アイデアの元などについて
かざコンの感想で、時系列をついて「三日前」とか戻さないほうが、とご指摘頂いてました。
これ、迷ったんです。出会いの部分を冒頭に持ってくるか、時系列に沿うか。
失敗でしたね。
他にも感想で、「メイのしゃべり方が不自然」と頂きました。
これは私の息子の5才児の舌っ足らずさを参考にしたせいですね。「し」だけ「ち」になっちゃうんです。
なので「子供」じゃなくて幼児とかガキンチョと表記すれば良かったですね。
メイ卵からは産まれたばかりですが5才児位の大きさです。
五人の英雄とかいきなり出てきた、という点についても説明を。
赤竜キャオの体から奪った素材は五本の竜骸剣に加工され、そのうち四本はそれぞれ別の……第二王子派閥の腕利きに下賜されます。
また、赤竜の弱点であった氷の力を持つ「霧氷剣」も敵に持たせておくには危険な力なので奪って取り込んでしまいます。
それによって、霧氷剣の持ち主である隣国まで敵に回してしまうという、「敵を多く作る」事のチラ見せでした。
七本目は……ライズが作る剣ですね。
国を敵に回し指名手配となったライズは人里に行くことができなくなり、ライズを人の中に戻すためにメイは別れの言葉を告げ、単身で……という展開を考えていました。
コンビ解消→コンビ復活!は王道展開です。
と、まあ、この人はこんな風に話を作ってるんだ~。と、面白がって頂きましたら幸いです。
どのようにこの話を作ったか、についてですが。
「蘇る竜骸の剣」の元ネタは「ロックマン」と「鬼麿斬人剣」です。
アクションゲーム「ロックマン」からは、敵のボスを倒すと武器を奪って使えるようになるという事を。
私、『能力強奪系』好きなんです。ただ、能力奪うのもコピーするのも、あっという間に強くなってしまうのが多い気がしてます。
私、ワガママな事に無双も好きだけど、『勝てない強敵に挑んでなんとか倒す』のに燃えるんです。
そこでロックマンです。
際限なく雑魚からスキルやステータスを奪うのを禁止。
特定のボスを倒した時だけ強くなろう。
ここでもう一つの材料を混ぜます。
剣豪小説「鬼麿斬人剣」です。
これは、鍛冶屋の弟子が師匠の遺言に従い、師匠が昔打った駄刀を探して折る旅に出るって話。
刀を探すって事と鍛冶屋主人公という点を貰います。
この二つを心の中の邪教の館でで二身合体!
出来たのがつぎのプロトタイプ竜骸の剣です。