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宇宙デカトシヒコ!!  作者: あかメガネ
宇宙デカトシヒコ!!  戦いの日々編
70/140

宇宙デカトシヒコ!! 新婚旅行!!

50年という長い新婚旅行のはじまりはじまり。




レナは、立ち上がった。10Gの重圧の中。


チエよりも先に立ち上がった。


己を鼓舞するように。


いつか、センターを手に入れるとちかった、あの時のように



彼女は元アイドル、これぐらいの訓練ではへこたれないのである。



アイドルは2時間全力で踊り続けるポテンシャルうが必要である!



特に彼女は、歌割が少なかったので、そこらの小娘とは顔つきが違うほど



鍛えられていた。



三十路を超えていた彼女は、自分の身体がピークに戻り、さらに成長



していると感じていた。



もうだれも私を止められない、何なら今度は、チームのセンターとして



返り咲いて輝いてやる。




ずっとサイドを固めていた、心優しい仮面が、


重力によって剝がされそうになっていた。





チエは、寝転がっていた。


全く起き上がれる気がしなかった。


割と鍛えていたし、操縦もすごい出来るのに。


もうふて寝しようかなと思っていた。





ふたりの覚悟が入れ替わってしまった。




アイドルという修羅場を乗り越え、三十路を過ぎても現役を続け


トップアイドルでもないのに、トップアイドルたちが道を開けて


通った、そんな修羅の様な空気を漂わせた三十路集団、


超大人系アイドル「prediiiia」の闘志は、


そんじょそこらの小娘とは違った。



重力は眠れる獅子を起こしてしまった。





トシヒコは、倒れていた。


この日、10回目の怪獣とのスパーリングだ。


突っ込んで、棍を振っても何の手ごたえもなく、


反撃の蹴りで、100m以上飛ばされ、致命傷を負う。




そろそろ誰か、ミドリ先生の目を覚まさせてほしい。


ほら、観客が引いてるよ。ちょっと偉い人呼んでこようって


言ってくれてる人もいるよ。


そもそも、やり方絶対間違ってるよ。


ミドリ先生、試行錯誤というより、適当に訓練やらせてるよねこれ。


死んじゃうぞトシヒコ。このままじゃ死んじゃうぞ。


いや、新婚ほやほやで、死んでたまるか!!



「ミドリ先生!!!」


「なぁに、トシヒコくん、さっきのいい感じだったよ!!」


節穴にも程がある。


「ちょっと、これ強くなれるビジョンが見つからないトレーニングなんですけど!!」


「そうかなぁ、少しずつ致命傷が小さくなってきてるじゃない!たぶん!」


「致命傷を負わないトレーニングがしたいです!あともっとたぶん強くなれる


いい方法が絶対あると思います!!」


「わがままだなぁ、トシヒコくんは。じゃあアレを試してみよう!!!」


今度は何だろう、致命傷がないトレーニングだといいな。


ミドリ先生は、ビル一棟分ぐらいのバケツを持ってきた。


この人もめちゃくちゃである。


「これは、私が考えた、巨大な敵と戦うための新装備です。まだ誰も


試したことがないから、トシヒコくん使ってみて」



とうとう、教え子を実験体にしてきた。


出逢った頃のミドリ先生はどこへ。。



「これ、なにが入ってるんですか?なんか黒いぐにょぐにょした液体っぽいですけど」


「ナノスキンスーツの材料だよ!!その量でもパワードスーツの1/10000000のコスト!!」


どんだけ高いんだパワードスーツ。いかん、涙が出てきた。


「えーい!!とりあえず入ってみて!!」


「うわぁぁぁぁ!!」


ざぱぁぁぁぁぁぁん!!!



無理やり、思い付きで作ったであろう新装備に沈められた。



「うう、ぐにゅぐにゅする.....あれ?」


だんだん、まわりのぐにゅぐにゅが、トシヒコのナノスキンスーツを中心に


人型になっていく。


気づいたら、50m級の巨人ナノスキンスーツになっていた。


「おお!!これはすごい、おれのナノスキンスーツと、周りのナノスキンの素が


合体して、俺の身体が、そのまま巨大化した形になった!!しかも


ご丁寧に、スーツのモニターも巨人の目の所になってるし、皮膚の感覚


身体の感覚も、巨大化したものがフィードバックされている!!


なるほど、これはすごいアイディアだ!!」



「ふっふーーん!!すごいでしょ!!今朝たまたま思いついたんだよ!!」


ドヤ顔してるけど、もし俺がナノマシンに取り込まれていたらどうする


つもりだったんだろう?


「じゃあ、スパーリング11ラウンド開始ーー!!」


怪獣とのスパーリングがまた、始まった。


「よーし、今度はこっちもでかいぞー!!あ、あれ、体が重い、っていうか


全然動かせない、ぐぬぬぬぬ、ぎゃふん!!」


怪獣に殴られてKOされた。




「ミドリ先生こいつの動力源ってまさか....?」


「そうトシヒコくんだよ!!われわれの方針はどこまでいってもコストダウン!!


パワードスーツの身体強化無しでどこまで強くなれるかを、どこまで


極められるかが、それこそがこのミドリ一派の方針なのだから!!」



いつの間にか、一派に入れられていた。



「よし、そうだね、まずはスパーリングはいったんやめて、


腕立て10回を目指そうか!!」


スパーリングよりも、強くなれそうだし、致命傷にならなそうだったので


「合点承知の助!!」


と、超了解して、腕立てを始めた。しかし、


「ぐぬぬぬぬぬ、一回も上がらん。あと横になったら立ち上がれなくなった」



それからしばらく、夫婦それって寝転がってるだけの、訓練が続いた。




ピークを更新し続ける、レナさんはすでに20Gで高速で動けるようになり、


スパーリングパートナーを相手に無双していた。




レナさんの眠れる獅子が覚醒してしまった。彼女はいったいどこまで強くなれるのか?

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