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第一話


 私のロッカーは校庭にある。


 ロッカーの中にはトイレットペーパーに始まり、ナプキンや歯ブラシ、消耗品が入っている。それと、私が調理室で大量に作った焼き豚も入れていた。


 みんなは私の事を変人だと思っている。


 体育の授業がありみんなは着替える為に教室を移動するが、私だけその辺で着替えさせられる。仕方なくトイレで着替えを済ませ出ると男子が私の事をいやらしい目で見てくるのが分かる。恐らく下着が透けているのだろう。女子は私の体操服を生地の薄い白いTシャツとすり替えていたのだ。

 

 その時、学校中の電気がパチパチ切れ出した。異様な雰囲気に包まれている。


 昼間のはずなのに辺りは真っ暗だ。


 先生が私を心配して近寄ってくる。


 (先生かっこいい)


 みんながざわついている。

 

 何かに誘われるようにみんな校庭に出る。


 廊下を歩いている途中私が、

「ゾンビとか来るのかな?」

 と言ったら誰かが、当たり前でしょと言った。


 そして、何故か非常食がいるという話になり、

「ロッカーに食べ物がある」

 私はそう言って、先生とロッカーに向かう。


 しかし、あったはずの焼き豚は誰かに取られていた。


 先生が怒っている。


 仕方なく先生の持っているリュックに私のロッカーの中身を入れる。


 みんなが、なんでそんなものばっかりあるんだよと、食べ物はないのかよと言っていたが先生が、全部必要なものだ、ありがとうと言ってくれた。


 (先生かっこいい)


 先生のリュックにパンパンに詰めて、みんなと外で待機する。


 学校の周りは何故か車のライトで照らされていた。


 保護者達が迎えに来たのかな?そう思っていたが、どうやら違うらしい。


 

 私は先生と教室に戻る事にした。


 (先生かっこいい)

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