表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人狼学園  作者: 天草メイ
2日目
12/39

人狼裁判

筆者です。

肝心なところが抜けていました。

申し訳ありませんm(_ _)m


10/24 21:10 改訂

「本日の最終下校は、18:30です。戸締りをして下校しましょう」


人狼裁判の時間だ。ミユ、タイトを除く全員が集まっている。


「人狼裁判ヲ始メル。昨日ノ犠牲者ハ2名。話シ合イヲ始メヨ」


昨日と同じように放送がなった。相変わらず、無機質な声だ。


「なにか言うことある人ー」


レオが言う。人狼ゲームには慣れているようだ。


「まず2人の死因はなんだろう。一気に2人犠牲になったってことは…」


私はとりあえず口を開いた。


「妖狐が呪殺されて背徳者が道連れ。かつ狩人が人狼の襲撃から誰かを守れた。それか人狼が妖狐を襲撃して、背徳者が道連れか」


「人狼の襲撃で一人死んで、怪盗が死んだってのもあり得る」


「人狼サイドが老兵を襲撃して道連れにされたのもありだよね」


カケルとユヅキとショウが次々に言う。


「占いは?」


私は聞いた。


「俺、ショウ占った。そしたら人狼だった!」


「待って、私もルナを占ったら人狼だった」


レオとチヅルが同時に占い師を名乗り出た。


「ほかに占い師はいる?」


返事はなかった。


「じゃあこの2人のどちらかが本物の占い師だね」


とキョウカが言うと、


「あ、そっか、俺狼少年なのかもしれないのか」


とレオが言う。


「怪盗がもしいるなら、今夜調べてもらおうか」


と提案した。するとサトミが名乗り出た。


「うち、怪盗!今夜チヅルかレオの部屋に行って調べてみる」


「サトミ、昨晩は誰のところにも行ってないの?」


「うん。自滅する可能性が高かったからね」


「グッジョブサトミ!」


レオが言った。


「これでミユとレオの死因は確定だな」


カケルが言う。


「占われたルナもショウも今生きている。ということは妖狐が呪殺されたという選択肢が消える」


「さすがカケル!」


「サトミが怪盗を名乗り出たから、怪盗が自滅したって選択肢もなくなるね」


ショウが続く。


「ということは、ミユとタイトはどちらかが人狼/大狼と老兵ってことだね!」


キョウカが手を叩きながら言った。


私は最初からわかっていた。ミユとは昨晩一緒にいたのだから。もちろん、それを表には出さない。


「いずれにせよ、ショウとルナのどちらかは人狼だよね」


「そうなるよね」


「でも待って。まずは妖狐を処刑しなくちゃ。ここで人狼を吊ったら、妖狐以外は負けちゃうよ」


そう。大狼のミユが死んだ今、人狼を吊ったら私たちはほぼ全員負けてしまう。


私は、生存しなくてはならなかった。このゲームの真相を暴くために。


「とにかく今は全員無罪にしない?」


「それがいいね。間違って人狼を殺したら、妖狐以外はどうなるかわからないから」


「人狼に今晩も誰か襲われちゃうのに?」


「それは狩人を信じろ」


カケルの冷静な言葉で、皆納得したようだった。


そして私たちは、無罪選択ボタンを押した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ