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異世界で生きていく  作者: ゆう
独りで生きるのは大変
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28薬草売りのおじ…お兄さん

78歳位の時、薬都に神子の冒険者一行がやって来た。


「なあ"星薬"。聞いたか?ハヤテ()ファミリーが来たってよ」


称号持ちになっても気にしない人はいる。と言うか、有名になった瞬間偉そうにする人っているのだろうか。喧嘩を売られなければ別に態度はどうでもいい。


「知らない。ファミリー(10人以上の集団)で来たんだ?何人かだけ?あ、ここからここまで。」


「はいよ!……いや、ファミリー全員で来た。あそこはファミリーの人数は少ない分、結束は強いって有名だろ?後、全員じゃあ無いが神子って言うのでも有名だ。」

ファミリーは結成直後でも無ければ50以上居る。勢力争いみたいな。


「それは、知ってる。何で薬都に?代金」


「まいど!神子だからか、好奇心さ。ほら、20年程前に人魔種が近くに住み着いただろ?あれを見に来たって」


「ああ、子育てでね。子供は弱いからって知って移り住んだな。でももう20年も前だが」


「それこそ、ハヤテファミリーに子供が何年か続いて生まれたんだよ。で、成長したからこっちについでに薬師をファミリーに迎えたいって話だ」


「ついでで薬師を冒険者付きに、ねぇ」


「おお怖。そういえば、弟子が冒険者付きで苦労してるんだっけ?」


「ああ、いや。今は逞しく満喫している。気が合うファミリーに入れたようだ」


「そりゃあ、あの"星薬"様の弟子だ。公開したレシピを使えるように教育して有ったんだろ?引く手数多だろうに。むしろ苦労したって方がねぇ」


「あいつは良くも悪くも単純だからなぁ、値切りも出来なかったんだ。もう2人の方は要領良く稼いで居る様だが。まあ、今は一番人生を楽しんでいるのも事実だ」


「ほう、このツンデレが!」


「?むしろ扱き下ろしているだろうに、どうしてそうなる。弟子にも良く言われるんだ」


「……。まあ、あれだ。ハヤテファミリーの男は美形揃いだそうだ。称号持ちも居る。あのファミリーが薬師を求めているんだ。お前さんも狙われないよう気を付けろ」


「ハヤテファミリーか、嫉妬混じりだろうが」


「それでも希少な称号持ちが多いのも事実だ。蔑称、称号コレクターズ」


「分かった」


「おう、またな」




どっかのファミリー


「人魔種って言っても意外に普通でした」


「うん。正直期待はずれだな」


「でも、男の子、目可哀想だったね。私ではレベルが足りなくて」

毒って言って危険視されないよう、コントロール効くまで目隠しして見えない事にしてある。今は、集中していれば大丈夫だが、来客中は一応目隠ししている。


「薬都の近くなのにな。まさか、人魔だからって差別されているんじゃ」


「そうかもしれない。だから薬都の近くなのに薬が手に入らないんだ。この世界なら目を治す位薬で簡単に出来るのに」


「子供治したら、ファミリーに入ってくれるかもしれないね」


「……ん。人魔見た目普通の人だけど強い。見えなかった」


「え?称号持ちの貴女でもですか。」


「そんなに強い人ならファミリーに入って欲しいな」


「その為にも薬師を探さないと。確か、薬師の人で他の称号持ちより安く沢山売って、多くの人が薬を買えるって。きっと困っている人を減らそうとする優しい人だよ」


「……その薬師、気難しいって噂」


「ええ、昼前の僅かな時間以外に訪ねると貴族でも追い出されるらしいです」


「同じ称号持ちでも追い出されるのかな」


「まあ昼前なら、明日以降だよ。しばらく薬都で過ごすのにファミリーのメンバーがマンションの階を借りてくれるって言っていたし、待ち合わせの場所まで行こうか」


「おう」……






クラウ。


……ん?なんか寒気が。


まあいいや。どこかのファミリーが豪快にマンションのひと階全部を借りる為の金策にここらで珍しい素材が流れて来た。

これで試したかった組み合わせが出来る。


ここらに無い、効果、漏洩。海の近くに多いらしいこれは、MPが減ると言う珍しい効果。後は、効果、過剰活性。お腹が空く効果♪


漏洩、呼吸は魔力を取り込みMPを回復させる事だから過呼吸に効く薬。転じて、呼吸を落ち着かせる、『恐怖』とかの精神的状態に効く薬が出来る、らしい。だから今から試せる。


お腹が空くなら、沢山食べられる。自分の場合は取り込みも。うん。いいね。

活性させるから上手に使えば普通に薬効も良くなる。この薬都では、需要もあって高級素材。伝があって良かった。


まあ、自分なら多少良い価値の素材と【等価交換】すればまだ安く手に入るけど。それとこれとは別。


その調子で朝まで、生産していた。




「よう!ご機嫌じゃねぇか」


「"星薬"さんおはようございます」


「おはよう。旧店主と新店主。ちょっと良い素材が手に入ったのと、今朝がたちょうど良い感じで効果が落ち着いて来ました」


「ええ?朝までやっていたんですか」


「その旧店主ってのやめねえか?本当にご機嫌だな。やっぱ称号持ちは理解出来ねぇ」


「事実です。称号持ちについては同意します」


「おう、落ち着いたか」


「ええ?もうですか、父さん良く分かりますね」


「こいつは、人と話すとテンション下がるんだ。普段はあれだ、演技だ。さっき剥がれていたが。よっぽど嬉しかったんだな」


「何で分かるんです」

さすがに興奮しすぎた。


「ああ?事実だろ?ほらよ」


「っ。まあ、そうですが。……代金ちょうど受け取りました」


「ああ、またな」


「えっと。"星薬"さんまた明日」


「はい」

別にヤバい集団って訳でもない。心の底から他人を思いやって居るだけ。欠点は思い込みが激しいのと、世界がゲームに似すぎているので仲間を軽く考えがち。


神子12人、称号持ち4人、普通の人7人。

ハヤテファミリー、23名。

メインパーティーは

神子3人、称号持ち2人の5人。


100人規模のファミリーに称号持ちは1~2人居たら良いほう。

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