はサニーの親に相応しくないとかで、ルベルト達はファミリーが信用出来ないからサニーの事情(親役)について言えないと。それからこんがらがってサニー呼び出し事件に。放置し過ぎた。


立会人はまさしくハヤテファミリー。まじか。

ルベルト達が元々所属していたファミリーと繋がりが有り、ジークの実家と同じ神子のファミリーだからだ。どうしてそんな大事に。泣きそうだ。


ハヤテファミリーの自分と同じ時召喚された神子は全員Lv100を超え、自分と同じだから268歳。


サニーが何も言わないし、サニー自体も価値が有る。事情があやふやなまま、仮にも親なルベルト達よりファミリーの方が強く平等じゃないと、どちらもそこそこ知っていていざというとき抑えられるハヤテファミリーが呼ばれたようだ。


ハヤテファミリーか。やだなあ。遥か昔の同級生と親権問題で鉢合わせとか。

多分、同じ日本人の神子とかで神子が来るだろうし。称号持ち、何人で来るかなあ。そうじゃなくても【固有能力】が怖い。





当日。

事前になんやかんやあってもいけないと言うことで呼び出しから誰とも会わず速やかにハヤテファミリーに連れられる。学園からも保証付きの人だ。ここにきてサニーの実の親は俺だ、みたいのが湧いたらしい。自分が即行で否定。追い出された。


「あなたがサニーちゃんね?はじめまして、私は風璃(ふうり)よ。よろしくね」


「……よろしく。ふーりさん」


そうだよねえ。元々はこの世界も地球からの召喚者、しかも最初の召喚者は日本人らしい。なのに名前は外国っぽいし、髪や目は変だし。

そういえば自分は違いがわからないけど、外国の名前も国毎に違うんだよね。適当にカタカナな名前なら大丈夫かと思っていたが、この世界の人にとっては違和感有ったりするのだろうか。


ふうりって日本人らしいよね。

慈慰救(ジーク)はどうかと思うけど。


「ふふ。大丈夫よ。私のお父さんはハヤテってファミリーのファーザーなの。ちゃんとしてくれるわ。あれなら私の妹か娘になる?」


「……」

だ・か・ら!同級生の娘や孫ってどんなだよ。絶対嫌。


「ああ!ごめんなさい。話をややこしくするつもりは無いの。ただ、サニーちゃん。あなたには選択肢がいくつも有る。それを覚えておいてね」


むう。自分にとっては神子関係は無いな。特に日本人の神子とか束縛強そう。自分の物が無くなるのはさぞや嫌な事だろう。それはいざというとき逃げづらい。いつまでも追いかけて来そう。


ここまで面倒くさければサニーは捨てる事も考えたが、迎えが早かった。タイミングを逃したな。おとなしくしよう。




場所はハヤテファミリーがとった部屋。


「ふむふむ。成る程。遺産として大金を持つから子供だけと思わせないように親役を頼んだと」


ここで話した内容は口外しない契約なので事情を説明。


「そんな!それでも冷たすぎる」


「……ワタシが彼らを避けていたの。変な噂が流れて申し訳なく思ってるの」


「……」


「まあまあ。クロノファミリーも一方から見るのは止めるように。下手に家族の問題に手を出すべきではないし、サニーちゃんの意思も尊重しなければ」


おお。ハヤテファミリーも成長したなあ。

ここで、ただの()()なら僕達が、とか言い出さなくて安心した。


「偶然サニーちゃんが選んだだけだろ!なら俺達が本当の親になるさ!」


言ったよ。クロノファミリー。


「それは!……確かにサニーには何もしてやれて居ないが、4年も経つんだ。情は有る」


「はいはい。……サニーちゃんは?どう思う?」


「……少なくとも、この4年ちゃんと親はやってくれていたの」


「サニーちゃん」


「……サニー」


うん。神子のファミリーとか断固阻止。


「はい。これで終わり。……まあ、迷惑かけないようにって思うならサニーちゃんももっと親と交流は持った方が良いね」


確かに迷惑かけた。

これだけの話し合いに大袈裟な事態になって。

ハヤテファミリーまで出てきたし。


「……」


黒野優慈(くろのゆうじ)君は不満かい?」


「ああ。サニーちゃんがこんな奴らと居て幸せなはずがない。もう11歳になるのに小さいし、表情も変わらないし。脅されてるかもしれないじゃないか」


やっぱり手動成長は上手く身長の調整出来なくてどうしても低くなる。


「言い方が強すぎじゃないか?サニーちゃんはこの話が決まってからすぐに僕の娘が誰にも会わせていない。何より、こっそり仕掛けた嘘発見器で嘘はみつからなかった。良いかい。君は視野が狭くなっているんじゃないかい?ちょっと時間良いかい?」


「あ、ああ」

まあ、称号持ちの言うことは断れないよね。


「昔、200年位前。僕達も黒野君達そっくりで、正義感が行き過ぎた時期が有ったんだ。だからまた騒ぎを起こしそうになったときもう居ない"星薬"っていう薬師が……」



「……で、ファミリーだけの考えからもっと客観的に他の人の事も考えるべきって」


うんうん。懐かしい。あの頃のハヤテファミリーの称号持ちは立派に『老化』、老衰で死んだらしいけど。そんな事も有ったな。


「懐かしいなあ。サニーちゃんは何か雰囲気はその薬師に似てるんだよね」


げっ。


「そんな事が。薬都の人魔は有名だし、"星薬"も有名な割りに謎な人物なのだが」


「すげえ。本当にハヤテさんって凄い人なんだ」


「ははは。その時はただの思い上がったガキだったよ。今は一応"救剣"なんて呼ばれてるけど」


おい。

ルベルトは感心しているし、ハヤテは感傷に浸っているが優慈が一切話の意味を理解して無いぞ。

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