パーティー戦が常識の現代ダンジョンで「1対1でしか発動しないゴミスキル」と除名された俺、ソロ配信を始めたらどんな格上ボスにもステータス〈2倍〉で絶対勝てる件
最新エピソード掲載日:2026/11/07
「1対1でしか発動しないゴミスキルなんぞ、うちには要らんのだよ。槙村、今日で除名だ」
大手クラン〈ブライトホーク〉の育成部長に笑われて、俺は新宿ダンジョンの十五階層に置き去りにされた。
四年間、一度も光らなかったスキルの名前は、『一騎討ち』という。
まあ、いっか。四年間、俺はそうやって笑ってきた。
暇つぶしに、視聴者二人の料理配信をつけて歩きだした――そのとき、天井を割って、懸賞金三億円の賞金首が落ちてきた。
床に、光る輪が走る。輪の中にいるのは、俺と、狼だけ。
四年間で初めて、そのスキルが光った。
【全能力値を、相手の二倍に固定します】
駆けつけた銀髪の監査官が、輪に飛び込もうとする。
「来ないでくれ! これは、俺の一騎討ちだ!」
味方が一人でも輪に入れば、二倍は消える。
だから、俺を置いていったエリート部隊が全滅しかけても、全員が棄権して出てくるまで、俺は輪の外で待つしかない。
人前では眉ひとつ動かさないのに、二人きりだと笑い転げる監査官を解説席に――ソロ配信、はじめます。
大手クラン〈ブライトホーク〉の育成部長に笑われて、俺は新宿ダンジョンの十五階層に置き去りにされた。
四年間、一度も光らなかったスキルの名前は、『一騎討ち』という。
まあ、いっか。四年間、俺はそうやって笑ってきた。
暇つぶしに、視聴者二人の料理配信をつけて歩きだした――そのとき、天井を割って、懸賞金三億円の賞金首が落ちてきた。
床に、光る輪が走る。輪の中にいるのは、俺と、狼だけ。
四年間で初めて、そのスキルが光った。
【全能力値を、相手の二倍に固定します】
駆けつけた銀髪の監査官が、輪に飛び込もうとする。
「来ないでくれ! これは、俺の一騎討ちだ!」
味方が一人でも輪に入れば、二倍は消える。
だから、俺を置いていったエリート部隊が全滅しかけても、全員が棄権して出てくるまで、俺は輪の外で待つしかない。
人前では眉ひとつ動かさないのに、二人きりだと笑い転げる監査官を解説席に――ソロ配信、はじめます。
1. ゴミスキルと、十五階層
2026/11/07 11:29