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プロローグØ「THE END.」

プロローグなので、まずはこのダメ人間が異世界に飛ばされる前の話を投稿しておきます!

““巻き戻し異世界生活は甘くない!””

プロローグØ「THE END.」


__________________


“異世界転生”“異世界召喚”

皆一度は妄想したであろう、~『自分が転生したら、召喚されたら。』~


高校を中退(だきょう)して、情けなく部屋でエ〇動画を見つめる毎日。

ハッキリ言って、「最高な人生」……“だった”。

⠀

      “あの日”までは―――。

⠀


***********************


世間一般的に知られている典型的な一軒家の一室。

そこは俺の部屋であり、聖地である。

嫉妬しないで聞いて欲しいが、俺の部屋には50を超える女子(アニメのフィギュア)が存在している。

そこら辺の非モテとは違って、俺はモテているのだ。


「さぁて………10年前に好きな子からパクったハンカチでオナ―――」


「おい。」


俺が〇慰をしようとズボンに手をかけた時、父親が我が聖地に足を踏み入れてきた。


何たる無礼だ。……無論、永遠と親のスネかじってる俺の方が何たる無礼だが。


「…お前。いつまで引きこもり続けるつもりだ?……オレはな、お前を産んで後悔してる。―――これ以上後悔したくない、………とっとと出てけ。」


「は?」


親父の言葉に俺は一度耳を疑った。

え?なんて?

今、出てけって???


「いやいや!無理だろ!俺なんもしてねぇし、住む家もなくなる…!それに、お金だって―――」


「金なら自分で貯めろ。…お前のせいで母さんが自殺して、こっちはとっくに限界迎えてんだ。………頼むから」


“俺の前から、消えてくれ”



絶望、唖然、失意。

とにかく最悪な気分にされたところで、俺は無理矢理家を放り出された。


「はぁ…………。」


雨が降っている。

まるで今の俺の心のよう……なんてカッコつけてる暇は無い。


⬇やるべき事⬇

・住む場所を見つける

・食料を手に入れる

・職に就く


……いや、違うな。

訂正しよう。


⬇やるべき事⬇

・死ぬ


「これが、最善策かもなぁ…」


思い返せば、俺が高校を中退した理由も**『嫌になって、逃げたくて』**だった。

周りと合わせるのが大嫌いだ、決まったことをするのが大嫌いだ、配慮が嫌いだ、気遣いが嫌いだ。


我儘なのはこのポッチャリボディの身体にしとけって話……。

まぁなんだ。

要は““『嫌なことばっかから逃げてきた毎日』””、だ。


逃げまくって逃げまくって楽して楽して楽しまくって…………辿り着いた答えが“自殺”。


馬鹿の末路だな。


「……それで、良いか。」


馬鹿でも構わない。

俺は死にたい。

楽になりたい。逃げたい。

…母さんも、こんな気持ちだったのかな……。


今更母親の気持ちを理解した、我ながら救いよう無い。


「……………うーん…」


どこで死のうか。

そんなことを考えながら虚ろ目で歩いていると、見覚えのある顔が横を通った。


「え…?」


オカズとして散々使い倒したハート模様のハンカチをポッケから取り出す。


一瞬しか見えなかったが…


間違いない。

俺が好きだった女の子だ。

え?運命の出会いか!?


「!」


声掛ければ、ワンチャンあの子の家に招いて貰える説あるくね????


「―――お、、あ、あの、」


振り向いて手を差し伸べたその時だった。


「、」


ガギィン!!と頭蓋骨と金属?の塊が衝突する音が響いたのだ。

俺は情けなく後方へ倒れ、血を流しながら指をピクピクと動かす。


動かすと言っても、気持ち動かしてるだけ。

既に俺の身体は死へ向かっており、意識…が沈んで行くのを感じる。


「…………………ぁ…の…」


視界にあるのはマンホール。

……………………えぇ?


…あんま、笑わせんなよ、神様。


「ぁ…け…………ん…」


俺、マンホールに殺されるのか??

待った、え?マンホール?


トラックに撥ねられれば、異世界転生できたかもなのになぁ…………

人に殺されれば、もう一度地球に生れ落ちることだって出来たかもしんねぇのになぁ…………


俺の事例(マンホール)は、あまりにも意味が分からなすぎる。


―――まぁでも、死ぬのには変わらない。

………よかったかもな、最後に見れたのが………好きな、人で…………………。


「…………ぃ……。く…」


そう呟き、俺の意識はふっと途切れた。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

主人公はダメ人間なので、同情は必要ありません

むしろ厳しめに見てあげてください!!

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