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異世界で生きていく  作者: ゆう
独りで生きるのは大変
14/156

13拾われた

時間は取られたが、すぐに外に行く。


森に入って直ぐ、【キャラクター】で別人に。これも使い捨て用。名前はゴンーベーにしとこう。ジョンでもジェーンでも良いが。


街道に沿って街道を全力で〈隠密〉しながら走る。街道は走っている冒険者も居るので、あまり目立たないはず。一人なのは珍しいが。


街道町まで来て考える。ちなみに夜でも魔物相手の冒険者には関係無いので門は開いている。『暗視』があって暗闇に活動しやすいのもある。

派手にここまで来たが、ここからは行き先と行動を考えなければいけない。


学園都市から

真っ直ぐ離れる、神国

右に向かう、魔導都市

ちょっと戻るが左に行く、薬都


ほとんど確認しないまま飛び出してしまったが、無意識に神国を目指していたらしい。しかし、神国に戻る気はない。

薬都に興味がある。最初に調薬をしたのもそうだし、より良い薬草に需要があり錬金術師も多い。

魔導都市も魔石を使うので、錬金術師は多いし、薬都と学園都市近いしなあ。



ルーカスは怖いが、バレなければ大丈夫。

バレるときはバレるものだからしょうがない。薬都に行く。


と言うわけで、こっそり【キャラクター】でジョンに。冒険者登録をする。冒険者登録は本来一人一回なのだが、レインの時登録したのがゆきではステータスに表示されていない。よって、【キャラクター】で新しく登録出来る。


が、ここで誤算が。

冒険者登録したのは、町の出入りをスムーズにするため。登録は一回の関係上、冒険者カードの情報は信頼されている。

しかし、冒険者登録1年目(白)は信頼されるはずも無く身分証明の無い不審者扱いだった。下手すると、登録して1年経たずに町を出なければならない事情が有ると、2つ目の街道町に入る時拘束されてしまった。

嘘判定器という魔道具のお陰で一応町には入れたが。

ジョンは犯罪を犯した事は有りません。



冒険者カードを諦めて、普通に身分証の無い旅人として町を通過する。身分証が無いと、3日以上の滞在は出来ないし、余計に通行税がかかる。それ以上の滞在にはやはり、ギルドカードか、誰か保証人が要る。


何だかんだあって薬都。

入る前に、ここで生活する人物を作り上げる。髪は緑で、目は碧。緑がかった青の碧眼。うんうん。年齢は、


「え。歩いてここまで?10歳で?」

「魔車は、……全財産それだけ!?……(嘘判定器)本当だ、嘘じゃない。え、通行税抜いたら宿は……」

「親居ないの?……ゴメンねそんな事聞いて。俺達も仕事なんだ」

「本当に大丈夫?薬師になる為に?そっか、頑張って」

「これ、少ないけどお小遣い。一泊なら」

なんか、ごめんなさい衛兵さん


10歳のLvでも、ランク1なら逃げ切れる。ランク2は運。町から町への移動も不可能ではない。


町に着いて、入ったは良いがお金がない。少なくとも、外に出ると通行税が払えず町に入れない程度にお金はない。ぎりぎりだ。

誰か拾って下さい。



とりあえず、路地裏へ。人の視線がないと落ち着く~。

宿に泊まれもしないので、今日以外は路地裏生活。[クリーン]使えて良かった。後、寝なくても食べなくても良い身体で良かった。


何か売れるもの。……荷物整理したから無い。本当に誰か拾って下さい。


それにしても、


「お腹空いたなあ」

食べなくても大丈夫でもお腹は空く。


「これこれ、こんなところに居ては悪い人に連れてかれてしまうよ。お嬢ちゃん」


「お婆さん……」


門から入った後から見られているのは知っていました。あざといとか言わないで下さい。必死なんです。




「門から一人で居るのを見掛けてねぇ。親御さんも見えないし、心配になったもんだがねぇ」


お婆さんと歩いています。

見て分かる様に、『老化』になっているお婆さん。『老化』は死に一気に近づいた証だが、同時にとてもめでたい事でもある。魔物に殺される事も無く、ここまで生き延びてきたと。

だから『老化』している人物はとても大切にされる。



「ナナさん」


「あら。"お婆さん"と呼んでくれないのかい」


「お婆さん、本当に良いの?」


「『老化』したんだからやりたいことはやらなくちゃね。私はずっと孫が欲しかったんだよ、後数年だけど、クラウちゃんは私の孫になってくれるね」


とっても都合が良くて怪しいけど、本気でナナさんは自分、クラウを孫にしたい様だ。




先ほど門にて、


「あれ?クラウちゃんどうしたの?あ。お婆さんいかがなされましたか」


「この子、私が引き取るから、滞在許可についてね」


「お婆さんが?……ああ、では……」


何か、保証人についての話をしている間に、こそっと別の衛兵さんが教えてくれた。


「眉を寄せて、警戒しているの?ナナお婆さんはね、冒険者になった息子さんを3人亡くしていてね、一人暮らしをしているんだ。君の目標とする薬師でもあったんだ。クラウちゃんもナナお婆さんをよろしくね」


顔を覚えるのが仕事の衛兵も息子さんを覚えているらしい。そして、うっかりクラウが行き倒れとかしていると即孤児院。つまり神殿行きだったらしい。路地裏で寝なくて良かった。




お婆さんの家に着いた。土地が限られているので、マンション暮らしが多い。お婆さんは『老化』になった時から1階にしてもらったって。


「クラウちゃんは薬師になりたいんだって?」


「うん。お母さんが薬について教えてくれた。お父さんは魔法教えてくれた(設定)」


「そうかい。お婆さんも薬師だったから知識は教えられるね」


「ありがとう。でも返せるもの無い」


「返してくれだなんて言わないさ。でも、最後まで一緒に居てくれると嬉しいね」


「お婆さん。うん」




こうしてクラウはナナさんに引き取られた。





夕食。

「手伝う」


「ありがとうクラウちゃん。じゃあスープを混ぜてくれるかい。私は肉を焼くから」


「分かった。」



「……ごめんなさい。こぼした」


「あらあら。大丈夫よ。『火傷』になってないわね。良かった」


夕食は、ちょっと少ないスープとステーキ(鹿)でした。


肉が安いから一般的な夕食。塩はそんなに高くない。塩の身体の(ゴーレム)種が海の近くで出る。量が要る分野菜の方が高い。





ルーカスは。

1日かけて、ギルマスを辞める。ギルマスになる時契約書を書く。契約は破れないタイプ(契約の際完全同意有り)。なので、後任が居ようが直ぐには辞められない。

ついでに言うと、動機が神子なのでいろいろと……

ギルドは神殿の組織。


漸く探しだすが、ゆきは感知の範囲外に一度出てしまって、入ってきて無いのか、【キャラクター】で気配や諸々変わって分からないのか。


直接会わないと、違和感は感じない。


「あ~。くそっ。何処行った~!!」

ナナ 135歳

人種 Lv83

職人(黒)

状態 (最盛期の老化の直前)

HP8300/8300 MP9300/9300

〈スキル〉

調薬59 器用36 解析31 記憶27 洗浄25

~(略)


とても一般的なお婆さん。現在137歳。

Lv70越えた所で一気にLv上がらなくなる。必要なくなるから。

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