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鬼人達の宴蒼 Bエンド 小さな笑顔へ

次はエンドBです。

まあエンドCは出しているから分かりますね。

誤字、脱字があったらすみません。

菫の魂を解放した雫達は池の近くにいた。

雫を心配してこっそり来たクラスメイトは帰り、月詠夫婦、天津、黄鬼、翼、勇吹、護、結花がいた。



要が結花の方に歩いて行った。

雫はなんとなくその意味を理解していた。

要が結花と話していた。いつも見ない真剣な顔、そして泣き出す結花。

全てを理解していた。

透は雫の頭を背中を擦った。

「…僕が雫を守るよ。」

「うん。」

「…じゃあ、私達はそろそろ帰るね。また何かあったら連絡して。」

「ありがとう。市村さん。月詠さんも天津さんも中村さんも火爪さんも五十嵐さんもありがとう。」

雫の言葉を聞くと翼達の姿が消えた。

「…行っちゃったね?じゃあ、また明日学校だから帰ろうか?」

雫達も家の方に向かった。

「じゃあまた明日ね。雫。」

「…また明日ね、要。二人共今日はありがとう。透もまた明日ね。」

「うん。今日はゆっくり休んでね。またね、雫。」

雫は二人と挨拶をすると家の中に入った。 「…おかえりなさい。雫。上手くいったのね?」

「うん。…今日は先にお風呂入るね?ちょっと池に落とされちゃった。」

「メール見たわよ。お風呂、沸かしているから入りなさい。…服も洗っておくから。」

雫はお風呂に入った。

そして着替え終わって台所に行った。

「今日は焼き肉丼よ。また鬼の皆を出してね?」

「うん。皆、ご飯だよ。」

またいつものように鬼が現れた。

『わー!美味しそう!いただきまーす。』

鬼達は嬉しそうに焼き肉丼を食べていた。 「…菫さんはどうなったの?」

「また生まれ変わる為に旅に出たんだ。暫く掛かると思う。」

星谷が雫の母親に説明していた。

「あの男の人は池の呪いが人の形をしていたみたい。…また人が呪われるとか言っていたのが気になったけどね。」

「あら、物騒ね。もしこの辺りの人なら助けてあげないとね。」

『ごちそうさまでした!』

「はい。明日の朝ご飯はピザよ。」

『はーい!』

鬼達は石に戻った。

「…お母さん。私、たぶん透君と付き合うと思う。」

雫は真剣な顔をして母親に言った。

「…そう。要君は?」

「たぶん、結花さんと付き合うと思う。要が結花さんに真剣な顔で話していて、結花さんが泣いた姿を見て思ったの。結花さんは鬼を持たない術師だから、要が結花さんの鬼になるんだなって。」

「…でも、今はまだ要君は雫の友達だから、ね。」

「うん。ごちそうさま。」

雫は返事をすると部屋に戻った。 夜、寝る前に窓を叩く音がした。 部屋の窓を開けると部屋の中に透が現れた。

「透?どうしたの?こんな時間に?」

「うん。早めに雫に話そうと思って。高校卒業したら、一緒に付き合って欲しくて来た。」

「…うん。要は中村さんと付き合うんだろうなって思っていた所。ただ、それは要が決めた事だから、それは良いと思う。それまで、三人で、ね?」

雫が言うと透は雫を抱きしめた。

「…雫、何回か抱き合ったね。雫から抱きしめてくれた事が多いけど、今日は僕。愛しているよ。」

「…うん。」




それから、三人の時間はすぐ終わった。

卒業式を終えて帰った後に雫の家に要から話があるとやって来た。

「雫のお母さん。いろいろありがとうございました。」

「うん。行ってらっしゃい。要君。」

真剣な顔をして言う要に雫の母が言った。


「…要君、あんた、見かけは大分変わったね。きっと逢うのはこれが最後ね。…行ってらっしゃい。」


「…雫。俺、これから結花さんと付き合う事にしたんだ。…だから、逢えなくなると思うから話に来た。」

「…なんとなく、分かっていたよ。あの時の要と中村さんの姿見たから。中村さんを守る鬼になるって決めたんだなって。」

「…ごめん。一緒にいるって約束、守れなくて。」

「…ううん。いつかこうなるかもって思っていたから。…でも、要は強くなったよ。心も。体も。もう私がいなくても大丈夫だよ。」

要は真剣な顔で泣いていた。

「…ありがとう。要。」

「…俺も。ありがとう、雫。さようなら。」 要と最後の言葉を交わした。 帰り道、隣の家のお婆さんが雫が泣いていたのでびっくりしていた。

「雫ちゃん!どうしたの!さっき、要君と一緒だったでしょ!」

「…要、好きな人が出来たの。私は透と付き合う事になった。だから、要が最後の挨拶に来たの。…もう、要は強くなったよ。…私がいなくても大丈夫。」

雫はそう言って家に帰った。

「…雫ちゃん。あんたは全然大丈夫じゃないよ…。」

家に帰ると雫は母親に抱きしめられた。

「…要と最後の挨拶、してきた。私はもう要のお姉さんは卒業。」

「…うん。いろいろあったね。」

その日の夜は石の鬼達は暫く戻らずに雫の肩を抱きよせていた。


数年後、要は結花さんと結婚した。

要はお医者さん、結花さんはフォトグラファー。

私は透が子供のオモチャを作る仕事をしていて、一緒にいろんな物を作っている。

石の鬼達は力を大分強くして実体化を長い事出来るようになったから分担して家の家事をしてくれた。

仕事が終わって雫は透と一緒に帰った。

「今日もお疲れ様、雫。」

「お疲れ様、透。今日も注文多かったね。」 「あははっ!でも、楽しいよ。気に入って写真載せている人もいるから。」

「うん。楽しそうにしていたね。」

二人で夜道を歩くと人気のない公園の前に出た。

「…雫。ちょっと寄り道しようか?…久しぶりに鬼の姿になろうかな。」

透は鬼の姿になった。普段変わる事はほとんど無い。

「久しぶりに透の鬼の姿を見た。私はどうかな?」

雫が意識を集中すると水の巫女の姿になった。

「雫のその姿。綺麗だから、僕、好きだよ。」

「…あははっ、照れるな。でも、透もカッコいいよ。」

二人はそう言って抱き合った。

こちらは元はCエンドでしたが、一番雫のやりたい仕事に近めかと思いました。

題名は仕事で子供に笑顔を与えるから。


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