16話 今後の方針
遅くなってしまい、大変申し訳ございませんでした!!
お詫びという訳ではございませんが今回はいつもより長めにさせて頂いております。
目が覚めると、もう外は明るくなっていた。
ベッドから降り、窓の近くに寄って空を見上げると太陽はもう真上付近。もうすぐ昼になろうとしていた
ベッドを見るとまだリュースは眠っているようだった。
あまりにも気持ちよさそうに寝ていたので、起こすのも躊躇われたが今日は【念話】を持った魔物がいる所に案内してもらわなければならない……ここは心を鬼にして起こすか。
「おーい、リュースよ。起きろー!」
揺すってみるが「キュ〜……」と言うだけで起きる気配が無い。
「いつまで寝てんだ……そろそろ起きろよ」
いくら声を掛けても起きないので、ペチペチと軽く頬を叩いてみる。
「おーい、リュースさん?起きてくださーい!」
と、そこでやっと
「キュルルゥ……」
うっすらとリュースの目が開く。
「やっと起きたか?起きるのが遅いぞ」
俺がそう言うとリュースは
《……私が昔山に住んでいた時はもっと遅かった……》
そう言ってまた目を閉じ始めた。
おいコラ、お前今起きたろ……なんで二度寝しようとしてんだよ、起きろよ
「早く起きろよ!置いてくぞ!」
リュースのあまりの態度に段々とイライラしてきた。
「今日は【念話】持ちの魔物の所に行くんだぞ?早くしねぇと日が暮れちまうじゃねぇか!」
《うぅん……分かった……分かったからしばし待て……》
いや、そもそもなんでこいつのためにそこまでしてやる必要があるんだ?
こいついなかったら【念話】とか使わねぇじゃんか。
いっその事ここに寝かして置いてこうぜ
《ほい、起きたぞ……何を考え事をしとるんだ》
「あ?いや?特に何も?お、お前を捨ててこうなんて考えてねぇよ?」
《主よ、全部口に出てるぞ……》
おぉう……
「まぁそんなことはどうでもいいだろ?さっさと行こうぜ!な!?」
《誤魔化したのぉ……》
誤魔化してないですけど……?
なんか文句でもあるんですかねぇ?
そんなことを言い合いつつも、俺はいつもの装備に着替え終える。
俺が着替え終わったのを見計らってリュースはまた頭の上に飛んでくる。
「……なんでお前また俺の頭の上に乗ってんの?」
思ってる以上に重いからね?こいつ。
某電気ネズミを平気で肩に乗せてるスーパーマサラ人とは、体の作りが違うんですよ。
こんなね、小型犬と中型犬の間くらいのサイズのドラゴンを平気で頭に乗っけてられるほど首は強くないんですよねぇ……
え?昨日も乗せてただろうって?
……黙れこぞry()
《だって主はこの後私に乗って移動するだろ?私だけ主を乗せて移動するとか不公平だろう。だったらそれまで私が主に乗って移動する。何も変なことはないと思うが?》
「いや、筋は通ってないこともないけど……」
俺ってリュースの主なんじゃないの?なんでこいつは平気で主を乗り回してんだよ。
いやさ、確かにこの後もこれからもリュースに乗って移動するよ?多分こいつの方が移動が楽だから。
だけどさ……いや……もう何を言っても無駄な気がしてきた……
《なにか不満でも?》
「分かったよ……好きにしろ……」
《主ならそう言ってくれると信じていた!じゃあ今後もよろしく》
くそう……まぁ仕方ない……こいつには頑張ってもらうからな……
「さっさと腹ごしらえしてから外に行くぞ……」
《了解した》
そうして食堂に行き、女将さんに朝なのか昼なのか分からない飯を作ってもらい、それを食べて外へ出た。
日はもう既に頭の上にあり、やっぱり昼なんだなぁ、なんて思いながら街の外へ向かう。
外へ出て森に向かい、そこでリュースに俺が乗れるほどのサイズに変化してもらって、乗せてもらう。
《【質量変化】》
リュースがスキルを使い、自分のサイズを元の大きさに戻す。
俺一人が乗るだけなら少し大きいのでは?と思いはしたが、まぁそこまで重要なことでもないので言わないでおく。
「じゃあ乗るぞ」
俺は巨大化したリュースに乗って空へと旅立った。
特に捕まる場所がなかったので鱗に指を引っ掛ける形で捕まっていたが、移動時間が暇なので、ステータスの確認をすることにした。
「ステータス」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
name「ハルト ニイザキ」
Lv 70
種族【ヒューマン】
HP:50,938,106
MP:34,615,219
STR:6,333,833
DEX:4,346,042
AGl:4,946,543
INT:3,284,758
LUK:1,469,850
ATK:9,260,126
DEF:5,568,918
異能
【神眼】【思想世界】【神重圧】
スキル
【刀剣術 Lv8】【計算 Lv7】【異言語マスター】
【鑑定】【偽装】【身体強化】【全属性魔法】【盗む】【変食】【分解】【空間魔法】【各武器使用技能補正】【大剣術 Lv7】【絶倫】【眷属化】【配下指揮】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リュースと戦う前となんも変わってねぇな。
……ん?
リュースとの戦いが大変すぎて忘れてたけど、よくよく考えたら【眷属化】と【配下指揮】の二つを使えば態々【念話】取りに行かなくてもリュースと念話出来るんじゃね?
いやいや!
主人より強い眷属とか嫌だろ!
【眷属化】は俺がリュースを超えた時に使わせてもらおう。絶対にこいつよりも強くなってやるからな……!
なんてことを考えている間に【念話】のスキルを持った魔物が住んでいる山に着いたようだ。
さっさと【念話】をいただいて帰ろう。
今の俺にはやらなきゃいけない事が山ほどあるからな
△▽△▽△▽△
山に着いたので、リュースから降りてまた小さくなってもらう。
リュースはもう定位置と化した頭の上に飛んできて引っ付く。
【空間魔法】で、索敵をしながら山を探索していると、索敵範囲の端の方に敵対反応を発見した。
その敵対反応まで走って向かうと、そこには体長約1メートル程の狐?のような生き物がいた。
こいつがリュースの言っていた【念話】持ちの魔物なのかと思い、【鑑定】を発動する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
name「no name」
Lv 24
種族【魔獣】
HP:1,200
MP:1,000
STR:40
DEX:35
AGl:35
INT:50
LUK:20
ATK:45
DEF:40
スキル
【念話】【火属性魔法】【変化】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
レベルの割にステータスが低い気がするが、どうなんだろうか……
いや、俺のステータスが以上に高いだけとも考えられるな。普通に考えてレベル70で全ステ100万越えは絶対におかしい。
「まぁいいや……奪い尽くせ!【強欲眼】!!」
別に異能を使うのは声を出さずとも使えるが、能力を言った方が威力が上がる。
今使った【強欲眼】に関して言えば、自身よりも弱い相手になら目を合わせた瞬間に奪うことができるようになる。
バレないように奪うか、バレてでも一瞬で奪い取るか、相手のスキル構成と状況に応じて臨機応変に対応することが大切だと思う。
……っと、狐からステータスを奪い終わったからさっさと帰ろう。
この狐はギルドに売ったら金になるのか?わからんから持っては行くか。
【空間魔法】のアイテムボックスを使用し、狐の死体をその中に収納する。
とりあえず今手に入れた【念話】を早速試して見ようかな。
《あーあー、聞こえるか?【念話】を手に入れたから使ってみたんだが》
《大丈夫だぞ、しっかりと聞こえておる》
とりあえず【念話】は大丈夫そうだな。
今日は街に戻ってからどうしようか……
《とりあえずやること済んだから街に戻ろう。また乗っけてってくれ》
《了解した。》
来た時と同じように【質量変化】で大きくなって俺を乗せてくれる。
少し経つと浮き始め、ある程度の高さまで行くと一気に進み始めた。
△▽△▽△▽△
約10分程で街に戻ってきた。
リュースに乗っていた時に帰ってきてから何をしようかと考えたんだが、俺はこの世界のことを何も知らないからな。
一般常識はレナちゃんに教えてもらったけど、それ以外がさっぱりってのはやっぱり困る場面も出てくるだろう。
図書館かどこか、本など調べものができる場所でこの世界のことを調べようか。
《リュース。俺はこれから図書館に行こうかと思うんだが、お前はどうする?》
《うーむ……そうだな、ついて行くことにしよう。》
《分かった》
頭にリュースを乗せて、ひとまずギルドに向かう。
ギルド内にはあまり人がいなかったが、相も変わらず受付にはシーナさんが。
「シーナさん。魔物の買取お願いします」
シーナさんのところへ行き、魔物の買取をお願いする。
「ハルトさん、こんにちは!魔物の買取ですね!量はどのくらいでしょうか?」
「2メートルくらいのが一体だけ」
「分かりました、ではここで出していただいて構いません。」
シーナさんが、そう言うので俺は狩ってきた狐型の魔物を受付に出す。
すると、シーナさんは驚いたような顔をして、「ちょっと待っててください!」と言って奥へ走って言ってしまった。
あれ?また俺なにか、やっちゃいました?
……なんて冗談はさておき、多分なんかやらかしたんだろう。
普通では見つからないような魔物だったとか、強すぎる魔物だったとか。
「やぁ、ハルトくん。また君かい。」
奥からシーナさんが帰ってきた……ウィルを連れて。
「またとは何だ。やらかしたのなんて今回が初めてじゃないか?」
「いや?ゴブリン王の時もあるからこれで2回目だね。」
あれもカウントされるのかよ……
そんなのカウントしてたらキリがねぇって。
俺の中では、あれはノーカンだから今回が初めてですね。
「まぁいいや、今回はなんでウィルが出てきたんだ?」
「あぁ、それはね、君がそこに出した魔物がとても珍しいものだったからだよ。その魔物は『エレメンタル・フォクシー』と呼ばれる魔物で個体数の少なさから希少生物に指定されているものだ。討伐、もしくは捕獲すれば報奨金が出るよ」
ほーん、エレメンタル・フォクシーねぇ……
俺の【鑑定】だと種族とか魔物やら魔獣やらとしか出ないから個体名までは分からないんだよなぁ。
「その、希少生物ってなんだ?」
「ん?希少生物ってのはね、この世界で確認された数が少ない魔物、魔獣などを総じてそう呼ぶんだよ、今回のエレメンタル・フォクシーだけじゃなく、ドラゴンだったり幻獣と呼ばれる存在だったりとかね」
ほう、ということはリュースも希少生物ということになるのか?
こいつ、今では人の頭に乗ってるだけの駄ドラゴンだが、最初あった時はすっげぇ強かったしな。
「希少生物ね、またそれっぽいの見つけたら持ってくるわ。そんで報酬は?」
見つけたら捕まえるか倒すかしよ。金になるらしいし
「そうだったね、まず、買取金が金貨5枚。これはこの魔物の状態が良かったから高めに買い取っているよ。次に報奨金に着いてなんだが、これは金貨20枚だよ。これから帝都の研究所に素材の一部が送られて、本物と確認できれば報奨金が出されるよ。だからここで受け取るのは買取金だけにして、帝都で報奨金は受け取った方が早いかもね。」
そうか……
まぁどっちにしろ静奈達の情報も探しに帝都には行く予定だったし早めに行くに越したことはないか。
「あぁ、じゃあ帝都で受け取らせてもらう。それと、ここら辺に図書館だとか本を売ってる店はないか?」
色々とあって当初の目的をまだ達成出来てなかったから今のうちに聞いておくことにする。
なんかこのまま行ったら忘れそうだしな。
「本は、ギルドでも売っているけど図書館もあるよ。ギルドを出て右に大体500メートルくらい行った先に大きな建物があるから多分行けばわかるんじゃないかな?」
「ありがとさん。取り敢えずは図書館に行ってみる。明日か明後日には帝都へ向かう予定だからそのつもりでよろしく」
「分かったよ、あ、報酬の金貨5枚だね……はい!」
ウィルから金貨を受け取ってギルドを出る。
向かう先は図書館で、日はまだ高い位置にあるから今日中に調べたいことは調べ終えれるかなぁ、なんて考えながらウィルに言われた通り右に歩いていく。
歩いて、2分くらいだった頃に白い大きな建物が見えてきた。多分これがウィルの言っていた図書館なんじゃないだろうか。
そこに向かってみると看板があり、『トルーニ図書館』と書いてある。
行ってみれば分かると言っていたが確かにその通りだった。
早速中に入ってみると、司書さんが受付のような場所に座っており、俺を見ると、笑顔で「こんにちは」と言ってきた。
俺も挨拶を返すと
「この図書館では魔法やスキルの使用を禁止しています。もしも使用したのを確認した場合は罰金、最低では犯罪者となりますのでお気を付けください。貸出は本をこの受付に持ってきていただければ一冊銀貨2枚で行いますので是非。また、困ったことがありましたらお声かけください」
まぁ魔法とかスキル使わないで騒がずにしましょう的な事か。
そんなことを考えながら俺は色々な本を読んでいく。
1話の長さはどのくらいが読みやすいですかね?
是非とも感想などで教えていただけるとありがたいです。
もし面白いと思って頂ければ評価やブックマークの方、よろしくお願いします。
気軽に感想なんかもくれちゃっていいんですよ?
少し変更点を見つけたので変更しました。
見つけ次第ちょこちょこ変更していくのでよろしくお願いします
誤字などありましたら報告よろしくお願いします




