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異世界で生きていく  作者: ゆう
独りで生きるのは大変
53/156

49銀

ギルド4階の資料室も行ってみた。歴史系の本が置いてあるとは言っていたが、まるで物語のよう。


始め、この場所は称号持ち冒険者の集まる高Lv魔物討伐の拠点だった。


次第に高Lv素材を求める凄腕の商人、職人が滞在し開拓村になった。


当然ランク4がうようよ居る地帯なので、時に全員で逃げては1から家を組み立てたりと、大変だったらしい。


そんな頃から現在まで。


今は初期、開拓村の時最も尽力(出資)した元商人の家系が都市のトップをやっていると。


この都市の西の開拓村は10前後あり、そこからの素材目当ての商人、職人と、開拓村を目指す冒険者で賑わう。


とは言っても、さすがに人口は魔導都市等、中央に比べて少ないが。


面白いが、4階、銅以上じゃないと見れないのか。


「それは、写本した物とはいえ結構貴重な資料なんです」


「まあ、本は高価だしな」


「魔物の情報なんかは冒険者に必要ですけど、歴史は必ずと言う訳でもありません。まあ、人数を絞る為ですよ。ここ最近来た方はあなただけですが」


「まあ、冒険者だし。5階は?」

職人ギルドの時は一応青から資料室に入れたか。第一とかに別れてはいなかったが、もっと広く人数もそれなりにいた。


「5階は他地域の魔物等、6階はスキルですね」


「スキルは必要だろ?」


「はい。しかし、必ずと言う訳ではありません。金になる前は他のスキルに目移りする前に今持つスキルを鍛えましょう。と言う意味も有ります」


「成るほど」


「そして、7階。黒に成れば称号持ちについての情報が閲覧出来ます。称号持ちと成れば、ギルド8階に部屋が出来ます。頑張りましょう」


「ああ、意欲を煽る為も有るのか」


「そんなに冷静に分析しないでください」


「9階より上は?」


「一応、職員の部屋や仮眠室。倉庫になっています。職員以外の立ち入りは禁止です」


「あ。そうなんだ」


職員になったらこの建物から出なくても生きていけそう。酒場は食事も出来るし。






そう言えば、ファミリーを抜けてから、夜は監視撒いてクモで過ごしていたが、部屋とろうかな。


とった。また、5人も入ればいっぱいになるような狭い部屋だが。





「ライさん。受付からの評価としては、ソロなのは気になるが白の間はファミリーに入っていて社会性は無くも無い。筆記までに資料室を何度か訪ねたり情報収集能力有り」


「……」うん?


「判断、分析能力有り。依頼は魔物の納品のみだが、ランク2を安定してソロで狩る実力。いざと成ればランク3も可能」


「……」


「受付への対応も淡泊だが乱暴では無い。今日も朝、遅刻無し。よって面接は合格とします。10点中9と高評価です」


「……はい」

思ったよりしっかり調べるのか。


「では、これより筆記を行います」


「……」





「……」

何これ。筆記はほとんど受かるって聞いたけど。

もう、字を書けたら合格だ。だって、ねえ。

毎回内容同じじゃないか。道理で調べても一つしか内容無かったよ。


はいはい。この魔物は、~。

これは、~。

ああ。これは最近資料室のが更新されたのか聞いた答えと資料室の内容と違うんだ。資料室の方だな。



「終わった」


「え。もうですか?では、待っていて下さい。合格ならば手続きまでしますので、30分ほどかかります」


「うん」





「ライさん。受付に来てください」


「……」


「ライさん。筆記は満点です。おめでとうございます。合格しましたのでこの紙を持って5階へどうぞ」


「分かった」




朝の混んでいる時間帯に来ているので人が多い。そして見られる。4階では試験であまり受付の方に居なかったけど。


ざわざわ

「見ない顔だな。新しい銀か?」

視えねえ(〈観察〉出来ない)。ってことは1年前のか」

「1年前?ほら、冒険者登録したての視えねえ奴。噂になったろ?」

「ああ。天満月にかっさらわれたってファミリーの勧誘してた奴が言っていた。もう銀か」

「やっぱ、惜しいよなあ。もっかい勧誘するか?」

「天満月は、居心地良いとかって聞くが?」

「バカ。平和ボケの間違いだろ?安定し過ぎで逆に危ういが。この速さで上がって来るような奴には合わないだろうよ」



隠す気が無いのか。一種の勧誘法なのか。大体の会話はこんなもの。


「兄ちゃん俺達のパーティーに来ないか?ファミリーには入って無いが規律は無いし自由だぜ!」

「冒険者は自由が一番だよな!」


う。また勧誘合戦が。


「オレはソロ志望だ。どこのファミリーにも入る気も無い!」


「そうか。俺達はいつでも歓迎するぜ」


ソロは危ない。死ぬか早々に諦めるだろうと、諦めてどこかのファミリーに入るまでの、猶予が出来たと考える冒険者達は引いていく。明日から本格的に交渉役か何かが来そう。


即戦力っぽい冒険者は欲しいよねえ。


「……44番さん。受付に来てください」


「……ライです」紙を渡す。


「ああ。連絡は来ています。5階では酒場、第三資料室が有ります。資料室は~。また、銅の時と同じ契約を結んで頂きます。金への試験は制限Lv、スキルではございませんので、いつでも受けられます。詳しく聞きたい説明はございますか」


「試験について」


「……試験は職員が見ている所でランク3をソロで倒す事になります。職員の護衛は必要ありません。何をしても良いので一人で殺ってください」


「ランク3なら何でもいいと?」


「はい。自分に合った魔物を選ぶ、よりLvの低い魔物を選ぶ、罠にかける、自身を回復し持久戦を挑む。パーティーで攻撃役で無くとも突破出来る試験となります。逆に、剣士でも普段の回復が無い、バフが無い、フォローが無いなど失敗する事も有ります。当然試験ですので、危険に成れば助けは有りますし、周囲の魔物が近付かないようにもします」


「分かった。試験はいつ?」


「受けるのですか?では、明日の朝お越し下さい」

9階分階段も上がれない受付さんは居ない。


大分昔に主人公が冒険者でも無いのにランク3をソロで倒したが、普通まともに蹴られたりすると『骨折』『打撲』がついて満足に動けなくなったり継続ダメージでHPが減り続ける。


主人公は直接ダメージでしか死なないから。

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