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異世界転生したようですが、別に才能は無いようです  作者: 人間の善性はかくも美しい
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19話

ほんわか注意報


ぽっぷでらいとなひょうげんがあります


ほのぼのとしたは-とふるなふれあいにていこうのあるかた


ゆるふわなはなしのながれにきょうみのないかたはちゅういしてね!


ないようとしてはあいにみちたしゅじんこうがゆうきやゆめをかんきして


はなしあいのけっかともだちになるおはなしです。


べつにけいこくするほどたいしたことはないけど、みるのがいやならとばしてね!


さくしゃとのやくそくだよ!







 法術は神が与えたもうた奇跡である。そう謳う以上神聖で人を癒すために使うのが常人の発想であり、つまりそれを暗殺に使えるともなれば神への信仰心を疑ってしかるべき、というのが私の考えである。無論神罰の代行であると狂信者のような事を言うわけだが。


 前世では、復讐するは我にありという言葉があったように思う。人が人に復讐するなどという傲慢を諫め、あくまで正当な裁きは神によって行われるという考え方だったか。あるいは別の意味の方が良く知られていた気もするが、確かそんなだった気がする。


 実際にはかすり傷一つ負っていない以上復讐などという口実は存在せず、あくまで差し向けた人物を特定するための簡単な質問。流石に簡単に答えてくれる筈も無く、そもそも勝手に死なれても困るのでしゃべる事の出来ないように固定している。


 捕らえた人数は5人。リーダー格と思しき最期に逃走を図った男と普通なら対処できずに確実に傷を負うほどのコンビネーションを見せた3人の男、そして警戒されずに近づくためか囮としてか、最初に吹き飛ばされた少女。誰一人として協力的ではない。


 一番情報を握っているのは最初の男だろう。逆に言えば少女などはあくまで末端であり、そういう風に教育されただけの道具という可能性もある。故に最初に選んだのは3人組の一人。経験があるわけでもなく、中途半端な知識で真っ当にコトが行えるかのテスト。


 平和な国だ。教会によって教えを受けた民衆は別段搾取されるわけでもなく、魔物という危険から庇護される以上貴族に反感を抱かない。善人ばかりで溢れ、マフィアやヤクザといった組織が見当たらない程だ。故に行われるとすれば敵国の貴族程度。


 とはいえ、人は他人に対してどこまでも残酷になれる生き物だ。拷問こそ発達していないかもしれないが、少なくとも暴力による意思の強要や薬品、物理的欠損に関しては既に目撃している。だから、こちらの見た目で侮ってくれている最初が肝心か。


 精々殴られる程度、そういった甘い認識があったのかもしれない。あるいは彼らも簡単な尋問程度なら行っていた可能性もある。疲労感の蓄積や体力の低下、水責め程度であればそんなものかと目の力は失われない。


 こういった事は本当に得意ではないし、正しい知識などがあるわけではない。順番が大事という事も想像出来るが、かといってその順番とやらを知っているわけでもない。だからまずは、単純に知っていることを試していく。最初は爪を剥いだ。


 とても痛むのだろう。脂汗がびっしりと吹き出す。口はふさがれているものの喉の奥から唸り声が聞こえ、鼻息は酷く荒い。だから丁寧にブラシで擦ってやる。この程度で喋ってくれるとは最初から想定していない。


 ぐずぐずになるまで金属のブラシで擦っていたら、かりかりと白い部分まで到達していた。白目をむきかけている程だが、あまり一か所ばかり行っていても慣れてしまうだろう。まあ不安がらずとも、指だけで人間には20もあるのだと声をかける。


 別に不眠を強要して意識が朦朧としている訳でもない。気付けをすれば直ぐに現実の世界に戻ってくる。二本目、三本目、四本目、五本目。所詮指先だけといっても流れる血はそれなりに量があり、片手を終えるだけで酷く臭いがする。


 糞尿の臭いと血の匂いが混じって酷い悪臭だと思うが、まあこれから知りたい事を教えてもらう間柄だ、同じ臭いを共に嗅ぐ事も団結には必要かもしれない。そう思うだろうと笑顔で問いを投げかける。無論心から思っているわけではないが。

このあとめちゃくちゃ「お話」描写をしてもよかったけども、内容が3万文字を超えた時点で正気に戻ったので触りだけ。

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