表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハーレム建国記 〜女の子はみんな俺が嫌いです〜 ReMake  作者: Red/春日玲音
第二章 激動!?クレイドルの街とセシル共和国

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/33

セシルの事情とメルナとの賭け (Re)

「えっと、何からお話すればよろしいでしょうか?」


セシルが緊張した面持ちで、そう訊ねてくる。


「そうだな、全部話してもらおうか。キミの名前から、どういう立場にあって、なぜ逃げていたのか?あの男たちは何者なのか?等々全部だ。」


「そうそう全部……って、レオン君、あなたこの娘の名前も聞いてなかったの?」


「森で助けを求めていたんだ。名前を聞くより、まずは犯すだろ?」


「「「いやいや、それおかしいからっ!」」」


俺の考えを素直に述べたら、何故か総ツッコミが入った……解せぬ。


「あ、アハハ……。えーと、私はセシル。セシル・オクトラーゼと申します。」


「オクトラーゼって、クレイドル市長の?」


メルナが驚いた声をあげる。


「えぇ、我が家は年々クレイドルの街を預かってきた家系でした。だから、今回のような窮状にも尽力してきたつもりだったのですが……。」


そう言って語られる、クレイドルを取り巻く状況と、セシルが行ってきた政策、そしてその顛末などなど……。


「酷い……。」


いつの間にか戻って来ていたミアが、セシルの話を聞いて涙を流している。


「国家反逆罪ですか。王家も無茶をしますね。」


メルナはエリカ共和国王家の無茶な行動の裏を考えている。


「ですので、私に関われば皆さんも反逆罪に問われます。だから……ひゃぅっ!」


俺達に迷惑がかかるから、と出ていこうとするセシルのチョーカーに魔力を流して止める。


「いや、そもそも、俺達エリカ共和国の国民じゃないし。」


「あ、ぁぁ、でも……。ひぃん……。」


胎内を駆け巡る快楽の刺激に耐え切れずその場で蹲るセシル。


「大体、セシルは、俺が飽きるまでは、勝手に出ていけないんだよ。」


「ひぁ……、ひゃ、ひゃぃ……わ、分かりま……ぁんッ……したから、止め……て……ください……。」


「ん?魔力はもう流してないぞ?」


「しょ、しょんなぁ……、ひゃんっ……。」


セシルの表情が絶望に歪む。


「あーぁ、可哀想に。でも自業自得だからね。」


俺はセシルに近づき、その身体を抱き上げ、軽く胸に触れる。


セシルはそれだけで大きな刺激を受けたように、ビクッと身体をのけぞらせる。


「はあぁん!やぁああっ……」


「ほらほら、どうして欲しい?」


「んっ…はぁ…あ…ぁ…そ…そんなの……。」


「ほら、素直に言ってごらんよ?」


俺は敏感なところには触れず、その周りを焦らすように撫でまわす。


「はぁ…あっ…そ、そんな事…言えない……ぁっ……。」


いきなり始まった桃色遊戯に、他の女の子達は動けないでいる。


止めようと思えばできる筈なのだが、ここで止めに入ると、自分も同じ目に合わされ、しかもセシル自身への攻撃は止まらないという事を身に染みて分かっているからだ。


だから彼女たちに出来ることは、耳を塞ぎ、視線をそらせることだけだった。


「レオンさんっ!メッですっ!」


しかし、この中に一人空気を読まない娘がいる……もちろんアリスだ。


まぁ、こうなるよなぁ。


俺はアリスが止めに入ることは計算に入れていた。だから平然と答えてやる。


「今、セシルは、苦しんでるんだよ?俺がここで彼女を突き放したら、彼女は気が狂うまでずっと苦しむんだぞ?」


「それは……ダメ……です。」


「だろ?いま彼女を助けてやれるのは俺だけなんだよ?いわば、これは人助けだ。違うか?」


「……えっと、違うような気がするですけど……。」


「違わないよ。それともアリスは、彼女をこのまま苦しませるべきだって言うのか?助けてあげるべきじゃないのか?」


「そ、そうですね……人助けは、いいことです。」


「だろ?俺はセシルを助けているんだ?いい事をしてるんだよ。」


「そうです、レオンさんは良い人です。やっと私の思いが通じたのです。セシルさんを助けてあげてくださいなのです。」


アリスは納得して、「お茶を入れてくるです」と言って部屋を出ていった。


「アリスちゃん……。」


言いくるめられたアリスの背中を、皆がため息をつきながら見送る。


「ほら、お間が素直にならないから、アリスに心配かけたじゃないか。」


「ぁ、ぁぁ……ご、ゴメンナサイ……。」


なぜ自分が責められるのだろう?と思いながらも、謝罪を口にするセシル。


胎内を駆け巡る快楽に抗うのが精一杯で、まともに思考が回っていない。


その後、散々弄んんだ結果、気を失ってしまったセシルをミアとセレスに任せると、キャシーが抱えて、ミア達と共に部屋を出ていく。


そして残ったメルナが、責めるような目で俺を見てくる。


「レオン君、相変わらず鬼畜ね。やり過ぎだと思わないの?と言うか、まだ話が終わってないでしょ?」


「つい成り行きで……って、そう言いながらメルナさんも止めなかったじゃないか。」


「……止めに入ったら、やめたの?」


「………ゴメンナサイ。」


俺は素直に謝る。

メルナさんには頭が上がらないのだ。……そして、そんな関係も悪くないと思う自分がいる……我ながら業が深いぜ。


「………ハァ。まぁいいわ。。それより、この後の事は考えているの?」


これ以上は無意味だと感じたのか、メルナは話題を変えてくる。

彼女が聞きたいのは、セシルの事とクレイドルの街……引いてはエリカ共和国との関係をどうするか?という事だろう。


「俺なりに考えている事はあるが、その前に、聡明なメルナさんの意見を聞きたいな。」


煽るようにそう言ってみると、メルナの瞳の輝きが増す。


「そうね。セシルさんを囲い込むとして、私達の選択肢はいくつか存在するわ。」


メルナはそう言いながら指折り話し出す。


「まず一つ目。このままセシルさんを連れて遠くまで逃げる。国家反逆罪がどうとか言っても、あくまでもエリカ共和国内での話。いいところクァール連邦の他の国々がセシルさんに利用価値を見出して、交渉条件に使ってくるかも、ってところだから、連邦から離れてしまえば一切関係なくなるわ。私達としても、この場所に留まる理由はないのだから、今後の面倒を避けるなら、さっさとこの場から離れる事ね。」


メルナはそこまで言ってから、俺の顔を見て小さくため息をつく。


「……どうせそんな気は毛頭ないだろうから、二つ目ね。セシルさんの罪状を取り消させる。」


……おっと、俺はそこまで考えてなかったけどな。


「具体的には?」


興味がわいたので、そのまま話の続きを促す。


「……そこまではまだ考えつかないわ。ただ、今回の事は、かなりの無理があるのに、王家が王権を発動して、無理やり通したことだから、そこに付け入るスキはあるはずよ。カギとなるのは、急激なクレイドルの経済悪化かしらね。すべてがうまくかみ合い過ぎている……裏で糸を引く存在があるはずだから、それを突き止めることが出来れば……。」


「出来るのか?」


「……分からないけど……やれって言うなら全力を尽くすわよ。」


「それはそれで面白そうだが、かなり複雑で面倒だぞ?しかも、思った結果が得られないかもしれない。」


「それは仕方がないじゃない。それともやっぱり逃げる?面倒が嫌ならそっちの方がおすすめよ。」


「逃げる気はないよ。もっと単純な方法もあるしな。」


「単純な方法って?」


「よく考えて見ろ。セシルに掛けられている罪状は?」


「国家反逆罪?」


「どこの国に対しての反逆だ?」


「それは当然エリカ共和……ってまさかっ!」


「そのまさかだよ。エリカ共和国という存在が無くなれば、反逆も何もなくなるだろ?」


「そんなの……出来るわけが……。」


「何ならかけるか?」


「賭けるって……何を?」


「なにがいいかな?……そうだな、セレスの身柄でどうだ?1年……いや2年にしておこうか。2年以内に、エリカ共和国という存在を無くして、セシルの国家反逆罪というものを無かったことにする。それが出来なかったら俺はメルナさんの僕となり、メルナさんの為に一生を尽くしてやるよ。その代わり、出来た場合は、セレスには俺と俺の国の為にその一生を捧げると誓ってもらう。勿論、ミアと袂を分かつとしても、メルナさんと共に俺の元に残ってもらう事になる。メルナさんにはその説得をしてもらう。……どうだ?」


「……私にとっては勝率の高い、美味しい条件だけど、万が一負けた場合は……。」

メルナさんが珍しく逡巡する。

出来ないと思ってはいるが万が一のリスクが大きすぎるとでも考えているのだろうか?


「……そうね。いくら小さい国とはいえ、普通に考えて、2年で国一つを滅ぼすなんて、それこそ魔族軍が圧倒的軍力で攻めてこないと無理だろうし、いいわよ。その賭け乗ったわ。」


かなり逡巡した後、意を決したように、メルナさんがそう告げる。


「OK.一応言っておくが、俺の策に対して、全力で取り組んでもらうからな。負けそうになったからと言って手を抜いたりしたら無効だぞ?」


「分かってるわよ。大体、国を相手にしている段階で、手を抜くなんてそれこそ自殺行為でしょ。賭け以前の問題だわ。」


「分かっていればいい。じゃぁ……契約執行(コントラクト)!」


俺の契約魔法が発動し、互いの額に契約のしるしが光って吸い込まれていく。


「契約、成立だな。」


「えぇ、お手並み拝見させてもらうわ。まず何から始めるの?」


「そうだな、とりあえずはセシルからもっと詳しい話を聞かなければいけないから、セシルが起きてからって事で……。」


俺はそう言いながらメルナの背後へ廻ると、彼女をそのまま椅子に縛り付ける。


「キャッ!何するのっ!」


「セシルが起きるまで時間があるからな。さっきは中途半端だったからな、俺は不満なんだよ。」


俺はそう言うと、メルナの下着を剥ぎ取って、愛撫し始める。


「い、いや、こんな所で……。……ぁっ、イヤぁぁぁぁ……。」


イヤイヤ、と嫌がるメルナだったが、椅子に拘束されていてはその抵抗もむなしく、俺に好き放題去れるのだった。


メルナさんがどのような目に合った華は皆さまのご想像にお任せします。

リクエストがあればSSなどで公表したいと思います……。

って言うか、警告が来たら、過激表現は今までの分も含め、今後SSにまとめてどこかで公表するかもしれません。

面倒なので、警告が来るまで、このまま続けますが。一応R15の範囲(だと筆者は思っている)なので、警告が来るとは思えませんが……たぶん(-。-;


ご意見、ご感想等お待ちしております。

良ければブクマ、評価などしていただければ、モチベに繋がりますのでぜひお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ