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伯爵様はスペードのジャック顔  作者: 陸 なるみ


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あらすじ


 郷田(ごうだ)(あい)()16才は昏倒後、男に「夫婦の関係」を求められる。気付くと11世紀英国だった。


 夫、リオフリッチ伯爵は金髪のイケメンだが表情に乏しい。

 妻を授かったお礼にマリア聖堂建設を始め、資金の不足分は領民に課税すると言う。

 愛葉は新生活に戸惑いながらも課税回避に努める。


 夫への恋を自覚しても「初夜」には踏み切れない愛葉。

 伯爵は自分を求めず他の男たちと仲良くなる妻に嫉妬を募らせ、「身体を売れば課税不要、裸を見せるだけでも」と口走る。

 娼婦と貶されたと思った愛葉は、別離前の最後の貢献として全裸で馬に乗り街を行進した。

 それがお金になると信じて。


 伯爵に保護された愛葉が受け取ったものは、深いキスと愛の言葉、自分そっくりの聖マリア像。

 彼の思いの深さを理解してプロポーズに頷き、街をあげての正式な結婚式を行う。

 お祝儀はみな聖堂への募金にという、伯爵の金策に笑いながら。


 ゴダイヴァ夫人伝説異聞。



読んで下さった方、本当にありがとうございます。


ゴダイヴァの夫の名のカタカナ表記はレオフリックが一般的ですが、古英語の発音として近いことと、キャラのイメージに合うことからリオフリッチにしました。

歴史上の人物であるというより、異世界と見做してもらえたら嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] これも面白かった! 現代と中世の意識の違いから思いあってるのにすれ違ってる二人。 伯爵に売女的なこと言われて激情のままに心がしおれていくところから、どうなるの? と思いきや、回復してホッと…
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