65学園都市再び
誤字報告ありがとうございます。
出たは良いが、どこへ向かうか。
とりあえず、【キャラクター】でクモになり、ライは二度と使わない事で死んだ事に。
今まで若干セーブしていたのをフル〈隠密〉、速度で走る。ある程度は街道に寄らないとうっかりさらに奥へ迷い混みでもしたら死ぬ。まあ、感知でLv100以上の魔物の居る所に近寄らなければ迷っても街道には出るが。
適当にぶらぶら。魔物を見つけては狩る。うん。思ったよりランク4も大丈夫だった。
強くなるのは良い。自由に行ける。特に自分は【キャラクター】で姿もステータスも変えられるから逃げればこっちのもの?その逃げられるだけの実力が必要だ。
今ならどれくらいの冒険者なら逃げられるか。人は罠も使って来るが、状態は効かないし、……罠のうち拘束系は注意か。前、網にかかった時はスライム状になって抜けたんだっけ?
そう言えば魔道具にどんな種類が有るかも知らないなあ。大体捕まえた犯罪者とかの拘束は契約で無理矢理縛るけど、スキル封じとかって有るのか?
今は混系は自由に変化出来るし、自分の出来る事も知って。
いろいろ調べないと。
やっぱ、学園都市が効率良いよなあ。
……多分、冒険者と突発的に正面からぶつかると予想して、称号持ちは2人までなら相手とれる。それ以上は増えたのが金だとしても厳しい。銀以下は数には入らないだろう。
逃げに徹しれば何人居ても逃げきれる。
相手が準備して来て正面からぶつかるとすれば、黒でも5人いれば負けるか。人の連携と執拗な対策は強い。それに自分の攻撃は手数や毒等の継続ダメージは多いが、一撃の攻撃は弱い。回復されるとこちらがじり貧になる。
これも、恐らく何人居ても逃げきれる。但し、魔道具に関して若干の不安要素有り。
相手が準備して罠を何重にもかけて真剣に自分を殺そう、または捕らえようとする場合。絶対に捕まる。自分も事前に【キャラクター】で逃げ切る他は無いと思う。
そう思うと、白い悪魔のはぎりぎりだったか。もうああいう遊び方は止めよう。でもしょうがないよね。あの都市結構裏は暗かったし。衛兵が大体脳筋だし。まあ、新しい都市だから人手不足なのかもしれないが。
何が怖いかって向かってくる冒険者って結構死ぬことも覚悟してってのが多い。自分には意味不明だが死人に慣れすぎて、死ぬことも仕方ないと考える人は多い。
冒険者だから~
何が起こるかわからないから~
魔物や犯罪者相手だから~
だから、死ぬことは仕方ないって?他人の死と自分の死は違うだろ!他人は大勢だが、自分は一人だ!
まあ、それこそ他人は関係無いか。自分は自分で生きる為の技術は必要だ。人が積み重ねる技術が。
余り気は進まないが、おとなしく学園都市に向かおう。
町には寄らず、魔物を狩りつつ移動する。街道沿いに移動するが、たまに出会う商人に話を聞きつつ順調に中央へ。
う~ん。学園都市の学園に入れるのは20歳まで。当然保護者か後見人は居るだろう。お金もかかるし。
前と違い、お金は有る。入るのに問題はないだろうが子供が一人に見える。お金持ち。
めっちゃ怪しいのは自分でも分かる。
一応、学園都市に通う子供の親って高Lvだったり金持ちだから余り怪し過ぎるのはなあ。監視が付きそう。
それにどっから金出てんだって。また変に目を付けられるのは嬉しくない。
白い悪魔で遊んでた頃見つけたみたいな裏の方にお願いする?一応表では冒険者とかカモフラージュにやってたりするけど。大きな都市よりそのすぐ近くの町に多いんだよ。裏のは。
大体どこら辺に隠れてるかは分かるが。
ここで、貴族や神殿の暗部に引っ掛からないように注意。いや、暗部も裏は知ってるけど証拠が無い。引っ掛かると現行犯逮捕?
もしくは監視ついて泳がされる。
いや、学園で一つ学び終えたらまた姿変えて次行くから裏でも問題無いとは思ったけど。今回もどっかの冒険者に拾って貰うか。
うんうん。何でかと言うと、ちょうど冒険者っぽい家族が歩いていたから。両親らしき2人と子供は6歳程か?子供が初めてこの町に来たようだからこれから試験を受けるのだろう。
ここは学園都市から一番近い町だ。この時期子供が初めて来たとなったら学園の受験しかない。しかし、学園都市が増えたのには驚いた。250年前は1つだったが、今は隣あう第一学園都市と第二学園都市をまとめて学園都市と呼ぶらしい。
……と。受験させる親、冒険者は高Lvだろう。考えている間結構な時間付いていったみたいだ。うっすら〈隠密〉していたとはいえ、相手にとっては無いも同然でこちらを見ている。
「あの?どちら様で?」
男が声をかけて来る。今はクモの姿だ。つまり怪しい男。
さて、どうするか。
「いや」
とりあえず逃げる。家族のステータスは感知そんなに高く無かった。
「おい!」
「やめましょう、あなた。視えなかったし気配も薄い。関わらないでちょうだい。ルディも居るし……」
追いかけて来ないのをみてささっと紙に書いて。
準備不足だったけど、まあ、修正出来る。
家族視点
「怪しい男だったぞ」
濃い灰色のローブを着た男。男?多分男。フードを被っていたが下から見えた顔、顔は……。
「まあ、確かに。〈隠密〉も私でも気付けるお粗末なものかと思ったら逃げたとき全く気配を追えなかったわね」
妻は空間魔法使いだ。感知は高く無い。
「後。あの男?の顔は覚えているか?ギルドに言っておこう」
「……あら?どんな顔だったかしら?余り特徴が無かったけれど?」
「僕、どの男か分からなかった」
ルディには全く分からなかったと。気付かなかっただけか?いや、ここは人通りが少ない。俺たちが声をかけて反応したなら分かる程度には人は居なかった。
「あの野郎、逃げる時だけはなく始めから〈隠密〉かけてたな!」
余り知られていないが〈隠密〉は感知にかからないだけじゃなく、人の意識を反らす。つまり、目に写っても気付かないとかになる。間違い探しみたいな。
「疲れた……」
「ルディ……。あなた?私達は宿に行くけど、ギルドに報告に行く?」
くっ。それは……、
「ギルドは後だ。宿に行くぞ」
あいつがまだ居るかもしれん。
宿に着いた。
宿の近くは人が多く、妻や息子もぶつかられそうになるのを庇っていたが。
「ふう」
人心地ついたが、またギルドへ向かわなければ。
「ルディも疲れてもう寝ちゃったわ。魔車の移動は疲れるからね」
妻が息子を慈愛の目で見つめている。おお……
「……女神と天使」
まさしく銀に深緑の女神とエメラルドの天使。
「もう。あなたってば恥ずかしいわ」
照れる姿はすでに神々しさはなく、……可愛い。
「可愛い」
「全く……あら?」バシバシ……
「うおおお。いてえ」
照れて叩いて来るが、痛い。
実は俺より妻の方がLvは高い。HPが削れてますが妻よ。
「あなた。ズボンに何を挟んで居るの?」
「え?」
紙か?広げてみると字が。
「これ、読んでいいのか?」
いつの間にかはさまった手紙の落とし物かもしれない。
「手紙かしら?でも誰のか手がかりが有るかもしれないわ。ギルドへ届けるといっても冒険者へか、職人へか分からないし」
「そうだな」
最初の数行を読み始めて、……。グシャ。
「あなた!?」
「いや。すまん。今日出会った奴だ」
「……何て?」
「いや。奴からだぞ!読む必要は無い。どう見ても怪しい」
「それこそ何か手がかりはない?私が読むわ」
「いや。俺が読む!」
……
スキル封じの効果は無い。神のみが神罰で使える設定。
但し、契約で使用条件を設定したり破ったら罰とかで縛る方法は有る。




