表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/81

第四十三話 襲撃

「うふふふ。」


 色々思いついた事をトルテさんに手伝ってもらい、なんとか納得いく組み合わせが作れました。意外と成功したものが多かったので、鼻歌交じりにスキップしてます。


「ツツジ!」


「あれ、ルイさんどうかしたんですか?」


ルイさんが焦った表情で私に向かって走ってくるのが見えた。


「緊急事態なの!急いで部屋に戻ってちょうだい!」


「は、はい!」


 凄く必死に叫ぶように言うものだから、思わず承諾してしまった。何かあったのだろうか?普段の生活からは想像もつかないほどの表情だった。


 不信感を抱きながらも私は渋々部屋に戻った。部屋に戻ると何と無く魔王の椅子?っぽいのに座る。何でか分からないですけど、凶悪な見た目のわりに落ち着くんですよね。この椅子。椅子に座っていると眠くなったので、私はもそもそとベッドに寝っ転がった。


チュドオオオオオンッという爆音で私は目覚めた。


「な、なんですか!?」


 とてつもない爆音が鳴り響く中、急にツカツカと言う足音が聞こえた。でもこの足音明らかにトルテさんのものじゃない。私が眠っている間に何があったんだろう?思わず恐怖でベッドの中に潜り込んだ。


 そして、部屋のドアをコンコンコンッと、何回もノックする音が聞こえて、私はますます身を強張らせた。どうして誰も居ないんだろう?どうしてこんなに、得体のしれない恐怖のようなものを感じるのだろう?


 ドカンッと派手な音を立てて、突然部屋のドアが吹っ飛んできた。更なる恐怖の出来事に私はベッドの上で、震えたまま動けないでいた。


 部屋に一人の女性が入ってきた。真っ直ぐなストレートの長い金色の髪に薄い青色の瞳。極め付けに背中には天使の様な真っ白な羽が四枚ついている。


部屋に入ってくると、私と目が会った。


「天使?」


「子供?」


思わずお互いの口から洩れた疑問を抱いた言葉だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ