表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で生きていく  作者: ゆう
独りで生きるのは大変
48/156

44天満月

「ここが俺たちのファミリーの拠点だ!」


「大きい」


「ふふん!俺たちの天満月(あまみつつき)ファミリーは町で十指に入る程規模も大きいぞ!」


「天満月?」


「ああ。初代グランドファーザーが神子だったらしくて名前が空井(うつい)光輝(こうき)。大層ひねくれた人らしく、普通は空に光輝くって言ったら太陽だろ?なのに、月。明るい満月を表す天満月ってファミリー名にしたらしい」


「神子か」


「ああ。神子が作るファミリーはまず名前が売れるからファミリーが残る事は多い。ただいま!捕まえたぜ!」


「こんにちは」


「フレーゲル!煩いよ!誰だそいつ。こんにちは」


「あれだって。グランドマザー」


「ああ。あれか。報告が有ったな。勝たして貰ったって?フレーゲル」


「いえ。オレの方が剣で負けていたから降参したまでです」


「まあ。あながち間違いではないけど」


「……。ふーん?あたしはこのファミリーのグランドマザー、"縄体"のケーニ。このファミリーに入るならグランドマザーって呼びな!」


「それが、グランドマザー。~で、~って事に」


「……、フレーゲル。また勝手な事を。まあ確かに自分からファミリーに居て貰えば済む話だ。嫌々契約で縛るのも良くないしな」


「でしょ!グランドマザー!」


「オレはライ。一応剣士だ。負けたから来たけどこのファミリーの事知らないからな。白の間と言うのは保険だ」


「……。派手な見た目や言動と裏腹に随分と警戒心が強いのが来たね。本当の実力者か」


「……。宜しく、グランドマザー」


「まずは契約だよ!付いてきな」


─天満月、ライ、契約─


・ライは天満月に所属する

・所属はライが白の間

・ライは天満月の意思に従う

・ライは正当防衛以外で人を殺さない

・契約破棄は天満月のみが出来る

・ライの死亡または天満月の解散時契約は無効



「この、天満月の意思って言うのは?」


「天満月はグランドマザーであるあたしとファーザー2人、マザー1人がトップだ。この4人が決めた、あるいは認めたルールの事だ。説明するが、

・他人と戦闘した時はその詳細を報告する

・メンバーは天満月の拠点に部屋を持つ

・メンバーに危害を加えない、悪意を持って騙さない

・ファーザー以上に嘘は付かない

大きくこの4つだ。

契約と違い、融通は効くから何か有れば相談しな」


「分かった。ライは契約する」


「おう。宜しくな。ライ」


「宜しくお願いします」


「まずは部屋決めて、報告書だ。うちのファミリーは部屋代とファミリーメンバーへの金貸し、銀行、地下の酒場で成り立っている」


「報告書?」


「おう。フレーゲルとやっただろ?後はこれまでの行動とかだな。フレーゲルはもう書きに行った」


「天満月に入る前でも?後、銀行って?」


「決まりだ。誰かの恨みや他のファミリーとの衝突を避ける為に必要だ。銀行はファミリーに金を預ける仕組みだ。場合によっては使うが、預けた分は必ず返るぞ。死んだらファミリーの物に成るがな」


「ふーん。分かった」



「ああ。部屋はここかここ、後は5階の~」


「ここにする」


「了解、報告は2階の奥から3番目の部屋だ。誰か居るから適当に渡しておけ」


「分かった。グランドマザーって暇なのか?」


「はっはっは、忙しいな。今日も新人が来ると聞いて今も働いている」


「ふーん。オレも見えないからぜひ頑張って欲しいけど。状態呪い」

正確にはオレ(のレベルの〈観察〉で)も(【キャラクター】は)見えない。(【キャラクター】で)状態呪い(付けてある)。

グランドマザーに嘘つけないって面倒。


「……呪いか。それでは、状態やHP、MPの管理は」


「感覚」

実際、戦闘中は余程でないと確認出来ないって。


「そうか……」





部屋って、寝室、居間、台所か。十分広いけど窮屈。と言うか部屋も久しぶりだ。台所は早々に調合する所に成りそう。そしてベッド。わーい。布団しいて。


今はゆっくりして、夜情報収集に行こう。報告書は、適当に。ささー。





「……そうか」


「グランドマザーが決めたのなら」


「仮って事になるのか」


「しかし、本当に厄介なのが来たね。フレーゲルじゃあ荷が勝ちすぎる」


「ああ。報告でも、〈長剣〉は勝っているけど少なくとも速度で負けていた、と。いざと言うとき抑えられないだろう」


「……ラントのパーティー」


「そりゃ、完全に監視になる。視て貰うだけなら良いかもしれないが、剣士相手には出来ないね」


「私が付こうか?」


「マザーを動かせる訳無いだろ」


「そこまででも無いんだよ。けれど、黒は必要だな。防衛向きの……」


「レートか」


「その辺りが妥当だな。それと、ライは警戒心が強く、頭も回る。教育係としては付けるが、最初に監視の役目も有ると説明しな」


「だが、」


「その方が理解を示すだろう。ファミリーになったメンバーはきちんと見てきた、初見である程度人となりは分かるつもりだよ。ライは真実監視を付けなくても疑うさ」


「グランドマザーの目は信用するが、新人がそれかい?他のファミリーのスパイじゃないだろうな」


「フレーゲルは冒険者登録したのを見たとは言っていたが、冒険者登録一度もしない、スパイ?門の出入りしにくいが有り得るか。まあ怪しい事に違いは無い。ファーザー以上に嘘はつけないんだ。聞いてみよう」


「じゃあ、解散。ああ、フレーゲルに責任はとるんだよって言っといてくれ」

天満月

実は都市で11番目の規模。しかし、実力者が多いため一般的にはこのファミリーが10番だと思われて居る。

勿論、10番目の規模のファミリーに対抗意識あり。


フレーゲルの責任は、新人教育係は別だが、誘った者としてメンバー同士の交流等、細かい所の面倒を見るように、という。


ライは男だと認識されている。実際は女。【キャラクター】で性別は変えられるけど、見た目男っぽければ良いやってなった。

どうしても、女の方がなめられやすい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ