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詩集 詩箱  作者: TiLA
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195/210

むりだキュン

 ねえ、

 そんな不意打ちの笑顔

 ずるいよ


「ただの友達」から

 はみ出しそうな気持ち

 もう、お手上げなの


 ねえ、近すぎるよ

 肩と肩の間

 たぶん15センチ


 君のシャンプーの香りが

 ふわりと鼻先をかすめて

「これ、どう思う?」って


 ――あ、むりだキュン


 こんなの、もう

 耐えられるわけないじゃん



「おやすみ」って送ったあと

 スマホの画面、見つめる10分間

 ただの既読。それだけなのに

 心臓ずっと、うるさいまま


 不意に跳ねた通知

『まだ起きてる?笑』

 の5文字


 ……いや、むりだキュン


 寝ようとしてた脳内が

 一瞬でパレードになっちゃう


 ねえ、君はどんな気持ちで

 そのメッセージを打ったの?


 ちょっとくらい、私と同じように

 ドキドキしてくれてたりしないかな


 愛おしさが、部屋の天井を越えて

 夜空まで届きそう

 これ以上は、もう……ね


 むりだキュン♡



お読みくださり有難うございます。

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