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ドラゴン物語り  作者: kurokuro
帝国編
99/154

第80話 調査対象

お久しぶりです。

「ウッ。俺でも分かるぞ。ここヤバイな。」

あれから三十分くらいかけて跡地にやって来た。ここ、本当にヤバイ所だな。居てるだけで心臓がキュとなってくる。締め付けられているみたいだ。今思えばあのときは大分ハイだったからなぁ~今は無理だな。ウッ。吐き気までしてきた。

「大丈夫か? ゲン。あんまり無理するなよ。死ぬかも知れないぞ。まっ死なない程度に頑張れ。」

なんだよ死なない程度って。あと平気な顔して言うな、ニン。お前、苦しくないのか? ハハッまさかな。さすがのニンでもそこまで人間離れしてないだろう、、、な?

「ア? ああ、平気だぞこれぐらい。何とも思わないけど。ああでも、ちょっと体が重いとは感じるな。ん? もしかしてお前、"魔力感知"使ってないのか? 、、、そういやお前、まだ使えなかったな。逆に聞くけどお前、どうして今生きてんだ? 使ってなきゃ死ぬよな。どうして?」

こっちが聞きてぇよ! つか、死ぬのか! 使ってなきゃ! 嘘だろ! あれ? じゃあどうして俺は生きてんだ? う~ん。考えてもさっぱりわからないな。あれ? と言うかみんな使ってるんだね。ハカセは使えるのは知ってるけど、チヒロも使えるんだ。へぇ。やっぱり気になるな。どうして俺、生きてんだ?

「それゃあ、まぁ俺が助けてやってるからだ。」

おっと、この声はドラゴン! んで、何をしてるんだ?

「ほら、大分前に言ったろ。いじったって。体。ほら、あのとき。」

あの時か! 俺が初めてドラゴンとあった時か! あっそういえば言ってますね。はい。それとこれでどう関係してるの?

「ちょっと体に俺の魔力を重ねただけだ。簡単にイメージしやすく言うと今、お前は全身炎に燃やされている!」

死ぬじゃねぇか! 燃やしちゃてんじゃん!

「体に影響はねぇし周りにも影響を与えない。ただ空気中の魔力に影響を与える。魔力から体を守っているだけだ。今、思ったがお前が死ねば俺も死ぬからな。アッハッハッハ!」

何笑ってるんだろう、コイツ。自分が死ぬかも知れなかったのに。笑って終われるなんて。

「前を見ろ。お仲間が先に行ってるぞ。」

ん? おお、ありがとうな。意外とお優しいドラゴン。

「あったよ。おそらくこれが、"悪魔の祭壇"だ。」

"悪魔の祭壇"それは何時しか聞いた言葉。これが、調査対象。水の国から去るときはなかったのに、黒龍が自爆した場所にあった。俺は、何よりも先に、死を感じた。

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