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人狼学園  作者: 天草メイ
1日目
10/39

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気づいたときには、私の意識は夢の中にあった。


ここはどこだろう。ずっと前に見たことのあるような景色が広がっている。


どうやら小さな公園のようだ。気持ち悪いくらい明るくて、暖かい。




「ルナちゃん、ブランコで遊ぼうよ」




小学校低学年くらいの女の子が話しかけてきた。


「いいよ」


私は答える。


「やったー!」


その女の子は喜んでいるようだ。


でも顔が見えない。見えないというよりは、ぼやけていてわからない。


隣でブランコを漕ぐ女の子は、ひどく痩せているようだった。


「ルナちゃんは、好きな人いる?」


突然そんなことを聞かれた。


「……内緒!」


そう答えておいた。


「そっか……残念」


なんとなく申し訳ない気持ちになったが、突然そんなこと聞かれたら、誰だって困るだろう。


「あたしはルナちゃんのことが好きだよ?ルナちゃんはあたしのこと、嫌い?」


「す、好きだよ!」


「ほんとに?嬉しいな」


反射的に答えてしまったが、女の子が明るい声を出したからよしとしよう。


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