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詩集 詩箱  作者: TiLA
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192/210

幻想『罠』

幻想、それは

自ら仕掛けた罠


嵌るのは

気づいたとき


それが

幻想だったと


君の言葉に

勝手に期待して


自分で編んだ鉄格子

好んで入った牢獄


出口なんてないのさ

鍵なんて 


どこにも



でも

あった


つないだ手は冷たくても

君のぬくもり

幻想じゃなかった


信じたい

叫ぶほど


たとえ、本物じゃなくても


それでもいいと

認めた罪は

罠が閉じる音


狂気の手錠

もがくほど食い込む


心が痛む

理性のせいさ


冷たい牢獄

いつかは朽ちれど


先に壊れるのは 

どっち


外なんてものも

幻想



挿絵(By みてみん)

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