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林檎の実と僕の後悔  作者: 穂先ロア
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後悔

遠江 廻 しがない成人男性。本作の主人公である。ごく普通の工場で働く傍らロックンロールを愛している人物。


錦山 琴葉 遠江 廻の隣の家に住む大学生。ポニーテールが特徴的で性格は明るいが暗くなる時との落差が激しい。遠江 廻とは幼なじみという関係である。


轟 裕二 遠江 廻とは高校時代ロックバンドを結成し活動していた元クラスメイト。パートはドラムでガサツで口が悪いが情熱的な人物。


佐久間 恭太郎 遠江 廻とは高校時代ロックバンドを結成し活動していた元クラスメイト。パートはキーボードでシルクハットを被っている。性格は冷静沈着でいつも落ち着いているが…偶に冷静さを欠かす時がある。


石川 祐介 遠江 廻とは高校時代ロックバンドを結成し活動していた元クラスメイトであり親友であり幼なじみ。パートはベースでいつも明るくがモットーだった。錦山 琴葉とは恋人だった人物。

「君は自分の人生に心残りはあるかい?」

そう言われたら…僕はこう答える。

「二つある」

そう言うだろう。その二つは…まずエレキギターを弾きたかった。もう一つは……

僕の名前は遠江 廻しがない21歳だ。今僕は考え事をしながら車の鍵を指でクルクル回していた。まるで西部劇のガンマンみたいに…何回か回した後に鍵を繋ぐチェーンが取れた。その後鍵は隕石が降って来るみたいに…液晶ディスプレイの前に落下する。

「オンボロチェーンが…」

そう言い鍵を取る。鍵を取った後に僕は長く重いため息を着いていた。もちろん訳ありでため息が出たのだ。

「人生つまんね…クソ喰らえだ…」

僕は自分の人生に飽き飽きしていたのだ。理由は、自分の目指していた事を自ら手離してしまったから。なんで手離したのか今でも後悔しか無いが、悔やんでも仕方なかった。僕はいつの間にかエアギターをやっていた。心が痛む「今頃なら」とそう呟いて…

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