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異世界で生きていく  作者: ゆう
独りで生きるのは大変
55/156

51悪い奴

ダークヒーローごっこ?


悪者を殺しちゃう悪い奴。

殺した悪者は取り込む。別に自分が襲われた訳では無いが、悪いから良いかな。


人を殺す事に関しては、前に自分を魔物だと勘違いしただけの善良な冒険者を殺したから今さらだ。

取り込めば悪者だろうが自分の記憶に、スキルが育ちやすく良い。


正義感や偽善は皆無。悪者限定なのも良い人を殺して、衛兵に本腰入れて探されたら困るから。

そう。まだ、白に悪魔は都市伝説程度。裏だと知られているけど、表では評判悪い奴が消えても気にしない。せいぜい抗争か何かだと思われる。


何か勘づいているようだが。


「ひいぃぃ。嫌だ!喰われるのは嫌だぁぁぁ……」


別に生きたままは喰わないって。

こいつは、好きだった女の人を刺し殺した。ん~、6回位。インベントリに入っている。見られず、バレなかったようだが、ちゃんと確認してから殺した。たまたま見たし。


嘘発見器は抜け道はいくつか有る。自分がやっているように。自分もクモは殺したけど、殺人したことないライは嘘発見器でも殺人してない判定。

裏では嘘ついても発見器を欺く魔道具が流れるのは当たり前。いたちごっこが始まる。


半年程前から始めた活動。

白い悪魔の噂は、

・白い面を付けた、細身の多分男

・声は出さない、口が耳まで裂けている

・灰色の髪

・犯罪者は魂ごと喰われる


何か変なの混じっているが、噂にしては正確。


そして、

「白い悪魔さん?あは。依頼が有りますけど」


情報屋。一応神殿関係者なんだけど、衛兵がおおっぴらに捕まえられない人を殺す依頼を持って来る。


「……」


「血生臭いですねえ。あは。いい加減こちらに入りませんか?()()さん」


クモだとは知られている。さすが情報屋。ライとの関係性は疑われていないが。

「……はあ。クモって呼ぶな。暗殺部隊?契約でがらんじめじゃん。やだ」


「……まあ。まだ、昼間どこで何をしているか掴めない危険人物とは依頼の関係がちょうど良いのかもしれませんが」


「……。あなたも、懺悔の中から言葉拾って犯罪者特定するのどうなの?生臭神父」

出会ったのは酒場。


「おや。神殿とはそういうものですよ。……あは」


「笑い方。気持ち悪いよ」


「あは。笑ってませんよお。これは、ヘドがでそうなのをこらえて居るだけです。所詮は殺人者のくせに」


「……じゃあ。()()()()人を殺して来ますよ。……タベテ良い?」


「……残して置いてください。白い悪魔だからって……本当に食べてませんよね?」


「怖い?本当はどっちだろうねえ?……クモか、悪魔か」


「……人は人でしょうに」





上手に隠した特殊なお薬。

今回、知らず運んだ物に心当たりのある人が懺悔で漏らしたらしい。


「所詮は噂だ。白い悪魔もどうせ暗殺者だ!殺せ」


たった3人に減るまで気が付かなかったくせに。

先に観察して、黒相当はある厄介な脳筋は殺した。


「くそ!高い金払ったのに」

力は有っても気が付かなければお仕舞い。まず、『沈黙』の薬を塗った左の短剣でグサッと。『沈黙』は効果が弱い代わりに持続性を高めた。次に右の短剣。これは、ひたすら濃縮したとっておきの『毒』。短剣で削った分合わせて数秒後HPは0に。


残りは余裕。逃げようにも麻痺薬入りの水の壁で、麻痺にかかれば逃げられない。


うん。完璧。死体に残る、使った毒は解毒。麻痺や沈黙、傷も全て解除。

これで、まだ自分の戦闘跡を消せたかな?







「また、白い悪魔ですよ。隊長」


「またか。今度はどんな悪事でも働いた奴だ?」


「薬です。禁止された素材が人の薬」


「ああ。そりゃあ外道な奴だ、悪魔にみいられる訳だ」


「怖え。相変わらず、傷一つ無いパッと見眠っているような死体ですよ。悪夢を見たような顔の!魂でも喰われたのでしょうか」


「さてな。白い悪魔ったって、暗殺者の符号だろ?」


「ええ」


「白い悪魔も人殺しだ。捕らえるべき人に違いは無いはずだ。違うか?」


「いえ。その通りです。しかし、殺した相手はねぇ」


「行方不明者が何人か居るだろ?恐らく、白い悪魔に殺られたのが何人か居る」


「ええ」


「しっかり調べておけ。今はまだ表には出て居ないが」


「はい!」







「クモ!聞いたか?……白い悪魔って言うのが出るらしい」


「何それ?マスター!'猿酒'っての一瓶と杯2つ!」


「おお!今日は気前が良いなあ。前言ってた仕事上手くいったのか?」


「ああ」


「何してるかは聞かねえが、白い悪魔に気を付けな!犯罪者は魂を喰われるってよ」


「はあ」


「信じてねぇな!昨日、無傷の死体が発見されたんだよ!俺んちの近くで!」


「無傷?お前の家が何処かは知らないが」


「無傷なのは魂を抜かれたからって。もういくつも無傷な死体が見つかっているって衛兵が話して居るの聞いたんだ。最近行方不明者も多いらしいし悪魔召喚の生け贄にされたんだ。きっと」


悪魔召喚に生け贄が必要って、確かに[召喚]と言う魔法は呼び出した者と交渉し、契約を結ぶ物だが。

「悪魔って神殿の教えじゃあ、天使に並ぶ神の遣いで魔物とダンジョンの管理じゃなかったか?」いわゆる魔王もしくはダンマス


ちなみに天使は人の守護と断罪。稀に偉い人に守護天使が付くが、人の監視の為だとも言われている。守護天使は本人のLv分の〈〈防御〉〉が付く。

神殿が腐らないのは天使のおかげ。うっかり、おかしな事になって神殿の関係者に神罰が下ったのは有名。


「じゃあ、天使か。確かに死んだのは悪い奴だったらしいけど。成る程、天使の断罪か。じゃあ行方不明は別なのかね」


「さあ?神殿が何も言って無いなら新種の魔物にしとけ」

余計なこと言ったかも。天使を騙る気はない。それこそ神罰ものだ。悪魔は、面白おかしく魔物を操ったり、ダンジョンで人を陥れる事も多いし、自然と呼ばれた訳だからセーフ。

主人公は楽しんでいます。

どこをどう楽しんでいるかと言うと、怖がられること?

主人公にとって、後ろからワアッっておどかす感じ。

後、都市伝説染みた噂が流れるのも楽しい。

実利(記憶)も手に入るし。

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