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第十七話
「朱理、周りを見てごらん」
「わぁ、すごい」
私が周りを見渡すと、そこには飾りつけがしてあった。
「朱理、今日誕生日だろ?」
「先生、それをどうして」
「朱理の事はなんでも知ってるからな」
(先生私の名前知らなかったよね)
「嬉しい」
私は感動した。まさか先生がサプライズをしてくれるとは夢にも思ってなかった。
「朱理、これ」
先生はズボンのポッケから何かを取り出した。
「私にですか?」
「そうだよ、誕生日おめでとう」
「ありがとうございます」
先生がくれたのは、ハート型のロケットペンダントだった。
「開けてごらん」
ペンダントを開けると、中には先生の写真が入ってあった。それも両方。
「すっごく嬉しいです」
「喜んでくれてよかったよ」
私は幸せを噛み締めていた。
「先生、私たち結婚するんですよね」
「当たり前だろ、君は今から僕のプリンセスだよ」
(先生かっこいい)
私たちは肩を並べて校庭を屋上から見下ろしていた。
「朱理、世界が敵になったとしても僕だけは君の味方だからね」
「はいっ」
(先生まさに今ですよ)




