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勇者クレーマー ~神話レ○プ!鬼神と化したカーリー~  作者: 作者くんはハゲみたいなもんやし
蘇生編
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第四十一話「ふたちまるぅ……」

平山君を脅して刀を無料でオーダーメイドしてもらえることになった。

その際の素材はこの付近の山に生息するドラゴンから取れる胆石らしい。

どうせ中野君の指定素材にドラゴンが含まれているので、一石二鳥だ。


 軽く準備を済ませ、山へ向かう。

ドラゴンは1匹狩れれば問題は無い。

よって、集団で来られないようこやし玉を準備しておいた。(狩人並感)


「よし、ドラゴン解体ショーの始まりや。皆、見とけよ。」



 ◆◆◆



 半日かけて、山へ到着した。

魔眼で索敵するが、ほとんどのドラゴンが2匹以上で固まっている。

ここに生息するドラゴンはTレックスのような2足歩行の生物だ。

そこそこ足が速く、長い爪と太すぎる犬歯が特徴である。

さらに火ブレスを放つという極めて危険な存在だ。



 さらに半日を費やし、1匹のドラゴンを探すが見つからなかった為、

仕方なく、2匹のドラゴンを狙いこやし玉投げつける作戦に切り替えることにする。


 ドラゴン2匹の前に躍り出る。

その2匹はこちらに気づいて咆哮する。

ただの魔物ではありえないほどの威圧感。

並みの人間ならば1分とかからず殺される。


「なんや2匹して騒々しいな」


 手始めに1匹に向けてこやし玉をなげた。

顔面に命中させた時、ドラゴンが異常に反応し始めた。


「ぎゅっ! うーゎ! スタ丼…」


 追加でもう一個なげつける。


「う……ヴォエ、ヴォエ! ゲホゲホ! ヴォエ! ォェ…ヴォ…ヴォ…ヴォエエエ!!」

「ヴォースッゲ」


 こやし玉を受けた一体が嘔吐しながら逃げる様をもう一体は戦慄した表情でみていた。

そして完全に走り去ったのを見届けた後にこちらへ再度咆哮してきた。


 俺の刀はどちらも折れてしまっている為、無刀での戦いになる。

よって、まずは武器を無理やり作ることにした。



 ドラゴンは俺を踏み殺そうとのめちゃめちゃな踏みつけ攻撃を繰り返す。

速度も遅い、精度も悪いといいとこが無い。 俺はゆらゆらとかわす。


 あたらないと判断したドラゴンは次に切り裂こうと爪を振るってきた。

俺は紙一重でかわすと同時に魔力を込めた手刀で爪の側面を思い切り叩いた。


 「バキリ」と良い音を立てて爪が折れた。

ドラゴンが激痛に悶えてのたうち回る。


 俺は折れた爪を拾い上げ、全力でドラゴンの牙へ叩き付けた。

爪は粉々に砕けたが、牙も根元から折れた。材料一個収集やな。


 散々な目に合わされ怒り心頭のドラゴンは「もう許さねぇからなぁ?」と言わんばかりに体内で灼熱の火球が精製しはじめた。

直撃すれば鉄でも蒸発するんじゃない?(適当)くらいの温度だ。


 ドラゴンは俺に向けて容赦無く精製した火球を放つ。

その軌道は真っ直ぐ、最短距離を高速で走り俺に向かっていた。


未だ遠き純真(マダミダラ)


 俺はスキルを使い、火球を吸収した。

何が起きたのか全く理解できていないドラゴンは恐れをなして逃げ出した。

脱兎のごとくという言葉が非常によく似合う。


「力量の差に気付くのが、ちょっと遅かったんちゃう?」


 俺はドラゴンに一瞬で追いつき、その首に手を当てた。

お前の命、これから俺の魂として大切に使わせてもらうわ。


未だ遠き純真(マダミダラ)


 先ほどスキルで吸収した火球を放つ。

首から上は消し飛んでしまったが、牙は確保してるから大丈夫だろう。


 俺はドラゴンの肺、牙、胆石を持って町へ帰り、各鍛冶屋へ材料を渡した。

その2日後くらいに中野君から連絡が入った。


「フッ、お待たせしました」

「おお~ええやん。よかったわぁ、中野君に頼んでぇ~」

「有難う御座います」

「やっぱ~中野君のぉ~……技術を~……最高やな!」

「あっ、有り難う御座います」

「中野君もうまそうやな~ホンマ(ねっとり)」

「いえ、そんな、ちょっと……冗談はよしてくれ(タメ口)」



 俺はその後、「まぁまぁ、上出来やでぇ」と上から目線で告げたあと、

ちょうどよく平山君のところからも完成の連絡が来た為、そちらへ向かった。


「こちらになります」

「なんこれ?」


 平山君から渡されたのは真っ白な1本の刀だった。

そして、鞘から抜こうにも抜けない粗悪品。これはクレーマーとしてうずく。


「こんなんつっかえんわ! はぁつっかえ!」

「ははっ、なにをいうてるんですか」

「だって抜けないじゃん刀が!」

「時が来れば、抜けるときがきますよ」


 意味深なセリフを残して平山君が去っていった。

なんなんや。抜けない刀とかいらんねん。


「こんなんじゃ、切れないじゃんか!」



 俺はこの刀に"不断丸(ふたちまるぅ)"と名付け、

ひでを元に戻す手段を探る為、産みの親であるT・ドラゴン氏の元へ向かった。


不死鳥のごとく復活した作者君に拍手

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