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7話

「種の設定を行います。条件を満たしたことにより、人種、人族(獣人・狐血統)に設定固定されました。条件を満たしたことにより、人種を精霊種に変更します。これにより、人族(獣人・狐血統)を精霊族(狐血統)に種族が変更します。なお、この処理により進化の都合上、条件を満たしていない場合は人の形態をとることはできませんのであらかじめご了承ください。他1種、選択できます。」


 何やら、わからないが、勝手に決まってしまった。そして、1つだけは決められるらしい。えっと、人から精霊に変わり、獣人だから、


「3つ?ん。4つか。普通1つ?可能だったとしても2つ?」


「プレイヤー本人から見て、2親等血筋を遡った結果、と、運営が言っていました。」


 2親等というと、本人が1だから、親、祖父までだっかな。要素は、子は親から半分でその親はと考えれば4つになるのかな? 

 うん。なんとなくわかる。けど、条件を満たした、といっていた。ということは、最大4つとは限らない可能性だってある。


 僕個人としては、貰えるものはもらっておきたいタイプ。だから、貰う。けれど、ゲーム開始後、チートだ、チートだ、と騒がれなければいいのだけど。そもそも、騒がれたとしても、その条件がわからないのだから、結局は放置するけれどね。


 複数選択できる要素は、あるとしたらアバターの作成ぐらいかな。他には、種族的な何かが、あるけれど、その種族を選んでいないもで却下。まぁ、それでも、結局はアバターの作成に行きつくと思うのだが。

 もしかりにそうだとすれば、このゲーム、生活雑貨店で買ったパーティーグッズでも種族を左右されることがあるということで。それは、それほど重要な要素なのか。いいのかそれで運営。わかんねん。


「あっ、尻尾ない。」


「血統ですから。第一、写真には耳以外は見えませんでした。」


 見たままだった。これ、コスプレしている写真を使ったら最強?着ぐるみ、着ぐるみパジャマでどうなるのだろう。興味がある。


「他に尻尾だけ、耳だけ、爪だけと、部分的に獣の要素が現れる調整ができます。項目としては、隔世遺伝的な要素、でしょうか。ここでの獣人族は、二足歩行に服を着た犬や、猫、といえばわかりやすいと思います。」


「着ぐるみの写真を読み込めと?」


「たぶん、そうかと。獣の要素より人の要素の方が多いときは、人族扱いで血統付き、らしいですので。」


「何それ。」


 AIが、たぶん、らしい、って。まぁ、言ったことはわかるが。これが、アナウンスであった調整とやらの影響のせいだろうか。ゲーム開始前?にパッチ修正ありの状態?


「アニメや、漫画に出てくるような尻尾や耳といった特徴だけで、獣人になれると思うなよ、と運営の担当者が言っていました。何なんですかね。」


 何やら強いこだわりを持った人がいるらしい。これは、着ぐるみ写真はアウト?それだと、モンスターというイメージが強いのだが。二足歩行の犬といえば、そのままコボルト。どう見分けるのだろうか。アイコンかな。あるよね。

 あと、AIとして、どうなの、ということを口にした、と個人的に思う。運営は、この子も、なんとかすべきではないのかな。気のせい?


「ところで、人魂と、仮骨格を種族に入れた影響って、精霊うんぬんと関係あるの?」


「禁則事項です。」


 どこかの未来人のようなことを言いおる。もう、そのこと事体が答えと言っているようなものだ。


 何か、予想できた。けど、それをチートと騒ぐヤカラに言ったところで、アバターの変更できないはず。聞かなかったことにしよう。


 なんとなくだけど、AIさんの都合がいいように処理された気がする。


「それで、最後の一つは、いかがなさいますか。」


 いろいろ突っ込みどころある気がする。が、残念ながらうまく言語化できない。この漠然とした何か。そして、語彙力のなさ。


「鬼灯つながりで鬼か。」


 発想力もなかった。


「他だと手先が器用そうなイメージがあるドワーフかな。冒険に興味はあるけど、攻略トップになりたいわけじゃないし。痛いのは、ちょっとね。」


 廃人クラスになる気はない。ほどほどにできればいいと思う。そして、周りとの差に、課金厨め、と愚痴る未来。


「ドワーフ以外にも手先が器用な種族はいます。かの種族は、属性的に貴金属を扱うのに適した種族です。植物や木工関係になるとエルフに部があります。現状、均一的に結果を出せるのは、所謂、人、ぐらいです。だいたいの種族は、生産に限らず、運営により、得て、不得手が、設定されているはずです。」


 はず、なんだ。不安でしかないのだが。


 例えば、○○○群○○○族○○○目○○○科○○○とある場合、族までの決定はした。それ以降はしてない。大まかな種族は設定したけれど・・・・・・、という話だろうか。


 属性、この場合は、住んでいるところの由来するのか。金属加工に進むか、木工に進むか。

 鬼って、形からすると人に近い?なら、均一的な出来になる可能性がる?でも、ドワーフ、エルフもある意味、人か。深く考えても仕方ない。


 このAIと話していると、誘導されている気がする、もしくは、今後補正入るか可能性も、っという気がする不思議。


「そういえば、耳は固定なんだよな。ドワーフに狐耳は合わんか。」


 ずんぐりむっくりとしたイメージがあるドワーフ。その頭の上にのる狐耳。合わないな。デフォルメフィギュアでありそうな気がするけど。そうなると、


「消去法で鬼か。」


 結局それか、という気分。

 ドワーフ以外なら、植物系に強いエルフという選択肢もある。だがしかし、残念ながら、イケメンさんでも、ハンサムさんでもない。却下。

 せっかく鬼灯と名前にしたのだから、それに合わせるのも悪くない。ということにしておこう。けっして、グダグダして戻った言い訳を考えているわけではない。

 ただ、ごつごつした鬼は、嫌だな。狐耳がついて、哀愁が漂うなんてことになるのはな。


「処理を実行します。……完了。種族・精霊種族幽鬼(精霊族・狐血統)。よろしければ承認願います。」


「ちょっとまて。幽鬼の幽ってどっからでた。」


 あと、実行、完了って。事後承諾じゃ。実行しますか、の青いウィンドウが目の前に着ている。けれど、これは意味があるのか。まぁ、はい、に押すけど。


「人魂と仮骨格です。たぶん。それから、やっぱり、これは、いらないですね。」


 確定を押した後で、そういうことを言うのをやめてほしい。弄ばれている?最近のAIすげー。


「承認を確認。処理の最適化を実行。完了。データを確定、保存します。これから先、変更はできません。確定事項です。」


 いままでに変更できる要素があったのだろうか。そのことの方が驚きなのだが。あれかな。先入観的なやつ。


「次にスキルの選択に移ります。初期スキルは合計10。うち種族特性により、精霊魔力を固定スキルで強制取得。以後、魔法に関係する事柄は、精霊魔力を使用したモノとして、自動処理分類されます。これは、人、獣人、魔物系統の魔力と分類が異なります。

 初期形状の性質上、浮遊、風、使役、召喚といった魔法の内、どれかの取得を推奨します。魔力操作、魔力自動回復(微)、魔力増加(微)、の3つのスキルをお薦めします。

 最低でも魔力によらない攻撃手段として、物理スキルを一つ、お選びください。」


 必ず物理。物理最強? 魔法選択できる時点で思うけれど。少なからず、魔法最強の世界ではない?わからん。


「ちなみに、それ覚えてないとどうなるの?」


「簡単に死ぬ状態がより一層簡単に死ぬ状態になります。」


「何それ。」


 開始直前から萎える状況なのだが。一応、自己責任?なんだけど。


「設計上、開始は、きっと、人魂に、なるはず、です。霊体です。常時、魔力を消費し、存在を固定します。魔力がなくなれば、存在の固定ができません。消滅します。増加・回復手段は、当面の延命措置です。そして、人魂は、浮かび、その場を漂います。漂うのです。移動ではありません。風が吹けば、移動はできます。」


「マジですか~。」


「マジです。」


「そっか、漂うのか。そっか。ゲーム的にそれはあr、り何だろうな。できちゃったし。」


 あやふやな表現が気になるが、そもそも、エラーが出なければ、ゲームとしてやっていけない。いまのところエラーが出ないのだから、最低限は、この状態で遊べるゲームなのだろう。きっと。その最低限が、何か、は、知らんけど。


「スキルはゲームをする上で便利な物です。」


「うん。そうなんだけど。そうじゃなくて。」


 かみ合っていそうで、かみ合っていいない。

 設計上、とやらのことが、聞きかかったのだが。話の流れ的にはアバターなのだが。

 仮骨格と人魂が同期?同化?している状態からのスタートではなく、それ以前からのスタート?重ねて作ったはずなのだが。いや、重ねたからこそ?進化すると骨?人が遠い?謎だ。


「リアル基準というやつなのかな。」


「動かないことには何もできませんから。」


「運ゲーなの? 馬鹿なの?」


「馬鹿なんです。きっと。」


 公式チートと思っていた時間を返してほしい。いや、進化すれば、なのかな?そして、運営の批判に余念がないAIさん。マジすげえ。尊敬しないけど。


「ちなみに、人魂から人の形になるまで何レベル必要?」


「現状、レベル10で選択可能です。レベル15を越えることはできない様になっているはずです。確か、経験値は蓄積される予定に、・・・・・・あった、なっていますね。レベル5までは浮いているだけでも経験値が入ります。」


 これは、教えてくれるらしい。というか、その手に持っている紙が気になるのだが。マニュアル?マニュアルをみての説明なの? 会話処理に要領とられて容量オーバー? あっ、しまった。

確か、戦術系シミュレーションゲームで似たような設定を聞いたような。

そこにいるだけで、レベル上がるようになるなら、初めから、その部分を飛ばしてもいいのでは。チュートリアル的な要素かな。それにしても、


「何その優遇しているのか、どうかわからない措置。」


「このクソゲーが、といって離れていくのを防ぐため。剣と魔法の世界をモチーフにしたゲームなので、現実では味わうことのできない状況を楽しむため。だそうです。」


 運営を罵る声に無駄な迫力あった。そして、それを予想できるなら、何故、そうした運営。言われたいのか運営?


「楽しむといっても、PKや、NPCK含む一部の特殊のプレイを楽しむ行為は、推奨しかねます。」


「そういうの設定でいくらでも調整できるんじゃ。」


「現実基準ですから。」


 現実が犯罪に満ち溢れているような、言い方を止めてほしい。実際、そこらへんにあるけれど。



「それでどうなさいますか。」


「とりあえず、移動用に召喚と、お勧めをそのままで。」


「他のスキルはいかがしますか。」


「ハンマーとか打撃関係のスキルあるならそれで。他は、鑑定と器用さアップ。採取、調合、鍛冶、裁縫、細工、木工もいいかな。あと、体の動作を補助するのが欲しいかな。」


 これだけあれば、ボッチプレイでも大丈夫だろう。生産主体で、召喚で補佐。知らない人と遊ばなくても大丈夫。MMO全否定である。


「規定数を超えています。召喚、ハンマー、鑑定は上位スキルで、現状、取得できません。初期は観察。植物、鉱物、動物の3種類から選択できます。体を動かす補助という点では、例えば、剣術スキルで剣を扱うのが簡単になる種類のはあります。ただ、基本動作、所謂、日常で行動するため動作に関してのスキル、歩く、走る、といったものはありません。スタミナ補正(微)、速さ補正(微)、といったものはありますが、動作そのものではありません。」


「何故、薦めた。」


「書いてありますから。」


本当に書いてあるのか疑問なのだが。それ、取り出したのレベルの時だだよね。運営に罪のなすりつけ?


「君は、どうしても苦情を言わせたいの?」


「はい。決死の覚悟でしています。」


表情がない。けれど、満面の笑みが見えた。実際、苦情を出したら、設定を変えないといけなくなるだろうが、何を思ってこういう設定にしたのか。


「つけ外れますが、スキルを発動する際、自動モーション補助の設定が変更できます。ただ、モーション補助を強め増すと相手にすきを突かれやすくなります。攻撃されます。名乗っている最中に攻撃しないなんて、お人好しだけです。画面の中にしかいません。例えるなら、アニメや漫画で必殺技を使うシーンでためを作る動作中に狙われる、ということです。」


ずいぶん、わかりやすいたとえだな。映像が思い浮かぶ。しかし、それだと戦隊ヒーローを否定しているぞ。


「スキルはポイントの割り振り以外、日常の行動により取得可能です。基本、NPCがやればできることを、プレイヤーレベルでも、できる可能性がある、という設定です。」


 いま、すごく大事なことを言ったぞ。要は、生活するうえで、必要なら、自然と覚える。そこに必要性があるかどうか、か。ある意味で現実で同じ。必要ないならやらない。必要ならやる。ポイントとの差は時間か。課金ポイント?時は金なり? 幸い、僕は高校生。会社勤めをしている人よりは十分に余っている時間がある。なら、


「ここで無理してとらなくてもいいのか。」


「観察の植物、スケッチかデッサン、スタミナ増加(微)、調薬で。他に乾かすのに役立つスキルと、針、杭、小型のナイフみたいなこまごました道具を便利なスキルはある?」


「一般的なスキルとしてのデッサンは無理です。スケッチは大丈夫です。ただ、下位に絵心もあります。温めて水を蒸発、体についている水滴や、汚れを飛ばすなら生活魔法。物から水分を抜くなら錬金、料理の乾燥。小さな物の使用は短剣、暗器、小道具でしょうか。」


デッサンとスケッチは別々の用途があるようだ。どちらかが、上位スキルかな。取れないっ話だし。だと、絵心は何故、出した? 話に足したのなら、何かあると思うのだけれど。芸術性皆無と判断されて、か。

 暗器って、簡単に取れるような物じゃない気もするが。初期からある、・・・・・・忍者用?

「錬金気になるけど、料理かな。スタミナス系統のスキルがあるし。あとは、観察外して。絵心、小道具。ところで、小道具って具体的に何?」


「鍋、皿、スプーン等々一般的に道具として使われることができる器材、器具を扱いやすく管理をしやすくするためのスキルですね。派生しますと大道具、大工道具、農具、釣り具、武具管理等があります。」


「ここまであると筆記用具もありそう。」


「あります。スキルリストにまだ載ってたはずですから。表示しますか?修正したのか、しているのか、現状、わかりませんが、いま取るとスタート時に取り直し必要になりますね。きっと。報告は、・・・・・・止めておきましょう。」


 そっか、選べたのか。なんだろうこのモヤっと感。そして、不備を報告をしないAI。


「けど、あえてこのままで。」


 今更、リスト見ると、さらに、迷いそう。それに、ここでリスト見ると報告しないことの片棒を担ぎそうだから。僕は、何も聞いていない。


「計10のスキルが選択されました。よろしければ承認を願います。」


「はい。」


「承認確認。エラー。ハンマー及び召喚魔法は上位スキルです。現在取得できません。再選択をお願いします。」


「あれ、訂正は、」


「してませんよ。指示がありませんでしたから。なお、スキルリストには現在取得できないモノも含まれます。お気をつけ下さい。」


「マジか。」


 わざとかな。わざとだな。これが、AI任せの欠点?


「全部が全部載っているわけではありません。ハンマーや、召喚魔法は、載っていません。調整の問題ですね。きっと。現状、仕様ということにしましょう。」


 なんだろう。仕様以外にも問題がある気がするのだが。


「ハンマーの下位スキルって何があるの?打撃つながりで、拳って言わないよね?」


「メイスです。が、一番の初期は、棒(棍棒)です。派生で斧、メイス、槍です。ハンマーはメイスの先です。拳ではありません。」


 ハンマーはずいぶんと先にあるらしい。召喚魔法も遠くにいるのかな。


 棒からの派生。先についているのを取り変えたり、外せば、物は変わるが物は同じだから、かな。


「じゃあ、棒(棍棒)で。移動を使役魔法で。」


 なんとなくだが、使役もダメになりそうな気がする。そもそも、使役する対象、モンスターを捕まえないといけない。人魂で使役なんてできるとは思えないのだが。浮遊にすればよかった?


「再選択を確認。処理を実行します。……処理が完了しました。精霊魔力。魔力操作。魔力自動回復(微)。魔力増加(微)。スタミナ増加(微)。棒(棍棒)。使役魔法。調薬。料理。絵心。以上でよろしければ承認をお願います。」


「小道具は?」


「口に出した順で、優先度が低そうだったので。」


 いまは、取るべきではない、という気づかい?それとも、飽きたから早く帰れ、と遠回しに言われている可能性。

エラーが出ないのなら、最低一体を捕まえ使役ができる準備をしてくれるのだろう。きっと。そう。


「承認を確認しました。データを保存します。以上でキャラクターデザインを終了します。お疲れ様でした。」


「ステータスはないの?」


「レベルアップ、プレイヤー個人の行動により変化します。ただ、プレイヤー本人が数値としてみることはありません。普通に生活していて、そういった数値を見える人なんていません。頭のおかしな人です。」


「あっ、はい。えっ、と、HP、MPとかは。」


言っていることはわかるのだが。わかるんだけど、ね。


「バーとして視界の隅に表示できるよう設定できます。明確な数値での表示はないです。いかに、数値が高くとも首飛ぶか、心臓、一突きで、死にますから、お気を付けください。。」


「そうなんだ。」


「そうなんです。他に質問がなければ以上で終了になりますが、よろしいでしょうか。」


「はい。」


「サービス開始まで今しばらくお待ちください。以上、あなたの案内人さんでした。また、お会いしましょう。鬼灯さん。」


「えっ。」

2019,02,22 訂正。

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