20話
「先輩と私の違は有形か無形だと思います。」
「ソダネー。」
身分証が必要になったので教会に来た。しかし、残念ながら僕は出なかった。町に出入りできるのだから出ないということはないはずなのに。
種族的な違い、つまり4つある教会の中で挨拶する神が決まっている可能性。結が言う通り実在しているかどうか。出入りできる種族できるだけで住むことが認められる種族ではいない。思いいつくだけで理由は3つ。この辺りヘルプには書いていない。
ヘルプには教会若しくは神社等、神住まうとされる場所に挨拶をしに行く。プレイヤーは外から来たのだから中で活動するためには挨拶が必要とある。きっと引っ越しの挨拶のようなものだろう。どの種族がどの神様に挨拶しろという指定がないからどこでもできると思ったのだが。
ヘルプは完全ガイドというわけではないらしい。住民との交流。図書館等での調べもの。掲示板の活用。と考えられる理由はいくつかあるが、そうしないとゲームを楽しむことができない、というのが一番の理由だと個人的には思う。
格闘ゲームのようにやることが決まっているわけでも、オフラインのRPGと違って決められた範囲を終わりに向かって進めるわけではない。制限はあるが、手荷物、道具が違いうだけで同じことを同じようにやる。いくつ先は作業ゲーム。あきるのである。それをいかにして続けるか。その点かな。
「教会周りして今日は終わりそうだな。」
平日の夜。道は昨日よりはすいている。会社勤めのプレイヤーがいないからだろう。
「話を聞いた限りでは図書館と魔法ギルドに生産ギルドだけですからね。ゲームしているのにゲームしていない感じがします。」
昨日ログインしてから結と別行動でヘルプにある図書館へ行き高い金を払い入館。閉館までいて閉館の手伝いをして仮眠室という名の物置でゲーム内初めての就寝。朝も手伝いをしたが入館料変わらず。手伝ったのにな。もして安くしてもらったが宿泊代込みだった?
館内の掃除をしながら受付の人、アルフィードさん老人というほど歳をとってないと思うのだが通称はアル爺と、におすすめの生活魔法と魔力操作、付与魔法。裁縫と鍛冶ではない金属加工の本を聞いたら属性魔法の本にある魔力操作と付与に関する箇所。裁縫、金属加工に関する本を教えてくれた。生活魔法に関する本や魔力操作、付与に関する独立した本はない。本の貸し出しは無理。ただ、修復しても汚れを落とすことができない本なら売る本もでる。現に古本屋に売っていると。
修復の技術が気になるので古本屋の紹介状を頼んだ紹介状を貰えた。言えば貰えるんだなと思ったら、古本屋はこの町にない、別のところにある。紹介状も古本屋ではなく別の町の図書館。簡単には古本屋にたどり着けないようだ。古本なのに何かあるのかな? イベント?
この町は他とは違い冒険者ギルド、技能ギルド、魔法ギルド、生産ギルド、商業ギルド、と各種ギルドがそろっているので専門書は資料室にあるのでそっちに行け、ここは一般大衆向け、とのことだった。分業制なのかな?
せっかくだから生産と魔法ギルドの紹介状をお願いしたら無理だったのでギルドに関する本というか冊子を買った。しかもカウンターに積むように置いてある無料配布と勘違いした迷い人が数人持ち去ったせいでその分を乗せた料金らしい。これは有料ですの文字の立て札がなかったら僕も同じことかもしれないからおとなしく払う。
冊子によると冒険者ギルドはアリス・パンドーラに聞いた通り。説明の方が詳しいかもしれない。
技能ギルドと魔法ギルドはスキルの研究所の他に魔力の簡単な使い方と、例えば、魔力を武器か掌にためた塊として出す、空気に作用させ風を作る、といった技術を教えている。上位機関に魔法協会がある。
生産ギルドは、生産場所の提供、生産技術の基礎を教える。徒弟にできるところに紹介する出す。できた物の購入。生産依頼の掲示。素材の収集依頼の受付。素材の買い取り。場合によっては商業ギルドとの仲裁を行う。
商業ギルドは、動物の討伐資格の発行、討伐依頼の掲示と受付、討伐した動物の解体、商会と生産ギルド向けの素材の買取り、商人行商資格の発行、販売所の相談等多岐にわたる。狩人ギルドと合わさったとある。ただ、魔物関係はない。冒険者ギルドへの依頼窓口がある。
動物関係や素材の買取りは、僕の中では冒険者ギルドイメージだがこの世界は商業ギルドらしい。
それと、教会に魔法協会がある。対立しているとは書いてない。
教会は風、水、火といった属性を司る神と創るや戦闘といった行為を司る神がいる。正確な数は書いていない。他にそれらとは違う真なる神と13柱の神の使徒がいる。
これは意味合いとしては運営と管理AIだな。もしかして、13番目に憑かれたから身分証を出す場所が限定した?
HAHAHAっまさかねぇ。
魔法協会は、2つのギルドの他に学園を持っている。そこで技術としての魔術を教え、魔法を研究している。
これが冊子を見てわかったこと。
科学は魔法をも凌駕するという言葉を見たことがある。
より使いやすいのが魔術で使うのに労力を使うのが魔法。ライターを使い火を点けることができるのにわざわざ木を擦り合わせ火を起こす必要はないだったかな。
2つなったのはそういう理由かな。
他に技能は魔力を消費した魔法の派生から魔力を使っても技能は技能として確率しているのだから分業独立が表向き。技能は魔力を使った肉体強化の派生で、魔力を斬撃として飛ばす以外は肉体強化後の反動があり場合によっては治療費がかかる。研究する人が減り予算も減る肩身が狭くなりとりあえず分業したのが始まりだと魔法ギルドの受付の人、ミードさんに聞いた。
年齢が高めの女性で本業は魔法薬を創りできた物の実験か自身の魔法の腕を鈍らせないように併設の演習場を使うそうで今回は作った火の魔法薬の実験をして爆発。壁の修理費の受付で働いて返していると愚痴られた。お金で解決も出来るが、受付に入れと上から言われたらしい。これが初めてではない模様。
さて、彼女が何故こういった話をしたのかというと生活魔法と透明なスケルトンであることに興味を持ったそうだ。あと、自己紹介の時に蜂蜜は栄養価が高く好きだが、蜂蜜酒はそれほど好きではないと強く強調。実家は花屋で養蜂もしていると。少し察した。
ミードさん曰く、霊体種、魔力体種と呼ばれる物体は、大きく言うとモンスター分類のゴーストであるアンデットと、空気中塵や微生物、その他何かが空気中の魔素と合体して型になる妖精と、純粋な魔素が集まり型になり意思を持つ妖精、神に認められた人がなる特別枠の英霊。
英霊は英霊でしかないそうでなろうと思ってなれるものではない。そもそも研究の対象にならないそうでそれが常識なのだと。
純粋魔素の集合体である妖精は妖精の国に招待され暮らし精霊へと進化。精霊の国で暮らすらしい。らしいと付くのは記録が古過ぎてあっているかわからないからだそうだ。現世でも生活はできる。しかし、そのほとんどが獣人やエルフの姿をしていて見分けがつかない。浮遊しているそれっぽいのを見つけても精霊の場合が多い。魔を操る者としてはそういうのに力を貸してもらう立場なので善意で教えてもらうしかないと。精霊より妖精の方がレア度が高い予感がするのだが。これは記録がないせい? 僕のルート的にこれが近い。一足飛びで精霊スタートだから研究対象から外れていると思う。うん。黙っていよう。
ゴーストはそのままか骨とくっついてスケルトンからのリッチの可能性ともう一つあるらしいがそれはどっかの島国で資料がないと。町に入れるスケルトンは意思疎通ができ、元町の住人かその関係者で教会と契約し時間が来たら消えると。スケルトンの町のようなものがいくつかありその中で限られた町と交流していると思ったがどうやら違うらしい。これはこれで余生になるのかな? あと鬼火からの鬼を連想したのだがこれも黙っておこう。必ず東にある島国とは限らないし。
最後に余った妖精種はどこの塵と合わさったのかで違うらしい。有名なところで言うとモンスターならゴブリン。いたずらばかりし人の生命を危険にさらす災害指定、場合によっては討伐される妖精。種族全体で否定しているがエルフがこれにあたるのではという話だ。
いたずらばかりする妖精はいつの間にか村にいていつの間にか消えるそうで不明なことが多い。実際に見つかっても討伐対象の場合が多く研究どころの話ではないと。澄んだ水や森の合わさったのがエルフ。洞窟や沼地とよどんな環境から出たのはゴブリン出なないかという話だ。ついでに言うとダークエルフなる種族のうち普段は山岳地帯や海辺地帯に住んでいる者は適合するために肌が黒いのではないかという説もあるそうだ。普段直接日の光が当たりずらい森で住んでいるから直射日光を浴びる生活になれていないから永続的に住むと体を壊す可能性があるかもしれないと。人種の違いがエルフにもあるらしい。
透明な骨という点でレアな妖精種と勘違いした模様。ただ、迷い人だというと興味を減らすことに成功。迷い人が来る前、僕らからしたら正式稼働開始前、神々からのお告げで迷い人が来るとあり人だけではなくモンスターや動物、植物タイプと多岐にわたる種族が来るとあったそうだ。僕のような者も不思議だがそういうものだと説明あったと。
次に生活魔法。これは原点魔法や原初魔法と呼ばれる神がさずけた魔法の派生ではないかと考えられている貴重な魔法だが進んで使おうという人はい。火を点ける場合指先に火種を出すより火魔術、魔法を使った方が生命に危険がないから。勿論、威力を間違えば火傷、火事、爆発といろいろ危険ではある。けれど、火を点けるだけで魔力と共に生命、ライフを削るころはないそうだ。しかも威力を出そうとするとさらにライフを消費する上にファイヤーボールのように飛ばすにはその辺の石に紐をつけて振り回すかのように魔力操作で魔力を強く薄く引き延ばす場合と生活魔法風を使用して飛ばすしかない。生活魔法は生活魔法にしか作用しない。それだけ使い勝手が悪い。それとこの魔法、使う人を選ぶのか、魔術、魔法の技術が優れ使われなくなったからかわからないが、使う人がほとんどいないらしいとのこと。もしかしてライフにある魔力まで使用したから覚えた可能性。生活魔法ではなく精霊魔法? わからん。
ついでに精霊魔法なるものがあるか聞いてがあると。精霊の力を借りる魔法が精霊魔法。発動した魔法に上乗せする以外では生産付与で属性をつけ魔剣、魔防具、魔道具にするのが主流の使い方。精霊の魔力を体の中に取り入れ中にある魔力を混ぜることはできない。能力の向上はできてもそれを取り入れ力として使用することはできない。そもそも魔力は人によって違い同調性があり親和性が物凄く高いか、教会の秘儀のような特殊なスキルを取得するか、特殊な魔道具を使うかしないと他人に移動できないそうだ。もし生活魔法と妖精、精霊魔法が同じだったとしてもそれを検証できる人はいないのでいまのところは違うになっていると。同じようなことを考えた人はいるようだ。
ちなみに、ミードさん。魔法使い協会の学校に通っていたころ、魔力操作の練習を外で行い運悪く雷に撃たれ命と魔力を削り生活魔法雷を習得したそうで同じことをすれば生活魔法を覚えるんじゃないと唱え仲のよい後輩を実験台にしようとしたことがあったとも言う。ついでに言うと雷が落ちる少し前その後輩が空に向かって雲を突き破る威力がある雷を撃ったことと壊れた雲の一部から雷が落ちたことが判明。それは本当に仲が良かったのかとか、雷にあたってよく無事だったなとか、それがもし成功したらどうするんだとツッコミ所が満載なのだが。生活魔法が使えるなら雷受けとくと軽い感じで言うのはやめてほしい。
おすすめの魔力操作と付与の本を聞き生活魔法を本格的に知りたいなら協会の管理地域に行けばいいとアドバイスをもらった。推薦状が欲しければ生活魔法雷を覚えろという無茶。様子を見に来た上の人にミードさんが連行されてたのでとりあえず保留にった。よかった窓口複数あって。
魔力操作の薄い本と付与の本を読んで閉館になったので図書館に戻り掃除を手伝い仮眠室に。
朝、掃除と開店準備を手伝い生産ギルドに。その前とは打って変って無駄話をせずに本を紹介され読みふける。生産しようと思ったら身分証が必要で持っていない。生産ギルドから提供用で常備している在庫が少なすぎる。調薬用の部屋が全て使用中。と何もかも足りていない様子。時間も遅いので運営の宿に行きログアウト。宿でログアウトしないとアバターが放置され大変なことになって住民に騒がれることに。
次の日、小言を言われながら食事を済ませ学校に行きたまにゲームの話をしながら変わらない生活をして帰宅。なんやかんやとしてログインして結と合流。リスタート地点の教会に行っても身分証が出ず他の教会に行く途中。いまここ。
「先輩。先に冒険者ギルドに行って半券もらった方がいいんじゃないですか。」
「テンプレを見に?」
冒険者ギルドといえばヒャッハーする冒険者が難癖をつけ返り討ちにするか、ヒーロー登場というシナリオがきっとある。定番だし。
「いえ、行く方面が同じです。テンプレはないですよ。というよりもできませんね。いま迷い人が来るお告げで対象の町の警備体制の強化のために他の町からの衛兵の援軍、上級冒険者の呼び寄せ、普段は気にしない冒険者同士のいざこざにも口を出すようにしてますから。お笑いタレントが捕まったのもその影響です。」
劇団の人からお笑いタレントに格下げされた見知らぬ人達。彼らはまだ牢の中? それにしても準備万端だな。未知の脅威扱い。レベルは低いけどプレイヤースキルが高い人は何人かいるかもしれないし当然か。
「ん。じゃあイベント簡単に終わるじゃ。」
第1回公式イベントはあっさりと終わる予感。初期装備でどうにかなるという話だったし数がそろえば問題はない。援軍の実力がどの程度ものかわからないが、少なくとも下っ端ということはないと思う。どういうタイプがわからない以上、余分な準備をしてもおかしくない。統率が取れるかはわからないが、とりあえず個は強い。
「らしいですね。そもそも一般人でも倒せるも人が多かったので落ち着いて対応すれば何とかなったという話です。」
対象の嫌悪感があったとしても何とかなるレベル。運営が下方修正でもしたか、プレイヤーのスタートがその程度だったか、次の衛生面が主体だから元々弱いか、わからん。
「考えても仕方ないな。参加資格ないんだし。」
「でも、みなしアイテム発注という裏技ありますよ。」
抜け道があった模様。アイテムを買うことはできる。それを実際の数より多めに注文だけして使わない部分はキャンセル。在庫は余るという流れかな。生産ギルドがないものずくしだった原因が目の前に。
「キャンセル料が高そうだ。」
「全額お金は払いますから店側に損はないです。」
「したの?」
「募金をお願いします。」
足りるからな。
チュートリアル分のお金が消えた。




