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#011


 森の中を歩きながらアンジェリカが休憩地点で前回も同じ事があったと伝えると騎士の人達も魔物を統率している存在がいる事を確信した。

 そこからは魔物が多くいる方を意識しながら進む事になった。

 この森を一番知っているアンジェリカにも心当たりがないかを訊かれ、アンジェリカは心当たりはなかったがジルに魔物の気配が多い方を教えて貰い案内する事にした。

 ジルの誘導に従って進んでいくと段々と魔物が増えていってる事に全員が気が付くほどの量になっていた。


 それらの魔物は全て蜘蛛で、森には糸を大量に張って道を塞ごうとしていたり、触れると身動きが取れなくなるような罠が仕掛けられていた。

 塞いでいる糸は騎士の人達が魔術を使って取り払っていたが、遅い上に魔力の無駄遣いだと感じたアンジェリカが途中から剣で罠も斬って道を開いていった。

 騎士の人達は初めはその剣技に驚いていたが直ぐに気を取り直して魔物の退治に集中し始めた。

 そのまま進み続けていると開けた場所に出た。

 そこには数十年以上誰も住んではいないであろう程ボロボロになった廃墟が一軒あった。

 その廃墟の屋根の上にその廃墟と同じくらいの大きさの巨大な巣があった。

 そしてその巣からは今も大量の蜘蛛が生み落とされていた。


 騎士の人達は巣を破壊する為に近づこうとするが蜘蛛の数が余りにも多く全く近づけないでいた。

 そんな中班長が全力で掛かれと指示をすると全員が精霊化をした。

 研究所の人達と違い騎士の人達は髪の色が赤や緑、青、橙といった有彩色に変わっていった。

(精霊化すると髪って灰色になるんじゃないの?)

『説明してなかったか、髪や目の色は精霊化する精霊の髪や目の色によって変わるぞ。基本的に赤は火、緑は風、青は水、橙は土の精霊だ』


(それじゃあ灰色って何属性なの?)

『基本的に無属性だ、ついでに言っておくと無属性の精霊なんて言うのは人工精霊以外にありえないからな。それと精霊化を何度もしていると、その内精霊化をしていなくてもその色のままになり始める、例えば俺の様にな』

(それって私の髪が水色から灰色になるって事? そんなの嫌なんだけど)

『安心しろそんな簡単には変わらない。俺は四六時中精霊化を続けるような環境にいたからすぐに変わったが、普通の騎士だと五十代でやっと変わるかどうかっていうくらいだ、だから気にしないでいいぞ』

(そっかそれなら大丈夫なのかな?)


 アンジェリカがジルと念話しながら魔物を倒していると、気が付けば先程までいた魔物が殆ど倒されていた。

 そして騎士の一人が近くの魔物を倒し終え巣に攻撃しようとしたその瞬間、空から巣よりも大きな蜘蛛が振ってきてその勢いで騎士は吹き飛ばされてしまった。

 他の騎士達は驚きながらも動きを止めず、三人はたった今振ってきた巨大な蜘蛛の注意を惹くかの様に対峙し、残る二人は吹き飛ばされてしまった騎士を助けに向かっていた。

 アンジェリカは少し離れた位置から、ジルに騎士の人達だけであの巨大な蜘蛛に勝てそうか訊いていた。

 答えはノーだった。


 ジル曰くあの巨大な蜘蛛はクイーンやマザーと呼ばれ、その体はそこらの金属よりも堅く、あの騎士達では傷つける事すら困難らしい。

 アンジェリカがジルに如何すればクイーンを倒せるのかと訊いた。

 如何やらジルが戦えば数秒で片が付くらしい、だけどそれでは余りにも味気ないから、アンジェリカが精霊化をして倒してみる様に言った直後アンジェリカの髪と目は灰色に変わっていた。


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